ながべのレビュー一覧
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(3)が出て、嬉しいよりもホッとした私
自分でも性格が悪いかもなぁ、と思ってしまう
異種恋愛を面白い、最高だ、と思っている自分を恥じた事はない
しかし、未だに世間一般的に受け入れられてないな、と感じる事はある。オカヤド先生の『モンスター娘のいる日常』や、影山理一先生の『奇異太郎少年の妖怪絵日記』などが、種族の壁を超えた恋愛の良さを説いてくれ、株こそ上がっているけど、やっぱり、イロモノ扱いだ
人が人を好きになる事は普通だ、と常識的な人は言う。でも、その「普通」の根拠が何なのか、が私には分からない。人が人でない者に惹かれてはいけない理由も分からない
人は自分が持っていない長所を持っている他人に敬意や思慕の念を抱き、その情がいつの間にか、恋心に形を変えていくのだから、人の理の外に存在し、力強さを有する異種生物に憧れが芽生え、それが愛情に育っても、何らおかしくないはずだ
「普通」と「異常」の差などありはしない、と自信を持たせてくれるのが、このアンソロジーコミックだ
『人外の嫁といちゃいちゃするアンソロジーコミック』のレベルは高かった
ただ、個人的にストーリーの良さで勝っている作品は、コチラの方が多い、と思う
絵柄やラストで好みは、人外好きでも別れると思うが、私的に推したいのは、晴智先生の『先生と恩人さん』だ。このアンソロジーコミックを次に飛び出すのは、この作品だな、と読み終わった後に感じたのだ
視力にハンデを抱えながらも、決して、己が生きる意味だけは見失っていない元・物書きの男と、そんな彼に醜い姿を見られずに済んでいる事を安堵し、同時に真実を打ち明けたいジレンマを抱える毛むくじゃらの怪物の娘、この組み合わせにグッと来ない訳がない
何より、“先生”の笑顔が最高なのだ。彼の誇りを踏み躙ってしまう気もするが、コトバよりも笑顔が思い悩み苦しむ者の心を晴らす事もあるのだ
この台詞を引用に選んだのは、もう、ほんと、シンプルに心を揺さぶられたから。真の忠義とは、形などには囚われぬ。年齢も性別も種族も関係ない。守りたいモノを揺るがぬ信念と実力で守ってこそ、真の忠誠だ -
Posted by ブクログ
例え、他人に好みが異常だ、と言われても、私は堂々と、異種恋愛モノの良さを説こう
人間だって、男と女、男と男、女と女、いずれにしたって、自分の思い通りに事が運ばないのだから、人種どころか種族が違ってしまえば尚更だ。と思ったら、意外にすんなり結ばれたりする
まこと、色恋沙汰ってのはどちらに転ぶか、てんで読めぬ
この(2)も秀逸な読み切り揃い。由村先生と、のばら先生は先の続きだったが、個人的には読み切りの方が好きだ。特に、高山しのぶ先生の『黒山羊のお茶会』はレベルが上に感じた。人を舌先で騙すのが商売を通り越して個性なのが悪魔だけど、時に恋する少女は、悪魔の悪知恵を上回った行動を魅せてくれる
この台詞を引用に選んだのは、キュンとしたので。待っている時間もデートの一部であるように、女の子が男にプレゼントを求めるのは、相手が自分の事をそれだけ真剣に考えてくれるのが嬉しいから、と思ってしまうのは、私が世間知らずだからだろうか? でも、男だって、恋に夢を見たいのだ、いくつになっても -
Posted by ブクログ
この作品を読んだ感想として抱くのが、ちょっとズレているかも知れないが、何っつーのか、安心したってのが本音
別に隠しちゃいないが、心のどっかでは、異種間恋愛が好きな自分は業が深いな、とは思っていた。なので、私以外にも、人と人外の恋愛にフツフツと感情が滾る人間がいるんだな、とこの『異種恋愛物語集アンソロジー』を読んで、安堵感すら湧き上がって、少しだけ気持ちが楽になった。好きなんだから、堂々としてりゃ良い話なんですよね
たったの一巻で終わらせるのは、もったいないっつーか、私ら人外萌え派にゃ物足りない。是非、第二弾を出していただきたい、一迅社さん。個人的にゃ、ドラゴン縛りを希う
表紙(高山しのぶ)→掴みとしてバッチリ。異種恋愛が好きじゃない人間はレジに持って行くどころか、視界に入ってもスルーしてしまうだろうが、却って、その読み手を選ぶ感じが好い
『世界の隅のオペレッタ』(由村)→あのモフ玉から、こんなイケメンが出てくるとは予想通り過ぎて吃驚だ。自分の大切な女性から笑顔を奪う者には、とことん無慈悲なアルノー。レオナ嬢は、とんでもない紳士に惚れられてるw
『魔女のなりたち』(相川有)→恋愛ってジャンルに入るのかは微妙な気もしたが、ゴーレムのデザインが、ザ・ゴーレムって感じで割と好き。主を守る、それは感情から来る行動ではなく、単なるプログラムかも知れない。けれど、それこそがゴーレムの魅力だろう
『Scrambled eggs』(田辺たべり)→ある意味、人×人外らしい作品だな、と感じた。寿命に限りがある人だからこそ、惚れた相手に執着するし、相手の好意を自分に向ける為なら、どんな手段を使う事も厭わない。とことん、人は皮一枚下に、悲しい怪物を宿してる
『ぼくはかぶとむし』(やましろ梅太)→自分が「まだまだ」と思い知った。甲虫、蟷螂や蜂がベースの蟲人ならまだしも、カブトムシそのまんまのデザインで、しかも、ちゃんとした相思相愛へ持って行くとは、やましろ先生、人外萌えとして次元が違うわ、私と
『わるいまじょのしわざ』(のばら)→女の子ってのは、何歳であろうとも、その身の内に男に首輪をはめる魔性を秘めているもんだな。人側が美少女、人外側が犬人なので、どこか『赤ずきん』を彷彿させるトコにも好感が持てた
『スライムが××になりたそうにこちらを以下略』(毛根一直線)→相も変わらず、この先生の作品はシュールだな。スライムがヒロイン側となるとなりゃ、その不定形のボディを活かし、理想の美女になって、xxxなサービスをしてくれると期待するのが男なのに
『健やかなるときも、病めるときも、ドラゴンなるときも』(三三)→ドラゴンが好きってのも、この話を最も推す理由だが、ストーリーも結構、しっかりしている。一緒に生きる事が許されないからこそ、ルールの外で生きる存在になるのも厭わない、愛だなぁ
『デージー、またあした。』(ながべ)→絵が若干、古臭い感じもするが、何度も読むと味があるな、と思えるようになってくる。あきらか、普通の鳥類じゃないのは、その烏らしからぬサイズから明らかだけど、人語を喋らないってのが、妙にリアルだ
『魔女のスーと小さなマンドラゴラ』(シナガワ)→魔植物だって、人に恋をする。基本的には、植物ってのは食べられる側だ。なので、「食べられたい」って衝動でマンドラゴラが行動する点が実に面白い。こんだけ猛烈アピールされたら、牙城も崩れちゃうわw
『おわりまで』(八坂アキヲ)→ハッピーエンドとも、アンハッピーエンドとも言い難いラストは響く。ドラゴンがヒロインを、じゃなく、ヒロインがドラゴンを、監禁(?)しているってシチュに、つくづく、人の愛ってのは歯止めが効かない代物だな、と感じる
この台詞を引用に選んだのは、色んな意味でグッと来たので。さすがに、ここまで物騒な手段はお互いの為に取れないが、好きな人が困っていたのなら、これくらいスラッと言える男に、私もなりたいもんだ -
ネタバレ 購入済み
限りなくヒト寄りに擬人化されてるいわゆる可愛いケモミミとかではなく割と動物色強めですね。
人外モノ苦手なくせしてそれすらも知らずに購入してました。
表紙からもわかりきってるはずなのに、ほんと何故。
なので買ってからしばらく放置してしまっていてこの度やっと読了。
お話自体は良かったんですが、いかんせん人外モノ苦手なのでなかなか没入出来ず…。
いや、これは完全に私の落ち度なのでこちらの作品はなんら悪くありません。
なので試し読みをちゃんとしてそういった作品と理解して購入すべきかと思います。
で、ここまで動物寄りな作風なら手を繋ぐシーンもそれぞれの生き物に沿った手足で良かったんじゃないかと思ってしまった。
そこだけ妙にヒトっぽかったので。
ストーリーとしては切ない部分もあったけどあったかいお話で良かったです。ぴゅあぴゅあ -
Posted by ブクログ
▼あらすじ
世界はモノトーンで退屈だった――彼が来るまでは。
猫のハチがいる獣だらけの学校に転校してきた蜥蜴のアオイ。
単調な毎日を持て余していたハチにとって、それも別に興味を惹かれることではなかった。
しかし放課後、アオイの小さな秘密を覗き見る。
それは目の覚めるような、強烈な、青。
必死に隠そうとするアオイにハチは一つの提案をする。
人外ストーリーテラー、ながべの獣人青春BL!
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ストーリーの完全度:普通
トーン:ほのぼの・シリアス
エロ度:なし
萌え度:普通
総合評価:★4.0
表紙に惹かれて購入。作品全体に漂う静謐な空気と繊細なタッチで描かれた獣人達がとても良き。特にトカゲのアオイとクラスメイトの3バカわんこくん達がお気に入りです(笑)
ストーリーも登場人物が全員獣人という特殊設定でありながら上手くまとまっていてなかなか読み応えがありました。
ただ、個人的にハチがあんまり刺さらなかったなー。普段はマイペースなのに気に入らない事あると直ぐキレて、その豹変っぷりがちょっと怖かった。他のクラスメイトと仲良くしていたアオイにキレて襲い掛かるシーンとかも普通に怖くてちょっと引いてしまった… ( ̄▽ ̄;)
因みにエロは一切ありません。そもそもキスシーンすらないので、正直、BLと言っていいのかどうかも分かりません(笑)
ほんのり香ってるかな〜?程度なので、ながべ先生の作風や獣人が好きなら誰でも読めると思います。
私の場合、ハチさえ好みだったらもっとハマれたと思うのでそこだけちょっと残念かな。雰囲気と絵柄は抜群に良かったです(*^^*) -
Posted by ブクログ
DVD同梱版は予約を逃してしまった……!
11巻で終わっていたが、いわばアンコールのような巻。
「とつくにの少女 [dear.] 番外編」という表記で、「Siúil ,A Rún」というサブタイトル。
検索してみると、
『シューラ・ルーン Siúil A Rún / Shule Aroon(Agra)』は、戦いへ赴く恋人を想い嘆く女性の心境を歌った古いアイルランド民謡。 曲名の意味は、『行って、愛しい人よ』
とのこと。ぴったり!
正編ではあまり考えなかったが、本巻はゆったりしていることもあって、シーヴァは5歳か6歳くらいかな、とか考えた。
言動が自分の娘と同じくらい。 -
ネタバレ 購入済み
テーマが分かりやすい
アオイの真面目で健気な性格や、見た目のひんやりした美しさがとても魅力的でした。
途中可哀想で可哀想で苦しくて泣けましたが、トラウマを乗り越えられそうで本当に良かったです。ただ、設定の斬新さはとても良いと思いますがこれがもし普通の人間BLだったらと考えると、よくある内容・展開ではあるかなとは思いました。