あらすじ
レシピに宿る思い出、心動かす美味しい物語。
美味しく、前を向く。
もう二度と会えないあの人の、大切な味をもう一度。
ここは鎌倉・つだやまホームクッキング。
鶴岡八幡宮手前を曲がり、木立ざわめく石段を登ると現れる古民家、「つだやまホームクッキング」。母を亡くしてからモノクロの日々を過ごす野川智也は、講師の津田山とその息子・心路からスカウトされ、この料理教室でアルバイトをすることに。
ここでは故人のレシピを調査・再現するコースがあり、「あの味にまた会いたい」と願う人々が訪れる。夫が娘たちに作っていた「まじかるおにぎり」、バリスタを目指していた青年が両親に淹れた「ケーキのような」カフェオレ、厳格な恩師が同窓会に差し入れた独特ならっきょう漬け……。やがて野川は、津田山にも長年探している味があると知り……。
レシピに宿る思い出に、きっと涙する。心動かす美味しい物語。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
亡き人のことをいつも考えている主人公ごウジウジしてるなあ…とその辺は気が合わない。料理モノは嫌いじゃないんだけれど。
第1話 二人の子供と妻を残して亮さんは心筋梗塞で亡くなる。マジカルおにぎりと名付けられたおにぎりのレシピを探してもらえるよう、おもいでホームクッキングではレシピを模索する。
第2話 野川は母が火事で亡くなって以来火が全くダメだ。ファミレスのバイトで厨房に入れなくてクビになったところで、料理教室に採用された。父は生きていて、再婚して娘がいる。幸せになった父を許せない。
今度はカフェオレの依頼。
第3話 今度は恩師のらっきょう漬け。
第4話 猫の入れるアパートを探さねばならなくなったので、やめると津田山に告げると、最後に亡き妻の作ったレッドカレーのレシピを探してほしいと頼まれる。
Posted by ブクログ
柳瀬みちるさんの日常の謎(料理)推理小説ですね。
鎌倉八幡宮近くの木立ざわめく石段を登ると現れる古民家。「つだやまホームクッキング」。
料理教室なのだが、もう一つの顔がある。故人のレシピを再現すると言うものだ。
母親を亡くして、沈み込んでいた野川は、料理講師の津田山に見込まれて、「つだやまホームクッキング」にアルバイトで勤務する事になる。
津田山は、野川の味覚の鋭さに注目したのだ。
「思い出のレシピ」の謎解きと、心温まる人間ドラマと感動の物語です。
目次
プロローグ
第一話 パパのまじかるおにぎり
第二話 あの子のカフェオレ
第三話 先生のらっきょ漬け
第四話 家族みんなのカレーライス
エピローグ
柳瀬みちるさんの作品は、柔和な心遣いと人情話にあふれているので、楽しみな作家さんですね。
もう一つ、猫好きの作家さんなので、猫がアクセントで物語を和らげてくれるのが嬉しいです♬