あらすじ
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ここまで楽しく素晴らしい町だったとは! 浮世絵などヴィジュアル満載で、ページを開けばお江戸の世界。その魅力がみるみるわかる極上の書。お江戸は世界史の奇跡だ! 庶民たちが、実にイキイキと町を闊歩していた江戸。江戸城が日本最大・最強の近世城郭として圧倒的な強さを誇っただけではなく、都市としても、同時代の世界に類を見ない、エキサイティングな町だった。季節毎に訪れる幾多の楽しい祭(イベント)。天麩羅や寿司などよりどりみどりの外食天国。浮世風呂に浮世床。当代きってのスーパーウーマンと遊べる吉原、手軽に遊ぶには江戸四宿。1億円プレーヤーの歌舞伎役者に、1年を実働20日で暮らした力士たち……。裕福でなくとも、世界一幸福な人びとが、各自の人生を充実させていたからこそ、歌舞伎、浮世絵、和食など、たくさんの文化が発達し、今ではそれらが日本の誇るべき財産になっている。本書は、浮世絵や版本など、江戸人によって描かれた絵画史料をふんだんに盛り込んで、“庶民が主役”の江戸がいかに魅力的で、面白くて、スゴイ町だったかを徹底紹介する。 ●其の一:実はこんなにスゴかった! 世界が驚く江戸城下町のヒミツ ●其の二:城下町探検隊――ようこそ! 大江戸観光ツアーへ ●其の三:アレ、けっこう楽しそう(笑)! 江戸町人の暮らし ●其の四:役者・アイドル・スポーツ選手……憧れのスターたち ●其の五:異常発達☆食文化 ●其の六:毎日がスペシャル?! とにかくイベント大好き
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Posted by ブクログ
とても軽いタッチで江戸時代のことがわかる。
YouTuberであるほーりーのチャンネルから、書籍もあることを知り、読みました。
江戸時代に江戸に住んでいた庶民の、苦難、不自由さは、現代と比べると厳しいものがあった。同時に、天下泰平の世で、たべもの、旅行、娯楽がめちゃくちゃ発達していたのは、とても驚き&興味深く読みました。
Posted by ブクログ
2月の入院手術の時に病室で読み終えてたんだけど、登録してなかったので。
お江戸ルのほーりーこと堀口茉純さんの著書。
東京MXで放送中の『お江戸に恋して』でも遺憾なく江戸時代の知識を披露しているが、この本では浮世絵や本人直筆のイラストや四コマ漫画まで駆使して更に詳しく庶民や武家の生活を面白おかしく紹介している。
文章的にも堅苦しくないので、少し江戸時代に興味が湧いたけど難しい話はちょっとっ、て人にも読みやすいと思う
Posted by ブクログ
当時のヨーロッパやアジアのどの国に比べても江戸時代はいい時代だったと言うことを色んな例を使って説明してくれてます。
4コマ漫画を使ってるのもユニークな一冊です。
Posted by ブクログ
軽妙な文章と豊富な挿絵で一気に江戸にひきこまれた。
現在に繋がる江戸の文化はなんと素晴らしいのか。
改めて特異な江戸時代とそこから発生した江戸文化は日本が誇る文化。出来るものなら、タイムスリップして見てみたいものだ
Posted by ブクログ
最近「江戸」ネタにはまっている私ですが、「江戸」は確かに奇跡の都市なのだ。
きちんと学校の授業で教えればとよいと思うが、東京以外の人はあまり意識ないのか・・・(または自分がまったく授業を聞いてなかったか・・・)
「江戸時代」は、本当の意味で「江戸の時代」だったのですね。
天下泰平の世を継続させるために、人工的に意図的に戦略的に開拓された江戸という都市。
当時17世紀くらいの段階で、様々なシステム化がなされたとは、全然知らなかった。
世界史的に見ても稀有で奇跡の都市なのです。
更に特筆すべきは、それらシステムが武士や特権階級だけでなく、民間にも影響を及ぼし、独自に民衆が文化を形成していったこと。
天下泰平なのに「浮世」と言って、「はかない世の中である」とする考え方があるのはスゴイ。
そして素晴らしい浮世絵とか、歌舞伎とか、花火とか、相撲とか、食とかの文化が形成されていった。
日本でも他の地域、大阪、京都などで、こんな発想は出なかったのではないだろうか。
これは仏教の考えだけで形成された訳じゃないと思うのだ。
「江戸」だからこその考え方なのだろう。
私が勤務している港区赤坂近辺は特に江戸時代の遺跡が残ってたりして面白い。
江戸時代を身近に感じることが出来るのも、赤坂で働く特権と思う。
たまにはビジネスの話だけでなく、アカデミックな話も社内でしたいところだ。
(2016/10/17)
Posted by ブクログ
102ページまで読んだ。江戸の開放的な文化、庶民の生き方が伝わってくる。落語の長屋の日々の生活がある。物には乏しかったと思われるが、生活は清潔で文化的で、豊かであったと感じる。自然の恵みも大きかったと思う。
Posted by ブクログ
読み始めてまず思ったのが、「これ新書でいいの??」。
新書にしては軽い。語り口が軽いのだ。おまけに著者の手書きのイラスが超マンガチック。
しかし軽い口調とは裏腹に内容は濃く図表も豊富で、これ1冊で大江戸八百八町の町人の暮らしが概観できる。学校の授業で習う江戸時代ってあまりいい印象がないけど、実は案外楽しい時代だったんじゃね?…と思わせてくれる。
一般的に新書で歴史をテーマにしたものは文体が堅苦しいものが多いので、カタカナ語を多用したこの本は、若者や歴史初心者が読むにはとっつきやすくてうってつけだと思う。
著者は30代の若い女性だが、合格率一桁台の江戸文化歴史検定1級取得者だけあり、江戸時代のことをかなり深く勉強しているのがよくわかる(2級に出てきたテーマもたくさん載っていた。受験前に読んでおくんだった。まあ合格できたからいいか)。