富永雄輔のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「教育本」には違いないがどちらかというとこれから結婚する、子育てになる世代向けかと感じてしまった。具体性に少し乏しく、どの年代例えば幼児か、小学生かがいまいち伝わってこなかった。著者は中学受験の塾を経営しているとのことで、その年代をターゲットにしているのだろう。AIの脅威や、この先どうなっていくか、分からない未来への心構えは共感できた。昔は分かりやすいレールがあり、乗れるかどうかが重要だったが、いまは誰も予測できない未来になる。著者のいう、「個性を伸ばす」はAI=ロボットにない人間特有の感情だからこそ大事になるのだろう。肝に銘じて子育てに取り組んでゆかねばと誓うに至る気づきを与えてくれた。
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Posted by ブクログ
◾️男の子は母親、女の子は父親の影響を受けやすい
→「ひとりっ子の男の子」は、母親との距離感が成長のカギ
・母親が世話を焼き過ぎたひとりっ子の男の子は、母親の言うことがいつでも正しいと考えるようになる。フォローはした方がよいが自分でできるように自立を促すこと。10歳ぐらいのタイミングがよい。
◾️自分の理想を押し付けてしまう原因の1つに、兄弟がいないことについて親が勝手に抱いている罪悪感がある。子供の長所と短所を把握し、最も成長しやすい環境に置くこと。
◾️ひとりっ子ほど早くから保育園にいれるなど家庭以外の環境で育てたほうがい。時間があっても保育園に預けること。親がずっと世話を焼いている状況 -
Posted by ブクログ
ひとりっこの親が気を付けるべきことのアドバイス本。
…というか、一人っ子であれ、兄弟っこであれ、教育とは親こそ、子と共に成長しなければならないなぁと指摘される本でした。
家で一人でかわいそう。
ひとりっ子にしてしまった。
兄弟がいなくてかわいそう。
こんなにやってあげているのに。
子どもの世話を焼いていないと自分の存在価値が見いだせない=共依存
Lこの変な親罪悪感は意味ない。
*むしろ、ひとりっこは親の時間と資金を両手に持てる!
*ひとりっこでいいでしょ~!ぐらいの気持ちで教育する。
理想・期待を子供に押し付けない事
自分を追い込まない事
子供を正しく客観視する事
*ひとりっこは自信を -
Posted by ブクログ
ネタバレプロサッカー選手の育成、マネジメントをしながら、学習塾VAMOSを運営されている富永雄輔さんの教育アドバイス書。
こちらは男の子編ということで、うちのひとりっ子男子のために読んでみた。(というか、ほんとにどうしたら良いかわからず嘆く毎日だったので藁にもすがるような思いで読んでみた。)
同様に女の子編もあり、こどもの性差によって脳の発達が違い、アプローチも変えたほうが良いとのことで分けられている。ジェンダーフリーの世の中だけど、生物学的な特徴であるので、欧米ではそれぞれの能力をより伸ばすために男女別のカリキュラムを取る学校も出てきているとのこと。
特に男の子は右脳がどんどん発達している反面、言語 -
Posted by ブクログ
参考になる考え方がいくつもあった。
ベースは、自発的で自己肯定感が強い子に育つように、子供の人生と人格を尊重し、日々「決めさせる」ことが大事ということ。
各論として、以下の内容が参考になった。
●子が失敗に落ちこむ時には「今経験できて良かった」と前を向かせ、子が成功して有頂天の時には次の挑戦を示して良い意味で水を差す
●本当に大事なことを叱るときには、第三者を交えることで重要性をわからせることが有効
●子どもに自覚が十分になさそうな時には、理詰めよりもたっぷりの愛情を前提とした感情的な叱り方もアリ
●60%のことを100%理解するのが大事。