富永浩史のレビュー一覧
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ネタバレ最後ぐらいは普通の戦艦が相手かと思いきやV1ミサイル、V2ミサイル、グランド・スラムが降り注ぎ、ジェット戦闘機が飛び交い、グスタフとラッテ徹甲弾を打ち出すという徹底ぶりだった。最後はやはり「蓬莱」の存在自体が「問題」となることは大体予想がついていて、やはりそういう終わり方になるのか……と思いつつ読み進めて行ったらもう一つとてつもないどんでん返しがあった。このどんでん返しは荒唐無稽でありつつもこれまでの「蓬莱」の活躍からすればありえる展開で笑うしかなかった。
このシリーズは民間の核実験施設が移転するというというかなり無茶な始まりであったが、超兵器、奇想兵器が登場することも相まって楽しく読めた -
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Posted by ブクログ
17:ハンドラーのお仕事、わんこもふもふ、ミリタリ、テクノロジー、わんこもふもふ、という感じでテンポが良く、内紛ものでこの言い方はどうかと思うけど楽しかった。作者さんの好きが伝わるぶん饒舌ところもあったけど、クライマックスへ向けて丁寧に紡がれてゆくのが良かった〜!
ロボット犬Buddyは有名な某ロボットがモデルとのこと、有機的では全然ないのだけど、ロボットの心の実存云々はともかく、そこに心を見るのは、見る人に心があるからではと思うなあ……。少なくともそれを「心」と呼んでるんじゃないかと。心そのものより、他に対してどう振る舞うかを見る、みたいな。 -
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Posted by ブクログ
洋上核融合実験施設が実験中の暴走により1938年の日本にタイムスリップしてしまうというタイムスリップ物。しかも当初発電施設として運用されていた実験施設がモジュールの組み換えで戦艦にも空母にもなる洋上要塞となったり、怪力光線が実用化されたり(開発はもちろん登戸研究所)となかなか面白いことになっていた。とはいってもただ超兵器を登場させるのではなく、そこに至るプロセスがしっかりしていたので説得力があり、軍人と研究者、あるいは1938年と20XX年の考え方の違いがうまく表現されていてリアリティもあってよかった。特に、”実験の続きができれば今が何年でも構わない”という研究者の考えは妙に納得がいった。
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Posted by ブクログ
初のミリタリ小説
初のライトノベル系作品
ご縁があって気になったので手に取らせていただきました。
主人公<ヴェロス>の豪快さといい、空を掛ける飛行機たちの清々しさといい、読んでいて気持ちのよくなる一冊だったように思います。
既に絶版しちゃっているとのことらしいですけど、今後新たに読まれる方のために軽い感想を書いておきます。もしよければ、ご参考までに。
【本作の魅力】
・主人公が豪快で、性格がわかりやすい。真っ直ぐで無鉄砲なところが魅力的である
・ミリタリ系の専門用語がキツすぎなくて、知識のない人でも割と読みやすい。
・感情のぶつかり合いを軸に据えた台詞が多く、10代の方とかでも楽しめるのか -
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