高山真のレビュー一覧

  • エゴイスト

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    愛がエゴか純粋なものかって誰も明確に区別できないし、ただ愛することもそれだけで素晴らしいのではないかなと思ったけど、難しいな

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    2025年11月12日
  • エゴイスト

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    ネタバレ

    サブスクで映画を観て、これは原作を読まないと本質がわからないと思い手に取りました。

    本作のタイトルを『エゴイスト』とした著者のセンス。皮肉とも現実的とも取れる、自分に向ける視線の客観性。すごいを通り越して、脅威的ですらある。

    そして、これを演じ切った鈴木亮平さんと宮沢氷雨さんの演技力の高さ。原作を読んでも一切、印象が変わることがなかった再現性の高さに、おふたりの覚悟と原作へのリスペクトを感じました。

    浩輔と龍太、そして龍太の母は互いの存在に支えられ、そして互いの中に『母』を見て、過去の自分を癒し癒されて辛い現実とも向き合っていきます。

    人は他者との関係性の中でしか癒されないし、その中に

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    2025年11月01日
  • エゴイスト

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    ネタバレ

    (⚠映画の話もちょっと含む)

    同性愛について というよりも
    "その事情は踏まえておいて"
    という軸で、
    それよりも際立つ 人間味の生々しさ みたいなものの描き方に
    とても気持ちをつかまれた。

    本には描かれていなかったけれど
    主人公·浩輔を演じる鈴木亮平と、龍太演じる宮沢氷魚が
    動画を撮りあったり、
    仕事で疲弊して泥のように眠る龍太に ハンドクリームを塗ったりするシーンがある。

    このシーンがとても好きだったのだけど
    映画オリジナルだったのかなあ…。

    普段 インスタントのような、沸いては消えていく範囲にある漫画を読み捨てるように読んでいて(失礼⚠️)、
    「そこに愛はあ

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    2025年10月01日
  • エゴイスト

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    実母の喪失を他人の母子で代替する事はエゴなのかというお話
    
    以下、公式のあらすじ
    --------------------
    「愛した彼は体を売って、生きていた」
    
    2023年初春、本作品の映画化が決定。出演は鈴木亮平、宮沢氷魚。文庫版には鈴木亮平の特別寄稿を収録。
    
    「母が死んで、『死にたい』と思っていた僕の何かは死んだ」。14歳で母を亡くした浩輔は、同性愛者である本当の自分の姿を押し殺しながら過ごした思春期を経て、しがらみのない東京で開放感に満ちた日々を送っていた。30代半ばにさしかかったある日、癌に冒された母と寄り添って暮らすパーソナルトレーナー、龍太と出会う。彼らとの満たされた日々

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    2025年09月25日
  • エゴイスト

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    他人の生き方を尊重するためには何が必要だろうか?
    他人を知ること?生活を知ること?それとも他人のすべてを肯定すること?
    私は、一定間隔の距離感だと思う。
    そのためには、他人のことを視野に入れられる余裕とほんの少しの無関心が必要なのかもしれない。

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    2025年09月25日
  • エゴイスト

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    映画もみたい。
    愛が何だかわからない。
    なんて言葉をかけてあげたら良いのかわからない。
    わからないけれど、確かに浩輔は母のことを、龍のことを愛していたと思う。思い出を、時間をお金で買うことはエゴかもしれないけど、愛でもある。

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    2025年09月23日
  • エゴイスト

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    自分はまだ本気で他人を愛し愛されたことは無いと思う
    だからこの本の浩輔さんの行動を愛と呼べるのかそれともエゴと呼ぶのかは分からない。
    だけど、浩輔さんが龍太さんや龍太さんのお母さんに与えてきたものは愛してたがゆえ起きた母性本能的なものでは無いかと思った。たとえ浩輔さんが自分の行動をエゴでは無いのかと感じても、受け取った側が愛だと感じたのならばそれが1番だと思う。

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    2025年07月28日
  • エゴイスト

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    映画は鑑賞済。

    龍太くんのお母様が相当できた人。
    後半からラストに向かって涙が止まらなかったです。
    所謂同性愛の話ではあるけど、直接的な表現はほぼないに等しく読みやすい。また映画が観たくなりました。

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    2025年07月21日
  • エゴイスト

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    これが自伝的私小説だとしたら、
    本人がこの愛の形をエゴイストと読んでいるのが悲しい。

    お金を渡していたけれど
    確かにそこは愛はあったし、
    龍太も救われていただろうし
    お母さんも愛を感じていただろうから。


    映画だけではなく、本で読めてよかった。
    映画では、何でそこまでお金を渡しているのだろうか、
    と思ったけど、
    愛を感じたから。

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    2025年06月01日
  • エゴイスト

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    ネタバレ

    エゴな愛し方って相手にとっても自分にとっで不幸か幸せか。本作は肯定的な希望を持っている作品だと思う。

    しかし、少しドラマチックに描かれすぎなのではという印象も受けた。もちろん、創作物なのであるからリアルに則する必要はないのであるが、ここまで綺麗な関係を紡げるものだろうか。自分が歪んだ見方をしていまっているのだろうとも思うが。

    情景描写の目の付け所が際立って魅力的。文章表現も淀みなく読み進められる筆運びで読者を惹きつける。テーマが作者個人の経験とどうしても紐づけて考えてしまうが、小説としての作品完成度がとても高い。

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    2025年05月28日
  • エゴイスト

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    映画を観たら原作を読みたくなって
    鈴木亮平の演技がめちゃくちゃ良く
    とにかく映画も泣いたけど
    原作はもっと現実的で泣いた

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    2024年11月23日
  • エゴイスト

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    男性同士の恋を、家族を、そして愛についてこれだけ
    深く伝えてくれる小説は他にないと思います。

    久しぶりに読み終わったあと「あ、もう終わりか…」と余韻とともに寂しさのようなものを感じることができました。

    これを読んだからといって同性愛者の方の気持ちや、
    これまでの境遇なんかが分かる訳でもない。

    その人たちをとりまく家族や友人の気持ちがわかる訳でもない。

    ただこれまで知らなかった形の愛があるということを知ることはできます。

    知識や経験もそうだけど、すぐに役立つとは限らないしすぐに血肉になるとも限らない。でも、生きていればどこかでその「知ったこと」は活きてきます。

    「理解」とはそういう知

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    2024年09月25日
  • エゴイスト

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    ネタバレ

    ブリアンさんが宣伝しているのを見て、読み始めました。
    同性愛の話かなと思っていましたが、母親への懺悔の話でした。
    自身のセクシャリティに対する苦悩や親の気持ちなどが繊細に表現されています。

    愛について考えさせられるストーリーでした。

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    2024年07月24日
  • エゴイスト

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    ネタバレ

    先に映画を観た。凄まじい衝撃で、わたしの人生に大きく食い込む作品だと思った。これは原作も読まなきゃと手に取って、あっという間に読んでしまった。ぜひ映画とセットでみてほしい。胸がぎゅうっと締めつけられて何も言えなくなる。いろんな愛が詰まっていて、それはすべてエゴかもしれないし、ほんとの愛なのかもしれない。そんなことは誰にもわからない。愛は目に見えない。形もない。受け手によって如何様にも変わってしまう。もしかしたら窮屈で重い鎖のようなものだったのかもしれない。何度も躊躇って、祈るように反芻して、ああすればこうすればよかった、とか、そういうものばっかり溢れてくる。いなくなってから聞くことはできない。

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    2024年04月07日
  • エゴイスト

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    「エゴイスト」は映画化され、評判が良かったのでずっと気になっていた。
    同性愛の切ない内容だと思って読み進めたが違っていた。いや、違ってはいないが家族愛がテーマの作品だと思う。

    大切な人の為にしてきた事は愛なのかエゴなのか…自問自答する主人公。浩輔(高山真さん)に言いたい。エゴではなく愛です。と





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    2024年03月26日
  • エゴイスト

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    純粋な幸せ、悲しみ、怒り、苦しみに溢れた作品でした。不器用で優しい登場人物の皆さんが…とても愛おしく、素晴らしい存在に思えてやみません。心がカサカサした時に再読すると思います。

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    2024年01月27日
  • エゴイスト

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     「あなたのためを思って」というのは間違い。実は自分が安心したいから、自分がそうしたいからというエゴなのだ、ということは前から百も承知であった。しかしこの本を読んで、相手に何かを与えるのと同時に、相手から何がしかを奪ってしまうこともあるのだと初めて知った。奪ったものとは?それはこの物語の場合「プライド」だったのかと思う。浩輔が与えれば与えるほど、龍太たちはお礼を言いながらも苦しそう。浩輔は善意でやっているので余計タチが悪い。浩輔がそれに対し、龍太たちへ「見返り」を求めていなかったことはまだマシだった。
     どこかに書いてあったと思うけど、愛は時として「毒」にもなってしまう。自分自身、最も大切な人

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    2023年12月12日
  • エゴイスト

    購入済み

    10年ぶり

    数十年ぶりに本を読みました。読みたいものがなかったから読んでいなかったが正しいですが、この本は読んでみたいと思いました。知ったのは映画化されたことをきっかけですが
    気づいたときには公開してから1ヶ月経った後で、上映されている映画館を調べることすら億劫に感じ原作であるこの本を読みました。

    僕自身セクシャルについて悩んでおりまだ見つけれていません。
    歳も今27歳で、若い時には同じく売り専をしたこともあります。
    お金が欲しいとか、SEXが好きとかではなく
    自傷行為に近いものだったと思います。
    ただ現実問題借金などの返済のために
    寝る間も惜しんで働いていました。
    その時は死にたいと

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    2023年03月05日
  • エゴイスト

    ネタバレ 購入済み

    おもしろかった

    正直もっとどくどくとした作品なのではないかと思っていたがすごく美しい作品だった。わたしは男が好きか女が好きかよりも人間的な魅力がある人なら愛してしまうのはしょうがない。逆にそちらの方が人間の本能なのではないかと思っているので、この作品は多くの人に読んでもらいたいなと思う。

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    2023年02月27日
  • エゴイスト

    購入済み

    エゴってなに。

    映画を観てから小説を読みました。
    どちらかでも見れば鈴木亮平さんがインタビューで同性婚を法制化してほしい。と言った意味がわかると思います。
    異性であれば自然な事も同性ならただのエゴ、もしくは無かった事にされるのは不自然です。
    人の根底は変わらないかもしれないけど、もっと広い目で世界を見てほしい。

    #切ない #深い #泣ける

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    2023年03月18日