田部井淳子のレビュー一覧

  • 人生、山あり“時々”谷あり

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    田部井淳子『人生、山あり〝時々〟谷あり』潮文庫。

    福島県三春町出身で世界で女性初のエベレスト登頂と世界七大陸最高峰の登頂という偉業を成し遂げた登山家のエッセイ集。

    吉永小百合主演映画『てっぺんの向こうにあなたがいる』の原作本であるようだ。

    今年の春、自分が昨年から暮らし始めた三春町にmont-bellの店舗がオープンし、店舗の2階には、田部井淳子記念館が併設された。mont-bellのオープンの際に店舗を訪れてみたが、店舗の入口に吉永小百合から贈られたピンク色の胡蝶蘭が飾られていたのは、そういうことだったのかと納得した。

    驕らず、飾らず、自身のありのままをさらけ出した楽しいエッセイであ

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    2025年08月17日
  • 私には山がある 大きな愛に包まれて

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    凄まじいアクティブさに驚嘆。山だけでなく、やりたい事は、やってみる精神。何事も、諦めず、試してガッテンの心意気。ポジティブの権化のような方。だから、エベレスト登攀出来たと再認識。登るの2割で、そこ迄が8割とは…。

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    2024年08月13日
  • 田部井淳子 山の単語帳

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    言葉を知るともっと山のことを知りたくなる。
    一緒に登りたい人とは登れないかもしれないけど、次はあの山に登りたいという目標を持つ事ができる。
    日本にたくさん山があることに、感謝。
    綺麗な写真が散りばめられているので、
    何度も読み返したくなる。

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    2023年08月02日
  • ヤマケイ文庫 タベイさん、頂上だよ 田部井淳子の山登り半生記

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    唯川恵さんの淳子のてっぺんの元になっただけに、内容はかなり知った状態だったけど、やはり読み応えあり。そして、奮い立つ何かがあるような気がする。つくづくあんな時代に今よりも不便で過酷であったはずのことを成し遂げていくことに、信じられなさと身につまされる思いと。改めてすごい人だなぁと。

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    2023年02月12日
  • ヤマケイ文庫 タベイさん、頂上だよ 田部井淳子の山登り半生記

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    「淳子のてっぺん」同様、彼女の山への情熱と強い意志にあふれている。家族の支えがあるから好きなことができる。安心感がなかったら自分だって好きなことは頓挫する。
    改めて彼女が辿った道の険しさを知る。
    山は専門的知識、スキル、体力、気力がないと登れない。

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    2021年10月05日
  • それでもわたしは山に登る

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    田部井さんのガンとの闘い。というより生きることは山に登り続けることなのだ。癌になろうが、抗がん剤の副作用がでようが前しか向かない。膝痛ぐらいで嘆いている自分が情けなくなる。
    大震災で傷ついた若者たちを登山で元気にする。登った若者たちの笑顔が田部井さんを元気にする。
    力をいただいた。
    ありがとうございます。

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    2021年10月02日
  • それでもわたしは山に登る

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    厳しい環境下で身体機能が落ちてきたときは、判断力も鈍る。そのとき、集団で討議することは間違えやすい。

    必ず朝は来る。辛い時、そこから抜け出せるために嘘の自白をする可能性がある。

    疲労の極みでは、正しい判断ができなくなり人の意見に惑わわされやすくなる。疲労したとき、下山時のルートには神経質になる。

    山に近道はない。

    大判のスカーフ、ショール、マフラーがあると便利。

    寝る前に、手で頭をもみほぐすとすっきりする。耳のマッサージをする。
    のどが渇いたら両手をほっぺたにあてて1分間じっとしていると唾液が出てくる。

    情は判断を鈍らせる。隊長ならば決断をしたらそれを曲げない。

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    2017年08月06日
  • 再発! それでもわたしは山に登る

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    著者は登山家で世界初の女性エベレスト登頂者。がん告知から再発、脳への転移という厳しい状況…。ガンマナイフ治療に抗がん剤治療、副作用、医師からの励ましなどが日記の形で記録されている。治療の合い間に国内外の山に登り、講演をこなし、イベントに取材…。福島出身の著者は、東北の高校生の富士登山を先導する。家族以外誰にも知らせず普通にパワフルに暮らす。このスケジュールを抗ガン剤の痛みと痺れの中でこなしたのかと驚いてしまう。登れる限り山に登る。可能性がある限り新しい治療にチャレンジし、立ち向かって行く。その田部井さんの最後の姿に感動!

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    2017年07月21日
  • それでもわたしは山に登る

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    「不可能は自分が作り出したもの、心にあった壁が崩れた…」一度だけお会いしたことがある。お話をして、その時も立派なおばちゃんだと思った。この本を読んであらためてすごい人だと思った。前に進む力。気持ちの持ち方。もっと長生きして日本を元気づけて欲しかった。お亡くなりになられたことが残念でならない。三春の滝桜もあと2週間もすると見頃になるでしょう。

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    2017年04月01日
  • 私には山がある 大きな愛に包まれて

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    心底好きなものに巡り会い、そしてそれに心底時間を使える人は極上の幸せな人生を歩んでいる、田部井さんの「私には山がある」を読んで、そう思った。

    『100年後のみなさんへ
     
     どんなに科学が発達して、ハイテクな時代になっても、
    自然派変わらないと私は信じています。
     特に日本の美しい自然は、残っていると信じています。
     自分の体で、その自然を体感する、体験する。
     そのことは、とても大事なことなのです。
     ぜひ自分の足で山に登り、川を渡り、汗をかくということを体験していただきたいと思っています。

                        田部井淳子』

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    2016年03月13日
  • ヤマケイ文庫 タベイさん、頂上だよ 田部井淳子の山登り半生記

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    日本人女性初のエベレスト登頂までの物語。
    その後、七大陸最高峰登頂を果たすなど、女性登山家としての先駆け的な田部井さんの半生。

    仕事と育児と登山と、自分も忙しいと言い訳をしていることに反省です。

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    2016年02月14日
  • 私には山がある 大きな愛に包まれて

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    NHKBSの番組インタビューをもとに再構成された本だそうです。
    文字が大きく、中高校生向きになっているように思いました。がんになっても、山に登り続ける田部井さん。山に登ることと息を吸うことが同じような感じなのかもしれませんが、75歳で病気を抱えているとは思えないパワフルさ。やりたいことを見つけてやっているからこそ、気力も体力も維持できるのだと思いました。
    少しでも見習いたいものです^^;

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    2015年08月15日
  • ヤマケイ文庫 タベイさん、頂上だよ 田部井淳子の山登り半生記

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    心にはあったが、読んでなかったので購入して読みました。
    感想、、、うーんやっぱり女ってどこに行ってもモメごとはおんなじか(笑)です。

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    2014年05月23日
  • 私には山がある 大きな愛に包まれて

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    女性として世界で初めてエベレストに登頂された田部井淳子さんのNHKの番組もとに構成して単行本にしたものなので内容は端折りがち。
    学生時代から山が好きで毎週登っていたとかエベレストに登ったときも半年間の遠征で、3歳の子供を姉夫婦に預けて夫もそこで同居するとか凄く協力的。
    周りの協力なしには偉業はなし得ないとゆうか
    兎に角山好き。70過ぎてガンになって医者からできるだけ普通の生活続けながら治療に来てくださいって言われて、田部井さんにとっては毎週山に登るのが普通の生活だから、山に登っていいんだなって思い登山続けてたそうだから筋金入りですね。
    真似できませんっw

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    2023年03月20日
  • 高いところが好き(小学館文庫)

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    エベレストをはじめ数々の「最高峰」を極めた彼女。さぞすごい方なんだろうと思って読んでみると意外にも普通のおばちゃんだった。
    もちろんとてもいい意味で。

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    2022年09月28日
  • エプロンはずして夢の山

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    すごい、凄すぎる。田部井さんのヒマラヤ登頂以降の活動が垣間見れる本。これが意志を持ち続けるということの結果なのか、その結果に圧倒される。世界7大陸最高峰登頂をはじめ、巻末の登山リストを見て、この人は毎年いったいいくつの山に登り続けるのだろうか?と感嘆する。意志を持ち、目の前の仕事をこつこつとこ読み終わったて行くことで、気がつくと結果が出ているということなのだろうか?

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    2018年11月12日
  • それでもわたしは山に登る

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    世界初の女性エベレスト登頂を成し遂げた登山家が綴るエッセイ。
    2章に分かれていて、第1章は「山から学んだこと」として山登りのエピソードを、第2章は「それでもわたしは山に登る」としてがんに罹患され、それを克服されるまでのエピソードでした。

    個人的に山登りはそこまで経験はないのですが(最高峰は燧ケ岳か。小学5年頃です)、集団で行っていようが心理的には孤独なところがあって、肉体的にもだいぶ根性が試されるモノで、これをこなす人っていうのは相当自分と向き合ってて、誇りがあって、色々話を聞いたら面白いだろうなぁ、という先入観?めいた感覚があります。
    第1章はまさにそれを裏付けてくれるもので、ゾッとする話

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    2016年08月09日
  • 私には山がある 大きな愛に包まれて

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    私より一回り先輩の田部井淳子さん、そのお人柄、大腿四頭筋(全身の筋肉で最も強くて大きい太ももの筋肉)、ほれぼれいたします(^-^) 私も頑張ります(^-^) 「私には山がある」、2015.6発行です。巻末に「100年後のみなさんへ」というメッセージがあります。「どんなに科学が発達して、ハイテクな時代になっても、自然は変わらないと私は信じています。特に日本の美しい自然は、残っていると信じています。自分の身体で、その自然を体感する、体験する。そのことは、とても大事なことなのです。ぜひ自分の足で山に登り、川を渡り、汗をかくということを体験していただきたいと思っています」

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    2016年04月11日
  • ヤマケイ文庫 タベイさん、頂上だよ 田部井淳子の山登り半生記

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    植村直己さんの本を読んだら、田部井さんのものも読みたいでしょう!

    ということで読みました。
    お金もなく、女性の団体ならではのどろどろした感情なんかも伝わってきて、ヒーロー的なものというよりはリアリティ溢れる本でした。

    それにしても、やっぱりこういうものを目指す人の精神力は半端ない!
    テレビで見る穏やか~な感じと裏腹な、真っ赤にたぎる情熱がびしびし伝わります。
    身近に居たら大変なので、遠くで見守りたい感じ笑。

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    2012年06月29日