高山真のレビュー一覧

  • エゴイスト
    先に映画を観た。凄まじい衝撃で、わたしの人生に大きく食い込む作品だと思った。これは原作も読まなきゃと手に取って、あっという間に読んでしまった。ぜひ映画とセットでみてほしい。胸がぎゅうっと締めつけられて何も言えなくなる。いろんな愛が詰まっていて、それはすべてエゴかもしれないし、ほんとの愛なのかもしれな...続きを読む
  • エゴイスト
    「エゴイスト」は映画化され、評判が良かったのでずっと気になっていた。
    同性愛の切ない内容だと思って読み進めたが違っていた。いや、違ってはいないが家族愛がテーマの作品だと思う。

    大切な人の為にしてきた事は愛なのかエゴなのか…自問自答する主人公。浩輔(高山真さん)に言いたい。エゴではなく愛です。と

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  • エゴイスト
    純粋な幸せ、悲しみ、怒り、苦しみに溢れた作品でした。不器用で優しい登場人物の皆さんが…とても愛おしく、素晴らしい存在に思えてやみません。心がカサカサした時に再読すると思います。
  • エゴイスト
     「あなたのためを思って」というのは間違い。実は自分が安心したいから、自分がそうしたいからというエゴなのだ、ということは前から百も承知であった。しかしこの本を読んで、相手に何かを与えるのと同時に、相手から何がしかを奪ってしまうこともあるのだと初めて知った。奪ったものとは?それはこの物語の場合「プライ...続きを読む
  • エゴイスト
    私の人生作品になりそうなくらい心を揺さぶられた一冊。読後しばらく考えすぎて、エゴイストシンドロームになりました…笑

    タイトルがまた秀逸で、その意味がわかった時辛かった。
    自叙伝ということで、著者の高山さんには「それはエゴではなく愛でしょう」とお伝えしたいな。

    何度も何度も読みたい、大切な作品。
  • エゴイスト
    こんなことを言うと薄っぺらい言い方になるが、普通に生きたくても生きられない人の、やるせなさが伝わってきた。普通に生きられないからこその、ピュアさも感じた。

    因みに仏教では、施しをする側もされる側もどちらも修行です。むしろ、自分の至らなさを受け入れなければならないため、施しを受ける側の方がより高度な...続きを読む
  • エゴイスト
    電車の中で泣いてしまった。
    悲しみや辛さを温かい手でゆっくり握ってもらうような
    その温かさにまた涙溢れるような祈りのようなお話。
    どうか今皆がみたされた場所にいる事を願います。

    映画から観たんですが、映画もむちゃくちゃ良かった。
  • エゴイスト
    なんか表紙これじゃなかったけど同じ本みたいなのでこれで登録しておく。
    龍太に自分を重ねた浩輔が龍太の死によって見守りポジションから当事者になって直球で妙子さんに救われるという流れが壮大なドラマだった。これ自伝的小説なの…嘘だろ…
    不謹慎だけど高山さんが亡くなっている現実もこの本の続きに付け足して勝手...続きを読む
  • エゴイスト
    映画の宣伝で興味を持ち、読みました。
    同性愛の話がずっと続くのかと思ったら、タイトルの通りでした。それでいて、愛とはなんなのか、読むたびに心に沁みる、本当に素敵な本でした。
    大好きな本になりました。
    巻末の、映画で主人公を演じた俳優、鈴木亮平さんの言葉も素敵でした。良書です。
  • エゴイスト
    愛です。
    高山さん、これは愛ですよ。

    先に映画は観ていたので筋は知っていたのだが、原作は又映画とは違うので読んで良かったと思います。

    中盤辺り、美容院で施術中に読んでいたのですが涙を堪えるのに必死でした。

    フォントも大きくて直ぐに読めてしまうだろう事は明白でしたが、何だか気軽に読んではいけない...続きを読む
  • エゴイスト
    すごい破壊力だった。電車の中で読んでて後半は特に危うく何度も嗚咽しそうになった。著者の表現力の豊かさに圧倒された。
    映画がとても良かったのですぐに買って鞄に入りっぱなしだったのを半年ぶりくらいに読み始めたらちょうど良い具合に映画の記憶も薄れていて、改めて新たな気持ちで味わうことが出来た。ただ、映画主...続きを読む
  • エゴイスト
    同性愛を取り扱う小説は、もしかしたらこの本が初めて。「同性愛の話」というイメージの強さから少し近よりがたく感じ、名前は知っていたけれど内容は全く知らなかった。

    でも読んでみると、素晴らしかった。感動した、とか泣けた、とかそんな軽い言葉で済ませたくないけれど、この気持ちに見合う表現が見つからない。
    ...続きを読む
  • エゴイスト

    10年ぶり

    数十年ぶりに本を読みました。読みたいものがなかったから読んでいなかったが正しいですが、この本は読んでみたいと思いました。知ったのは映画化されたことをきっかけですが
    気づいたときには公開してから1ヶ月経った後で、上映されている映画館を調べることすら億劫に感じ原作であるこの本を読みました。

    僕自...続きを読む
  • エゴイスト

    おもしろかった

    正直もっとどくどくとした作品なのではないかと思っていたがすごく美しい作品だった。わたしは男が好きか女が好きかよりも人間的な魅力がある人なら愛してしまうのはしょうがない。逆にそちらの方が人間の本能なのではないかと思っているので、この作品は多くの人に読んでもらいたいなと思う。
  • エゴイスト
    小説を読んで久しぶりに泣いた。

    たかがお金。されどお金。身近な人の収入や貯金を知ってしまうとその人への見方が変わる。ましてや同居したり援助したりとなると、出してもらう方が辛くなることもあるかもしれない。

    愛かエゴか。この二つは正反対のようで共存している。もしくは全く同じ物だけど、捉える人によるだ...続きを読む
  • エゴイスト

    エゴってなに。

    映画を観てから小説を読みました。
    どちらかでも見れば鈴木亮平さんがインタビューで同性婚を法制化してほしい。と言った意味がわかると思います。
    異性であれば自然な事も同性ならただのエゴ、もしくは無かった事にされるのは不自然です。
    人の根底は変わらないかもしれないけど、もっと広い目で世界を見てほしい...続きを読む
  • エゴイスト

    映画でも涙が止まらなかった

    浩輔が龍太を「買う」ところまで、想像はついていた。
    しかし物語は、浩輔と龍太、龍太の母、三人の物語になっていく。

    映画化により、セクシャリティを表現することへの注目が集まる本作だが、本質はそこではないと思う。

    現に、浩輔も龍太も自分のセクシャリティに強く悩むシーンは少ない。そう見せてい...続きを読む
  • エゴイスト

    良い作品に出会えて良かった

    「龍太が亡くなり浩輔が沢山泣く」この場面で号泣してしまいました。特に龍太のお母さんが龍太と浩輔の関係に気づいていたと明かしている辺り、、、涙が止まりませんでした。
    最後の終わり方、先が気になりました。

    P.S.みんなが、家族が、出会えていますように。
  • 【無料】『羽生結弦は助走をしない』 ~羽生結弦を語り足りない~

    素晴らしい内容

    冬の大会やオリンピックで活躍し続ける羽生選手は、常に自分を上回る力を出そうと努力しています。この作品はそんな彼の努力を第三者目線から描いたもので、羽生選手にとってはスケートの順位に固執するよりも、いかに高い得点と高いレベルの技を目指すかという思考のほうが常に上回っており、並々ならぬ執念を感じます。
  • 羽生結弦は助走をしない 誰も書かなかったフィギュアの世界
    フィギュアスケートファンの中で、雑誌などではなく新書なのに、めちゃくちゃ評判が高いのをしりつつ読んでいなかった一冊。
    素晴らしかった。

    この方ほど、こんなにも、精緻に大胆に愛を込めてフィギュアスケートを日本語にしてくださる人はいないだろうと思った。
    お亡くなりになっていたのも知っているだけに残念な...続きを読む