田中耕比古のレビュー一覧
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"コミュニケーションは常に相手ありき"
自分中心の発言・説明になっていないか?
この問いを特に仕事では持ち続けよう。
◆ポイント
・結論よりも先に前提を揃える。
・聞き手に期待する行動を伝える。
例:承認して欲しい、アドバイスして欲しい
あらかじめ伝えることで、どういう意識で話を聞けばよいかわかる。
・事実であることが大事。
意見や解釈はその後の補足。
・思考は可視化すること。
まとめる能力が足りないのではなく、
そもそも言いたいことがよくわかっていなかったということは往々にしてある。
思考は頭の中で事前にまとまることは少なく、アウトプットするときにはじめて形になる -
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◼︎ロジックツリー
・粒度を揃えるためのフレームワーク。
目的地を目指す。
ルート固定:予約必要。飛行機、列車、バス。気軽に使える。在来線、バス。
経路が自由:運転必要。タクシー、友人の車。自分で運転。自家用車、レンタカー、自転車。
※プロセス分解の手法を用いて、分類する
◼︎要素分解
・単語分解
「依頼されたら、アウトプットイメージを、速攻で、打ち返す。」
・プロセス分解
参加者目線:クリスマスパーティの幹事。入場、イベント、退場
幹事目線:周知、受付、乾杯、挨拶、食事、イベント、閉会、追い出し、支払い
タスク:周知方法、受付担当、誰に依頼?、誰に依頼?、食事とお酒、何をやる?、伝え方は? -
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考える為には、テーマ、目的、情報が必要。
EX)新商品開発、新規個客の開拓、既存顧客は誰なのか?どこをターゲットにするのか?何の商品にするのか?
無意識に出来るまでは、順番を意識して考える癖を身につける。
考える手順
着想→具体化→構造化→情報補完→取捨選択
具体化とは、頭の中にあるイメージを言語化していく作業、言葉、文章として書き出す事。ここでは調べる必要は無く、頭の中の考えをアウトプットする。事実と自分の想像を分ける。
構造化とは、情報を整理する事。似ている情報、相反する情報、対立する情報をグループ化する。包含関係にあるのか、前後の関係なのか等。
情報補完とは、上記のように整理した後、足り -
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やはり、説明は「筋道を立てて」伝えることこそ本質だ。
この本は、伝えたいことを相手の理解を想像しながら、前提から結論、根拠、補足まで順序立てて話す重要性を教えてくれる。説明が苦手で何となく話しがちだった自分にとって、理解の「地図」を共有しながら進める発想は新鮮だ。具体的に何を伝え、どこを省略しどう補強するかの技術は実生活でもすぐ役立ちそうだ。たとえば結論は最初と最後に示すことで相手の混乱を避ける、根拠は事実で示し相手の納得を促すといった細やかなコツも腑に落ちる。家族との会話や会社での説明がよりスムーズになりそうで、読んで損のない内容だと感じた。子育て世代の忙しい中でも活用できる実用書としてもお -
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ネタバレ『一番伝わる説明の順番』読書メモ:伝達の本質とその先にある未来
ビジネスの現場で「説明が伝わらない」という課題は誰もが経験するものだ。田中耕比古氏の『一番伝わる説明の順番』は、この問題に対して「相手の思考を設計する」というアプローチを提案する。本書の魅力は、単なる話し方のテクニックではなく、説明を論理的に構造化するためのフレームワークを提供している点にある。
本書が提案する5段階フロー(前提共有→結論→根拠→補足→行動促し)は、特に複雑な内容を分かりやすく整理するのに有効だ。例えば、経営層には戦略的な視点で簡潔に伝え、現場には具体的な行動指針を示すといった「粒度調整」の考え方は、実践的で多 -
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本書を通して、自分自身の問題としては思考がまとまっていないという点だと気付かされました。
要約力、批判的思考力が足りないと感じていたものの、それ以前の部分がネックとなり説明がうまくいっていなかったんだなと反省しております笑
説明の際は伝えたい事が多数あり、取捨選択ができない事がこれまで多々ありました。本書にもある通り、戦略的に捨てることを意識していこうと思います。
また「相手の知りたい事」を常に考え、自身の言いたい事とのギャップを意識して説明することの大切さを学びました。
本書では説明という観点だけでなく、質問を通して相手の思考を整理してあげるという部分は、今の自分にとって凄く大切な観点だ