【感想・ネタバレ】樫乃木美大の奇妙な住人 白の名画は家出するのレビュー

あらすじ

謎解きが主活動のカジヤ部に、自分の居場所を見つけた大学生のあざみ。聡明だが天然な元部長の梶谷の知恵を借りつつ、樫乃木美大内で起こる厄介な問題に挑むが、有名画家の名画紛失事件が起きて……。

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Posted by ブクログ

日常の謎の学園青春ミステリーですね。
『樫乃木美大の奇妙な住人』の二巻目です。
引っ込み思案だが、純粋でまっすぐな性格の長原あざみは、なかなか友だちが出来ない性格、いわゆる「ぽっち」なのだが、先輩の梶谷七唯が作った「カジヤ部」で個性豊かな部員たちと共に、樫乃木美大で起きた謎を解く。
梶谷が部長を引退したので、あざみが新部長になり、部員といっても四人しかいないのだか、ユーモアたっぷりに人間模様を描き出して謎解きに奔走する。

 目次
 プロローグ
 第一話 モナリザはサッカーシューズを夢に見る
 第二話 イシュタルの末裔
 第三話 妖精たちは夜空に騒ぐ
 第四話 頂の、その先へ
 エピローグ

 あざみの一生懸命が微笑ましく、のほほんとしてとぼけた梶谷が名推理を展開する。橘真一郎の武骨だが、あざみを優しくホローする姿も謎解きにに欠かせない。マイペースの伊勢方理音も漫画を制作するかたわらで、謎解きにもせっせっと足を運ぶ。キャラクターがとてもよく描かれていて、ストーリー展開もスムーズで読んでいて気持ちが良いですね。
新たに文系サークル自治委員長の千坂基が加わって(かなりの変わり者)、物語はさらに面白味を増しています。梶谷と千坂のいがみ合いが漫才のようで、ユーモアに拍車をかけています。
 次回作が気になるのですが、まだ確認をしていないので、出来ればシリーズ物になって欲しいですね。

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2024年07月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

瞬間接着剤って紙とか布ってダメなんだ。使おうと思ったことないけど知らなかった。画材関係のゴミが原因の火事って関係者にはあるあるなのかしら。それはともかく、モデル探しが転じてストーカーもどきもありそう。

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2017年03月13日

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