犬塚壮志のレビュー一覧
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「何を話さないか」という逆転の発想に感心した。相手に理解してもらうために、正確な情報を話そうとしてしまい、ダラダラと説明してしまうことがよくある。それは却って相手に伝わりにくくしている行為であることを知った。
また、説明することにおいて重要なのは相手目線で考えることであると感じた。相手がどんな性格なのか、どんな状態なのか、なにを知りたがっているのか、など相手の立場に立って考えることこそが説明することの本質なのではないかと考えた。
それを考えることで話す順番や話し方が変わってくると思うので、普段から意識することで当たり前のようにそれができるようになりたい。 -
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自分が普通にできることを分かっていない人に人に理解できるよう説明するノウハウ。
◎ わかる説明の黄金フォーマット
①興味をひく
②聞き手の持っている知識や、認識にアクセスする
③目的を示す
④大枠を見せる
⑤つなげる
具体的には…
①恐怖訴求、メリット、デメリット、一文に矛盾を入れる、秘密を醸し出す
②説明する側は「相手に過度に期待しない」角に相手に期待してしまうと、自分と相手とのズレになかなか気づけなくなるから。
相手を説得するためには、相手の関心のありかを見抜くことが大事。相手に関する事前情報をできる限り集める。
全ては相手のリアクションから測る
◎ 理解の深さを測る7つの質問
①これがどういうものか教えてください(現状把握)
②そもそもこれって何? (定義や分類フレームの明確化)
③これはどこに位置する? (全体と部分の把握)
④なぜそうなった?その結果どうなる(因果関係の理解)
⑤何のためにやるの?どうやってやったの? (目的と手段の判断)
⑥つまりは?具体的には? (抽象化と具体化)
⑦証拠は?仕組みは? (エビデンスとメカニズムの提示)
◎アクティブラーニングの利点
人に教えるという行為を通じて、自分の頭の中が整理整頓され、自分の記憶に残りやすくなる。平均記憶率はおよそ9割。
③目的と手段は相対的なもの。比較したときに初めて目的と手段が確定する。例えば…
医学部合格(目的)←英語の点数上げる(手段)
医者になる(目的)←医学部合格(手段)
僻地医療に取り組む(目的)←医者になる(手段)
目的が明確になっている方が手段(行動)を定着しやすく、それゆえ行動に変化が起こりやすい。
具体的なアクションに直結する行動指針やノウハウなどの手段が必要不可欠。ある目的において成果を上げるためには、具体的な行動に落とし込める手段まで相手にわかるように説明しなければならない。
④俯瞰ができるかできないかで、理解度のレベルだけでなく、理解のスピードも変わってくる。
全体像と相手が立っている現在の位置を教えてあげるだけで、ゴール(到達ライン)までの距離や道筋がはっきりする。理解の目的(プロセス)がわかっていても、大枠(アウトライン)を説明に盛り込まないと、理解へと進んでいくプロセスで迷子になってしまう。
アウトラインを相手に伝えることで、相手はその新しい情報のフィールドが明確になり、全体像を俯瞰することができるようになる。
⑤人間は、本能的に関連付けたがる生き物。
発展系⑥転移させるには、抽象化されたスキルやノウハウが他のフィールドに転移できないかを改めて考えてみる必要がある。例えば…
・仕事の目的は「生徒を大学に合格させる」
・その為にできることの一つが「英語の得点力を身につけさせる」こと
・さらにその為には「分かりやすい説明をする」必要があり
・その為に「正しい教授法を身につける」なければならない
→この作業を行うことで自分の専門分野や業務の階層構造がビジュアル化され、ピラミッドの中を行ったり来たりしやすくなる。
⚫️3つの極意
・バックワード、デザイン
(話した後の相手の姿)ゴールから逆算して説明をデザインする。
・メンタルバリア、ブレイク
(自分にもできるかも)と心理的なハードルを下げ、相手を否定する言葉を使わない。
・比喩
喩える目的は、相手の頭の中にストーリーと絵を描くこと。イメージしやすくさせる。
・説明の中に基準値を示す必要がある。
まず「普通」を説明してから話すと、その特例を際立たせることができる。 -
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もともと他人に説明することに苦手意識があった著者が、予備校講師を経験する中で書くとした説明の「型」を紹介した一冊。
「話の内容が「おもしろい」かどうかは聴き手が決めるものと心得る」を大原則に、相手に説明し、理解してもらうために、相手の知識や関心の状況はどうかを見極め、相手の意識をどのように動かせば、話をおもしろいと思ってもらえるか、といったことから解説しています。
その後、よい説明の型として、11の型を紹介し、それぞれの特徴、場面を詳しく解説しています。それぞれ解説する際には、「ステップ」「ポイント」「パターン」という形で紹介されており、さらに「即効フレーズ」として、実際に使える言い回しを多数掲載していますので、本当に実用的な一冊だと思います。日常会話の中で利用するのはなかなか難しいかもしれませんが、説明会やプレゼンにあたって原稿を作成する場合には、これらのテクニックを織り混ぜながら行うことで、効果的になりそうな気がします。
▼聴き手の知識・関心の4つのゾーン
【知らないゾーン】聴き手にとって未知のネタ
【関心ゾーン】聴き手が気になったり興味があったりするネタ
【関係ゾーン】聴き手と関係しているネタ
【自分ゾーン】聴き手自身がすでにわかりきっているネタ
▼聴き手がつまらないと感じる4つのパターン
①話の内容がまったくわからない
②その話は自分には関係ない
③自分に関係する内容だけれど、今は不要・自分には無理そう
④すでに知っていること・できていることで、もう当たり前
▼4つのゾーンの間でネタの「中心に向かう点の移動(①→④)が起こらない」ことが話がつまらなくなる原因
▼「よい説明」とは知的好奇心を刺激し、聴き手をワクワクさせる説明
▼【大原則】話の内容が「おもしろい」かどうかは聴き手が決めるものと心得る
▼本当によい説明とは、相手との衝突はできる限り回避し、互いに納得のいく解を導き出し、相手との関係性を良好に継続・発展させていくことができるもの
<目次>
第1章 なぜ「よい説明」ができないのか
第2章「よい説明」は「聴き手を知る」ことから始まる
第3章[第1の型]メリット訴求
第4章[第2の型]対比
第5章[第3の型]因果
第6章[第4の型]カットダウン
第7章[第5の型]破壊
第8章[第6の型]ニュース
第9章[第7の型]希少性
第10章[第8の型]伏線回収
第11章[第9の型]決断誘導
第12章[第10の型]自己主張
第13章[第11の型]欠如アピール
巻末資料 よい説明「11の型」即効フレーズ集 -
Posted by ブクログ
そもそもよく言われることは「良いものは説明が要らない」、とも言う。この書は「話を聞いてもらえる事」へのアプローチを提言、更に聞き手の満足感を満たすことへのヒント(話し方)、とある。「聞いてもらうためのコツ」とは、様々な「型」が本文にはあるが、やはり聞いて欲しい人がどんな人なのか、どこまで知っているのか、で何を知りたいのかが分かれば目的はほぼ達成できる、「聞き手の分析」と言う事だ。逆に「つまらない話」は話のネタが古い、知らない、興味がない、関係がない、もう知っているなどだ。それと専門家の如く複雑すぎ専門用語の連発は興味を失くす。「説明とは」知を継承するためのコミュニケーション術、相手、聞き手が納得する方向に導くスキルだ、と言うこと。特に文中にある「破壊・伏線回収・決断誘導・自己主張」などは聞き手を納得させる話術であり重要だ。