堀口茉純のレビュー一覧

  • 2時間でわかる浮世絵の本

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    浮世絵の人間の描き方(特に女性)、描き方がほぼ定型化されていて、言ってみれば漫画のデフォルメされたイラストに近い一般化だと思うのだが、これが江戸時代ほぼ丸々+明治期までずいぶんと長く続いたものだなぁ。

    一番最後の橋口五葉の『化粧の女』はどこか現代的なイメージに近い気がする。これが明治〜大正の人なので、明治くらいから徐々に変わっていったのだろう。明治期でも水の年方とかは女性は浮世絵っぽいのですぐに切り替わったわけではなく、徐々に変化していったのだろうけど。

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    2025年08月18日
  • 2時間でわかる浮世絵の本

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    文章量が思ったより多いので、「2時間でわかる」はちょっと語弊があるかな…。浮世絵が売られていた場所に言及されていた点では新たな発見があった半面、絵師の紹介が多すぎてこりゃ覚えられないな、とか。「2時間でわかる」と言うならもうちょっと絞っても良かった気もするけど、どれだけの文献とか読み込んだらこれだけの絵師に出会えるのかな、とも思いました。そういう意味では熱量は感じました。
    あと、横書きの構成にしたのは作品も大きく紹介したかったからですかね?今まで読んだ本が縦書きだったので、ここも違和感ありました。

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    2025年06月14日
  • 大江戸24時 浮世絵で庶民ライフを物見遊山

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    ネタバレ

    不定時法。明けと暮れを6つとして、その間を6等分する。夏と冬では時間が違う。それに対応した時計があった。
    いなせ、とは、鯔背のようなちょんまげ。毛先をピンと立てて散らす不良っぽいアレンジのこと。転じて威勢がいいこと。魚河岸のお兄さん。
    江戸に多いもの=伊勢屋稲荷に犬の糞。犬は共同で飼う街犬。ゴミを犬に食べて貰うことが街の清潔に繋がった。
    お歯黒は既婚の印、虫歯を予防する効果があった。
    店は明け6つ(夜明け)にアク。それまでに丁稚たちが開店準備をする。丁稚奉公は10歳くらいから。真面目に働けば暖簾分けもあって成功への道になった。
    3代続けて江戸生まれ、は5%くらいしかいない。
    浮世絵は、蔦屋重三

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    2024年11月12日
  • 江戸はスゴイ 世界が驚く! 最先端都市の歴史・文化・風俗

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    江戸時代の人々の暮らしや文化について詳しく知れる本。どこまでが本当なのか不明なところも多いと思いながらも、歴史をよりよく知る上でこういった当時の人々の細かな暮らしぶりを知ることができるのはとても重要だと感じる。歴史の勉強においては史実に基づいた主要トピックや流れしか教わらないが、それに紐づく事件の背景やその当時の様子を知ることがより歴史を理解することにつながるし単純に面白いと感じた。歴史を学ぶ上ではこのような具体的な文化や暮らしまで理解しようとすることが大事だと実感する。
    また読み返しても良いなと思う本。

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    2023年09月04日
  • 江戸はスゴイ 世界一幸せな人びとの浮世ぐらし

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    最近「江戸」ネタにはまっている私ですが、「江戸」は確かに奇跡の都市なのだ。
    きちんと学校の授業で教えればとよいと思うが、東京以外の人はあまり意識ないのか・・・(または自分がまったく授業を聞いてなかったか・・・)
    「江戸時代」は、本当の意味で「江戸の時代」だったのですね。
    天下泰平の世を継続させるために、人工的に意図的に戦略的に開拓された江戸という都市。
    当時17世紀くらいの段階で、様々なシステム化がなされたとは、全然知らなかった。
    世界史的に見ても稀有で奇跡の都市なのです。
    更に特筆すべきは、それらシステムが武士や特権階級だけでなく、民間にも影響を及ぼし、独自に民衆が文化を形成していったこと。

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    2020年10月17日
  • SHINSENGUMI GRAFFITI 新選組グラフィティ1834-1868

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    新選組大好きなのに、なぜかずっと読み進められなかった本。
    なんかゴチャゴチャしてる感があって……。

    「TOKUGAWA15」は読めたのになあ。
    だけど今回暇な日に読んだら、あっという間に完読。

    小4の時に新選組ファンになったという堀口さん。
    愛が伝わる構成でした。

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    2020年03月05日
  • 江戸はスゴイ 世界一幸せな人びとの浮世ぐらし

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    102ページまで読んだ。江戸の開放的な文化、庶民の生き方が伝わってくる。落語の長屋の日々の生活がある。物には乏しかったと思われるが、生活は清潔で文化的で、豊かであったと感じる。自然の恵みも大きかったと思う。

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    2018年08月29日
  • 江戸はスゴイ 世界一幸せな人びとの浮世ぐらし

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    読み始めてまず思ったのが、「これ新書でいいの??」。
    新書にしては軽い。語り口が軽いのだ。おまけに著者の手書きのイラスが超マンガチック。
    しかし軽い口調とは裏腹に内容は濃く図表も豊富で、これ1冊で大江戸八百八町の町人の暮らしが概観できる。学校の授業で習う江戸時代ってあまりいい印象がないけど、実は案外楽しい時代だったんじゃね?…と思わせてくれる。
    一般的に新書で歴史をテーマにしたものは文体が堅苦しいものが多いので、カタカナ語を多用したこの本は、若者や歴史初心者が読むにはとっつきやすくてうってつけだと思う。

    著者は30代の若い女性だが、合格率一桁台の江戸文化歴史検定1級取得者だけあり、江戸時代の

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    2018年01月13日