高山真のレビュー一覧
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純粋な幸せ、悲しみ、怒り、苦しみに溢れた作品でした。不器用で優しい登場人物の皆さんが…とても愛おしく、素晴らしい存在に思えてやみません。心がカサカサした時に再読すると思います。Posted by ブクログ
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私の人生作品になりそうなくらい心を揺さぶられた一冊。読後しばらく考えすぎて、エゴイストシンドロームになりました…笑
タイトルがまた秀逸で、その意味がわかった時辛かった。
自叙伝ということで、著者の高山さんには「それはエゴではなく愛でしょう」とお伝えしたいな。
何度も何度も読みたい、大切な作品。Posted by ブクログ -
電車の中で泣いてしまった。
悲しみや辛さを温かい手でゆっくり握ってもらうような
その温かさにまた涙溢れるような祈りのようなお話。
どうか今皆がみたされた場所にいる事を願います。
映画から観たんですが、映画もむちゃくちゃ良かった。Posted by ブクログ -
映画の宣伝で興味を持ち、読みました。
同性愛の話がずっと続くのかと思ったら、タイトルの通りでした。それでいて、愛とはなんなのか、読むたびに心に沁みる、本当に素敵な本でした。
大好きな本になりました。
巻末の、映画で主人公を演じた俳優、鈴木亮平さんの言葉も素敵でした。良書です。Posted by ブクログ -
浩輔が龍太を「買う」ところまで、想像はついていた。
しかし物語は、浩輔と龍太、龍太の母、三人の物語になっていく。
映画化により、セクシャリティを表現することへの注目が集まる本作だが、本質はそこではないと思う。
現に、浩輔も龍太も自分のセクシャリティに強く悩むシーンは少ない。そう見せてい...続きを読む -
「龍太が亡くなり浩輔が沢山泣く」この場面で号泣してしまいました。特に龍太のお母さんが龍太と浩輔の関係に気づいていたと明かしている辺り、、、涙が止まりませんでした。
最後の終わり方、先が気になりました。
P.S.みんなが、家族が、出会えていますように。
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冬の大会やオリンピックで活躍し続ける羽生選手は、常に自分を上回る力を出そうと努力しています。この作品はそんな彼の努力を第三者目線から描いたもので、羽生選手にとってはスケートの順位に固執するよりも、いかに高い得点と高いレベルの技を目指すかという思考のほうが常に上回っており、並々ならぬ執念を感じます。
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フィギュアスケートファンの中で、雑誌などではなく新書なのに、めちゃくちゃ評判が高いのをしりつつ読んでいなかった一冊。
素晴らしかった。
この方ほど、こんなにも、精緻に大胆に愛を込めてフィギュアスケートを日本語にしてくださる人はいないだろうと思った。
お亡くなりになっていたのも知っているだけに残念な...続きを読むPosted by ブクログ -
高山さん、ありがとうございました。
最後のエッセイを引用します。
特設エッセイ 羽生結弦は捧げていく 第24回
高山真さんからのご挨拶 2020.10.5
拙著「羽生結弦は助走をしない」を発表してから、自分では予想もしなかった数の読者の皆様にお読み頂き、物書きとして...続きを読むPosted by ブクログ