キナコのレビュー一覧
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シリーズ4巻目、ロリコン先輩の小学一年生の許嫁が登場。西尾維新っぽい毒舌幼女が絡んでくる。
あるひ、眉美が美少年探偵団のアジトに行こうとすると、廊下の向こうから座敷童がやってきた。
自分よりも重そうな和服をきた女の子に唖然としていると、その座敷童ちゃんは口を開いた。
「どけや、貧困層。ひき殺されてえのか」
一瞬の嵐が過ぎ去ってのち、部室に行くと自分の背丈並の大きな羽子板が残されていた。
川池湖滝、彼女が咲口先輩、もといロリコン先輩の小学一年生の許嫁だった。
つーわけでシリーズ四巻目、一巻に比べると眉美ちゃんのずうずうしさがひどくなってませんかね。
四巻にもなるが、それほど -
Posted by ブクログ
シリーズ三巻目、秋田へのグルメ鈍行列車旅中に一気読みのもよう。
美少年探偵団の天才、指輪創作は脚立の踏面を背に当てて器用に天井画を描いていた。
ある部分に差し掛かり筆を当てたとき、天井が外れた。
天井裏のスペースには絵画が33枚残されていた。
その絵画のモチーフには見覚えがある。それが何かと気が付くと、名画から人だけを抜き取った背景画であることに気が付く。
その絵を描いた人物は芸術家然とした破天荒な元教師で、最期には指輪学園から追われることになる。
その元芸術教師さ最後に言い残したのは「全校生徒を誘拐する」という脅迫めいた言葉だった。
今巻で元美術教師の永遠井先生が登場 -
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去年から積んでいた美少年探偵団シリーズを消化にかかる2017年正月。
子どものころ、見上げた空の一瞬の瞬きを忘れずに宇宙飛行士になることを夢見た瞳島眉美は、その夢をあきらめる日に校舎の屋上で星空を眺めていた。
「探し物かね?」
誰もいないはずなのに声をかけられ、驚いた悲鳴が絶望的に可愛くない私。
「そうだとすれば、この僕は手伝うにやぶさかではないよ」
こうして、指輪学園にまことしやかに流布する噂、美少年探偵団に関わることになってしまった。
子どものころに見た瞬きを一日にして解き明かす探偵団。しかし、それは眉美にしか見ることができないものだった。
彼女を追う犯罪集団「 -
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美少年シリーズ2作目。1作目でキャラクターとか気に入ってしまってついつい読み急いでしまった。
西尾維新としてはまさにライトノベルのような。戯言シリーズから入った身なのでこの文章
、というか語り部瞳島眉美くんの口振りが西尾維新をアク抜きしきったような印象がある。1作目で吹っ切れた分、より読みやすい気がする。
でもやはりキャラクターの個性や言い回し、表現はいつもどおり。団長の美学も啖呵もまっすぐに美しい。
中学生がメインなだけあって、危ういところに踏み込んではいるのにライトな事件性? 書き方が軽いだけ? あんまりシリアスに話が落ち込まないからやはり読みやすい。
新たに登場した対立校といい、この先が