【感想・ネタバレ】私には山がある 大きな愛に包まれてのレビュー

あらすじ

2015年4月25日、ネパールの首都カトマンズ周辺を襲った大地震の影響で、エベレストでも大きな雪崩が起きました。本書は、40年前世界ではじめて女性としてエベレストに登頂し、ネパールを第二の故郷とし、この震災でシェルパたちの村を案じている、日本を代表する登山家の田部井淳子さんが半生を語ったものです。世界7大陸最高峰登頂者である田部井さんの初登山は、小学4年の那須岳。体育が苦手な自分でも一歩一歩登れば頂上に辿りつけると気づき山好きに。青春の挫折を山に救われたこと、親友の遭難、雪崩で死にかけたエベレスト登頂裏話から、子育てと登山の両立の苦労、末期ガンを山に登りつつ克服したことなど、山と歩いて得た感動秘話を語ります。田部井さんは福島県出身のため、2012年から毎夏、東日本大震災の被災地福島の高校生を富士山の山頂に連れて行くという活動を展開しており、本書の印税の一部もそのプロジェクトに寄付します。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

凄まじいアクティブさに驚嘆。山だけでなく、やりたい事は、やってみる精神。何事も、諦めず、試してガッテンの心意気。ポジティブの権化のような方。だから、エベレスト登攀出来たと再認識。登るの2割で、そこ迄が8割とは…。

0
2024年08月13日

Posted by ブクログ

心底好きなものに巡り会い、そしてそれに心底時間を使える人は極上の幸せな人生を歩んでいる、田部井さんの「私には山がある」を読んで、そう思った。

『100年後のみなさんへ
 
 どんなに科学が発達して、ハイテクな時代になっても、
自然派変わらないと私は信じています。
 特に日本の美しい自然は、残っていると信じています。
 自分の体で、その自然を体感する、体験する。
 そのことは、とても大事なことなのです。
 ぜひ自分の足で山に登り、川を渡り、汗をかくということを体験していただきたいと思っています。

                    田部井淳子』

0
2016年03月13日

Posted by ブクログ

NHKBSの番組インタビューをもとに再構成された本だそうです。
文字が大きく、中高校生向きになっているように思いました。がんになっても、山に登り続ける田部井さん。山に登ることと息を吸うことが同じような感じなのかもしれませんが、75歳で病気を抱えているとは思えないパワフルさ。やりたいことを見つけてやっているからこそ、気力も体力も維持できるのだと思いました。
少しでも見習いたいものです^^;

0
2015年08月15日

Posted by ブクログ

女性として世界で初めてエベレストに登頂された田部井淳子さんのNHKの番組もとに構成して単行本にしたものなので内容は端折りがち。
学生時代から山が好きで毎週登っていたとかエベレストに登ったときも半年間の遠征で、3歳の子供を姉夫婦に預けて夫もそこで同居するとか凄く協力的。
周りの協力なしには偉業はなし得ないとゆうか
兎に角山好き。70過ぎてガンになって医者からできるだけ普通の生活続けながら治療に来てくださいって言われて、田部井さんにとっては毎週山に登るのが普通の生活だから、山に登っていいんだなって思い登山続けてたそうだから筋金入りですね。
真似できませんっw

0
2023年03月20日

Posted by ブクログ

私より一回り先輩の田部井淳子さん、そのお人柄、大腿四頭筋(全身の筋肉で最も強くて大きい太ももの筋肉)、ほれぼれいたします(^-^) 私も頑張ります(^-^) 「私には山がある」、2015.6発行です。巻末に「100年後のみなさんへ」というメッセージがあります。「どんなに科学が発達して、ハイテクな時代になっても、自然は変わらないと私は信じています。特に日本の美しい自然は、残っていると信じています。自分の身体で、その自然を体感する、体験する。そのことは、とても大事なことなのです。ぜひ自分の足で山に登り、川を渡り、汗をかくということを体験していただきたいと思っています」

0
2016年04月11日

「ノンフィクション」ランキング