あらすじ
●累計13万部突破!
「元・駿台予備学校」人気日本一のカリスマ予備校講師で、
「説明本」で大人気の著者が教える「最強の説明スキル」。
●2万人超のビジネスパーソンへの話し方指導、
1000人超の「説明」を分析して見出した「11の型」を公開。
●「即効フレーズ」も豊富に掲載。
実践の場で今すぐ使える!
一生懸命伝えても聴き手は上の空。
自分が話をすると場がシーンとする。
丁寧に説明したのに「で、結局何が言いたいの?」と返される。
そもそも話のネタがない……。
こんな悩みが一気に解決!
本書では、1000人以上の説明を分析して見出した、
実践で即使える11個の型に絞って一挙公開しています。
聴き手を観察し、最適な「型」にあてはめるだけで、
相手が前のめりになる「よい説明」ができます。
自己紹介、プレゼン、打ち合わせ、会議、業務の指示、
営業トーク、接客、商品紹介、スピーチ、社内勉強会、
セミナー・研修、報連相、SNS……
誰かに何かを「説明」をするシーンに必ず役立つ一冊。
たとえば……
◎対比の型:「すごくいい本があります」 →「1000冊に1冊の名著です」
◎希少性の型:「珍しい話です」 → 「日本人の0.3%しか知らないことです」
◎決断誘導の型:「3つあります。どれにしますか」 → 「最後の○○がイチ推しです」
現代は、価値観も“常識”も知識量も皆さまざま。
実績のある本書を使って説明上手になって、活躍の舞台を広げよう。
※本書は『感動する説明 すぐできる「型」』(PHP研究所/2019年7月)を文庫化にあたって70頁超の大幅加筆、再構成、改題したものです。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
もともと他人に説明することに苦手意識があった著者が、予備校講師を経験する中で書くとした説明の「型」を紹介した一冊。
「話の内容が「おもしろい」かどうかは聴き手が決めるものと心得る」を大原則に、相手に説明し、理解してもらうために、相手の知識や関心の状況はどうかを見極め、相手の意識をどのように動かせば、話をおもしろいと思ってもらえるか、といったことから解説しています。
その後、よい説明の型として、11の型を紹介し、それぞれの特徴、場面を詳しく解説しています。それぞれ解説する際には、「ステップ」「ポイント」「パターン」という形で紹介されており、さらに「即効フレーズ」として、実際に使える言い回しを多数掲載していますので、本当に実用的な一冊だと思います。日常会話の中で利用するのはなかなか難しいかもしれませんが、説明会やプレゼンにあたって原稿を作成する場合には、これらのテクニックを織り混ぜながら行うことで、効果的になりそうな気がします。
▼聴き手の知識・関心の4つのゾーン
【知らないゾーン】聴き手にとって未知のネタ
【関心ゾーン】聴き手が気になったり興味があったりするネタ
【関係ゾーン】聴き手と関係しているネタ
【自分ゾーン】聴き手自身がすでにわかりきっているネタ
▼聴き手がつまらないと感じる4つのパターン
①話の内容がまったくわからない
②その話は自分には関係ない
③自分に関係する内容だけれど、今は不要・自分には無理そう
④すでに知っていること・できていることで、もう当たり前
▼4つのゾーンの間でネタの「中心に向かう点の移動(①→④)が起こらない」ことが話がつまらなくなる原因
▼「よい説明」とは知的好奇心を刺激し、聴き手をワクワクさせる説明
▼【大原則】話の内容が「おもしろい」かどうかは聴き手が決めるものと心得る
▼本当によい説明とは、相手との衝突はできる限り回避し、互いに納得のいく解を導き出し、相手との関係性を良好に継続・発展させていくことができるもの
<目次>
第1章 なぜ「よい説明」ができないのか
第2章「よい説明」は「聴き手を知る」ことから始まる
第3章[第1の型]メリット訴求
第4章[第2の型]対比
第5章[第3の型]因果
第6章[第4の型]カットダウン
第7章[第5の型]破壊
第8章[第6の型]ニュース
第9章[第7の型]希少性
第10章[第8の型]伏線回収
第11章[第9の型]決断誘導
第12章[第10の型]自己主張
第13章[第11の型]欠如アピール
巻末資料 よい説明「11の型」即効フレーズ集
Posted by ブクログ
そもそもよく言われることは「良いものは説明が要らない」、とも言う。この書は「話を聞いてもらえる事」へのアプローチを提言、更に聞き手の満足感を満たすことへのヒント(話し方)、とある。「聞いてもらうためのコツ」とは、様々な「型」が本文にはあるが、やはり聞いて欲しい人がどんな人なのか、どこまで知っているのか、で何を知りたいのかが分かれば目的はほぼ達成できる、「聞き手の分析」と言う事だ。逆に「つまらない話」は話のネタが古い、知らない、興味がない、関係がない、もう知っているなどだ。それと専門家の如く複雑すぎ専門用語の連発は興味を失くす。「説明とは」知を継承するためのコミュニケーション術、相手、聞き手が納得する方向に導くスキルだ、と言うこと。特に文中にある「破壊・伏線回収・決断誘導・自己主張」などは聞き手を納得させる話術であり重要だ。
Posted by ブクログ
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聞き手の頭の中の状態を知る
①現在地②到達点③価値観
良い説明の型
①メリット訴求
②対比
③因果
④カットダウン
※何を話すかより、何を話さないかが重要
⑤破壊
⑥ニュース
⑦希少性
⑧伏線回収
⑨決断誘導
※都合の良い前提・選択肢をつくる
選択アーキテクチャ
松竹梅の法則
親近法
消去法
⑩自己主張
※論破は百害あって一利なし
テーゼ+アンチテーゼ=シンテーゼ(納得解)
11欠如アピール