柳瀬みちるのレビュー一覧
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亡き人のことをいつも考えている主人公ごウジウジしてるなあ…とその辺は気が合わない。料理モノは嫌いじゃないんだけれど。
第1話 二人の子供と妻を残して亮さんは心筋梗塞で亡くなる。マジカルおにぎりと名付けられたおにぎりのレシピを探してもらえるよう、おもいでホームクッキングではレシピを模索する。
第2話 野川は母が火事で亡くなって以来火が全くダメだ。ファミレスのバイトで厨房に入れなくてクビになったところで、料理教室に採用された。父は生きていて、再婚して娘がいる。幸せになった父を許せない。
今度はカフェオレの依頼。
第3話 今度は恩師のらっきょう漬け。
第4話 猫の入れるアパートを探さねばならなくなったので、やめると津田山に告げると、最後に亡き妻の作ったレッドカレーのレシピを探してほしいと頼まれる。 -
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柳瀬みちるさんの日常の謎(料理)推理小説ですね。
鎌倉八幡宮近くの木立ざわめく石段を登ると現れる古民家。「つだやまホームクッキング」。
料理教室なのだが、もう一つの顔がある。故人のレシピを再現すると言うものだ。
母親を亡くして、沈み込んでいた野川は、料理講師の津田山に見込まれて、「つだやまホームクッキング」にアルバイトで勤務する事になる。
津田山は、野川の味覚の鋭さに注目したのだ。
「思い出のレシピ」の謎解きと、心温まる人間ドラマと感動の物語です。
目次
プロローグ
第一話 パパのまじかるおにぎり
第二話 あの子のカフェオレ
第三話 先生のらっきょ漬け
第四話 家族みんなのカレーライス
エピローグ
柳瀬みちるさんの作品は、柔和な心遣いと人情話にあふれているので、楽しみな作家さんですね。
もう一つ、猫好きの作家さんなので、猫がアクセントで物語を和らげてくれるのが嬉しいです♬
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喫茶ソウセキシリーズ2作目
前作よりスパイスも効いて旨味、コクも増して面白かった。
タイトルにもあるようにカレー専門店ではなく喫茶店なのに周囲からはカレー屋さんと間違えられているところ笑える。
まぁ、メインのメニューが文豪カレーだからしょうがないよね。
謎解きも文豪や文豪の作品が隠し味として巧く絡み合い好奇心をかきたてられる。
特に本書で紹介される文豪の本や小ネタが面白くて私の大好物。
今回は太宰治や林芙美子、坂口安吾、コナンドイルらで、不思議なことに本書を読む前にネットで林芙美子の『放浪記』を検索していたところにちょうど『放浪記』が紹介されたのでビックリ!もうこれは林芙美子読むしかないかな。
ということで、特に良かったのが林芙美子の章
「刻んで炒めて放浪記」。原稿の真贋、言葉の時代性など興味深い内容でした。
もう一つ本書で面白いのがカレーだ。
ただのカレーではなく文豪をモチーフにしたカレーがでてくるのだからワクワクしてしまう。
今回は太宰治の『正義と微笑』をテーマにした太宰カレーかな。
リンゴをたっぷり使ったカレーポットパイ、美味しそう。
カレーの描写もリアルで臭いまでしてくる。と思ったら娘が後ろでカレーを食べてた。(笑)
太宰治の『正義と微笑』、林芙美子の『放浪記』が読みたくなった。
また積ん読が増えてしまう。
とりあえず今日の夕飯はカレーにしよう。
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文豪と古書の話は私の大好物の一つです。
さらにカレーと謎解きのスパイスも
きいている。
もう、読書心と胃袋を鷲掴みされました。
でも、なぜ神保町といえばカレーなのだろう?
調べてみたら、明治時代に大学が多く創設されて書店が増えたことから、本を片手にスプーン一本で簡単に食べられるということで需要が高まった様です。本の虫のおかげかな。
本の聖地でカレーの激戦区でもある神保町で喫茶ソウセキの店主千晴と、ある事件がきっかけで書けなくなった小説家の葉山が古書やカレーに携わる謎を解いていく物語。
全4話の短編で各話ごとに文豪や名作、カレーが絡んでいて作家の謎、暗号、パクり疑惑等、謎が次から次へ湧いてくるから夢中になってしまう。
文豪や名作のエピソードも意外な一面があったり知らない作品もあり興味を惹かれる。
気付かないだけでいろいろなオマージュも織り込んでいるかもしれない。
各章ごとに文豪に因んだカレーの種類が増えて
いき、「漱石のことを何も知らない」と言っていた葉山もすっかり餌付けされ胃袋を掴まれてしまった変わりようには笑える。
やはり美味しい食べ物には勝てないよね。
スパイスの香りがしてきそうなカレーの細かい描写にも食欲をそそられ、どのカレーが食べたいか迷ってしまう。
う~ん、やっぱり正岡子規の「思ひ出カレー」かな。
柿が入っているのがほんのり甘くて美味しそう。
前半で気にもとめていなかったことが最後は繋がっていて驚かされました。
宝も意外だったし。
案外、千晴が葉山から掴んだのは胃袋だけじゃなかったかも、なんて勝手に妄想したりして。
白浜先生のその後も気になるし。
結局、千晴がラストでいったように、みんな「迷へる子」(ストレイ シープ)だったのかな?なんて気がします。
続編はどんな文豪や名作、カレーが出てくるのか楽しみです。
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ネタバレ旅のお供として。初読みの作家さん。こういう文庫に多い、食べ物が出てきて、日常の謎系の連作短編集って読んだ端から頭に何も残らないよな、と思いつつ読んだけど、意外と面白かったわ。ちょうど別の明治・大正の文豪ものと並行に読んだのもあるかも。主人公の決断力のなさにはほんとにイライラするし、そんなやつが店を開くなんてできるか?と思ったり。あと父との確執の話は結局明かされないのかとか。まさか連れ子だからってのは理由にならないでしょ。もしかしてこれも続編が出てるのか?今調べたらちゃんと出てたわ。正直文豪に詳しくはないし、ちゃんと読んだこともほぼないし、カレーもそんなに好きではないけど、それでも思ったよりは面白かった。と失礼な感想だわ。
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面白かったです。一章ずつ、と思ったんですが、三章、四章、、読んでしまいました。愉しい時間が終わってしまいました。(´・_・`)
前作も好みでしたが、より面白く感じられました。
文豪にちなんだカレーはどれも美味しそうですね〜。古書の絡む謎解きミステリ、丁度良いスパイス加減の愉しい読書時間でした。
謎は徐々に解けていきますので、ネタバレしないように汗、少しだけご紹介しますね。
古書の街神保町にある喫茶ソウセキ。カレー店ではないんですが、看板メニューの漱石カレーが人気でカレー店と思われているところがあります。(店の開業からメニュー考案に至る経緯は一作目『文豪カレーの謎解きレシピ』で。)
喫茶ソウセキの店主緒川千晴と、店舗ビルのオーナーで店の常連「イケメン小説家」?の葉山さん。
今回は葉山さんが雑誌の企画で、「私の行きつけ」として喫茶ソウセキを紹介した流れがあり、店への嫌がらせが増え続ける事態が発生、犯人探しへと展開して行きます。ネットでの煽り、誹謗中傷や店舗への嫌がらせなど、被害を受けているお店のことを思うと胃が痛くなってしまいますね、、。
犯人が特定され、落ち着くかに思われた後も、店舗への嫌がらせの電話は続きます。(途中、心労で千晴がお店で倒れてしまうところもー。( ; ; ))そして、事態は別の事件(謎)へと展開していきます。そこにはより根深い問題が絡んでいて、ある人物の過去の想い出にも繋がっていきますー。
今作も太宰治、林芙美子「放浪記」、坂口安吾、コナン・ドイル「シャーロック・ホームズ」の文豪ネタも盛り沢山で、カレー創作のヒントや謎解きのヒントになっていて楽しめます。
次作では、白浜イズミさんが登場するようですね〜
楽しみに待ちたいと思います。(*´︶`*)
(ひだまりトマトさん、面白かったです♪) -
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『神保町・喫茶ソウセキ』の二冊目ですね。
日常の謎の古書と「文豪カレー」の謎解きです。
前作を読んで、三年立って、やっと続卷がでました。
連作短編の四話とエピローグです。
目次
第一話 正義と微笑にスパイスを一匙
第二話 刻んで炒めて放浪記
第三話 桜の森の満開の下で煮込んだら
第四話 白銀号と、黒いカレーで祝宴を
エピローグ
第一話は、太宰治をもじった「大辛シムロ」がYouTubeで「喫茶ソウセキ」と作家の葉山を中傷し、『天罰を与えよ!』との声に呼応して、嫌がらせが始まる。シェフの千晴と葉山は、事の真相を調べる事に……? 太宰治の本に纏わる謎も……?
太宰治カレーも登場します!
第二話は、「大辛シムロ」が持っている「林芙美子の放浪記」の直筆原稿の真贋の謎を、解明することに
。嫌がらせを終わらせる為に、ちびまる子ちゃんと葉山は「古書亡羊」の谷崎に協力を求めるが……?
林芙美子の本の謎解きも……?
林芙美子カレーも作れます!
第三話は、シムロの嫌がらせは、終わりを告げたと思ったら、漱石カレーの転売事件が勃発。転売阻止のために奔走する、千晴と葉山。どうやら、事の真相は、「古書亡羊」の谷崎が関わっているらしい?
坂口安吾の本の謎解きも……?
坂口安吾カレーが登場します!
第四話は、「古書亡羊」の谷崎が、どうやら文豪の直筆原稿を偽造している疑惑が浮上する。谷崎は、否定するが、千晴と葉山は真相を調べる事に……?
シャーロック・ホームズの本の謎解きも…?
黒カレーの謎解きも…?
面白かった。文豪の謎解きもさることながら、次々と「喫茶ソウセキ」をめぐる事件で、人間模様が交錯し、ユーモアと人情盛り沢山で、興味は尽きない。
次回作は、何時になるかわかりませんが、待ち遠しいですね。 -
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日常の謎の学園青春ミステリーですね。
『樫乃木美大の奇妙な住人』の二巻目です。
引っ込み思案だが、純粋でまっすぐな性格の長原あざみは、なかなか友だちが出来ない性格、いわゆる「ぽっち」なのだが、先輩の梶谷七唯が作った「カジヤ部」で個性豊かな部員たちと共に、樫乃木美大で起きた謎を解く。
梶谷が部長を引退したので、あざみが新部長になり、部員といっても四人しかいないのだか、ユーモアたっぷりに人間模様を描き出して謎解きに奔走する。
目次
プロローグ
第一話 モナリザはサッカーシューズを夢に見る
第二話 イシュタルの末裔
第三話 妖精たちは夜空に騒ぐ
第四話 頂の、その先へ
エピローグ
あざみの一生懸命が微笑ましく、のほほんとしてとぼけた梶谷が名推理を展開する。橘真一郎の武骨だが、あざみを優しくホローする姿も謎解きにに欠かせない。マイペースの伊勢方理音も漫画を制作するかたわらで、謎解きにもせっせっと足を運ぶ。キャラクターがとてもよく描かれていて、ストーリー展開もスムーズで読んでいて気持ちが良いですね。
新たに文系サークル自治委員長の千坂基が加わって(かなりの変わり者)、物語はさらに面白味を増しています。梶谷と千坂のいがみ合いが漫才のようで、ユーモアに拍車をかけています。
次回作が気になるのですが、まだ確認をしていないので、出来ればシリーズ物になって欲しいですね。