川村拓のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
「死神」というあだ名を付けられイジメの標的にされていた内気な女子小学生が、1人の転校生との交流によって前向きに成長していく姿を描く。
本巻はお正月から5年生3学期始めのエピソード。描かれるのは初詣から参観日前後まで。
* * * * *
初詣。茜は年明け早々 ( たぶん除夜の鐘が終わってまもなく ) 太陽一家とともに参拝。
太陽は大喜び。茜も嬉しそうです。でも茜パパの気持ちは、きっと複雑なんだろうな。( うれしさも中くらいなりおらが春 )
新学期早々、北川たちによる茜へのイジメ初め。例のごとく太陽に切り返されぐぬぬぬぬ。しかし懲りないですね、サソリ軍団。
それに引 -
Posted by ブクログ
「死神」というあだ名を付けられイジメの標的にされていた内気な女子小学生が、1人の転校生との交流によって前向きに成長していく姿を描く。
本巻で描かれるのは5年生2学期のエピソードPart3で、運動会直後からクリスマスまで。
* * * * *
今回の柱は3つ。
1つめは茜宅に太陽たち3人が初めて訪れたこと。
前日の茜のはりきり様や熱で朦朧とした茜の太陽たちへの対応で、さすがの茜パパでも娘の気持ちに ( 仕方なく ) 気付いたでしょう。
( 太陽の気持ちには4巻で気付いたはずですね。)
2つめは大地と海美の青春スケッチ。
海美に対する大地の気 -
Posted by ブクログ
「死神」というあだ名を付けられイジメの標的にされていた内気な女子小学生が、1人の転校生との交流によって前向きに成長していく姿を描く。
本巻で描かれるのは、2学期のエピソードPart2で、秋のメイン行事である運動会とその前後の出来事。
◇
遠足で太陽との相互理解が深まった茜だが帰ってから少し元気がない。次なる行事が、運動が苦手な茜にとっては難所とも言える運動会だからだ。茜を気遣い励ます太陽だったが……。
* * * * *
太陽の感動的ヒーロー編。さすが「令和のスピードキング」。でも笠原すみれのカッコよさも際立っていました。
太陽のケガがきっかけで -
Posted by ブクログ
「死神」というあだ名を付けられイジメの標的にされていた内気な女子小学生が、1人の転校生との交流によって前向きに成長していく姿を描く。
本巻で描かれるのは5年生2学期前半のエピソード。
◇
夏休み中に太陽との間で信頼感を高められた茜。2学期のスタートで、イジメっ子から学級委員に推薦されてしまい戸惑う茜でしたが、例のごとく太陽が介入してきて……。
* * * * *
茜にまた1人、友だちができました。安達海美という日野大地の幼馴染です。少し大人びたところがあり、大地に対しはっきりと恋愛感情を持っています。
これで、男女2人ずつの4人グループとなり、イ -
Posted by ブクログ
「死神」というあだ名を付けられイジメの標的にされていた内気な女子小学生が、1人の転校生との交流によって前向きに成長していく姿を描く。
◇
思いがけず太陽という援軍を得て1学期を乗り切った茜。夏休みに入り墓参を兼ね田舎の祖母宅を訪れた茜は……。
* * * * *
茜と太陽。2人の絆が強くなる出来事が2巻のメインです。ドラマチックなイイ話だったし、川村さんの優れた構成力がよくわかります。
茜が父親や飼い猫・クロとともに帰省した祖母宅。実はそこが転校前の太陽たち一家が住んでいた土地だったというエピソード。しかしこれは素材の話のレベルで、想定の範囲内です -
購入済み
恋心
同じ小学6年生女子なのに随分と違う。
1人はグイグイいきつつも思慮深く、もう1人は初恋に戸惑ってばかり。
でも、その2人が互いを想いあってるのがこの作品らしくて良い。
あまり恋愛に傾倒するのもなんだけど、この作品らしい落とし所が楽しみでもある。