【感想・ネタバレ】再発! それでもわたしは山に登るのレビュー

あらすじ

がんに冒されながらも明るく前向きに人生を楽しんだ、世界初の女性エベレスト登頂者・田部井淳子。
山を愛し、夫を愛し、人々との出会いを大切にしたかけがえのない日々……。

2016年10月20日、亡くなる5日前の病室で「みなさん本当にありがとう!!ありがとう!!百万遍もありがとう!!」と書き残した。

がんの再発から、ガンマナイフ治療、あらたな抗がん剤の使用、海外登山に、講演会と精力的に過ごし、2016年7月の東北の高校生の富士登山プロジェクトが最後の登山となった。病室で、打つ手はないとわかりつつも来月、来年の予定まで考え続けていた著者の姿勢に心打たれる感動の闘病記。

山の同志であり人生のパートナーであった夫・田部井政伸氏の手記も収録。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

エベレスト、キリマンジャロ、モンブラン…
日本人初、女性初、数々の記録を残した登山家田部井さんの本。
どんな過酷な山も一歩一歩進んでいくしかない。その一歩を進むか進まないかは自分次第。山での技術なんかは置いておいて、まずはそんな気持ちが山と人生と通ずるものがあるのかなーと思った。
余命いくばくと告げられてもなお、自分のやるべきことをやる。最後までその姿勢を貫いた田部井さんに感銘を受けた。

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2024年12月22日

Posted by ブクログ

世界初の女性エベレスト登頂者 田部井淳子さん。がんが再発して亡くなるまでの2年間の手記。亡くなる直前まで、これほどまでに前向きに人は生きられるものなのか。

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2022年07月24日

Posted by ブクログ

田部井淳子さんが埼玉県川越市で暮らしていらっしゃったことは知っていました。川越市には私が敬愛してやまない帯津良一先生の病院があるのですが、田部井淳子さんがお亡くなりになったのは帯津病院だったのですね。この本は、田部井さんが亡くなられた2016年10月20日(享年77)後の2016年12月の発行です。喉が痛くて声が出ず、最後は筆談だったそうです。亡くなる5日前の15日、最後のメッセージは「みなさん 本当にありがとう!! ありがとう!! 百万遍もありがとう!! 田部井淳子 2016-10-15」でした。合掌

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2017年05月20日

Posted by ブクログ

著者は登山家で世界初の女性エベレスト登頂者。がん告知から再発、脳への転移という厳しい状況…。ガンマナイフ治療に抗がん剤治療、副作用、医師からの励ましなどが日記の形で記録されている。治療の合い間に国内外の山に登り、講演をこなし、イベントに取材…。福島出身の著者は、東北の高校生の富士登山を先導する。家族以外誰にも知らせず普通にパワフルに暮らす。このスケジュールを抗ガン剤の痛みと痺れの中でこなしたのかと驚いてしまう。登れる限り山に登る。可能性がある限り新しい治療にチャレンジし、立ち向かって行く。その田部井さんの最後の姿に感動!

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2017年07月21日

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