川島誠のレビュー一覧

  • セカンド・ショット

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    夏といえば川島誠。
    軽妙で、ユニークでドライ、なのに何だかツンと切ない語り口が独特な作家さん。私は、すごく好きです。
    かあっと熱くなるスポーツの、一瞬とか、カーンと抜けた青空とか。全速力で走っていると途中、感情も考えもすべて吹き飛んで感覚だけが絶妙に浮き上がってくる瞬間とか。そんなものを感じたい時に、おすすめ。

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    2009年10月04日
  • NR(ノーリターン)

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     味噌汁とお握りを知らなかった自分をイメージするのは難しい。
     考えてもごらんよ。いったん知ってしまう(思い出してしまう)と、知らなかったときの自分っていうのは、実感を伴わないでしょ。
    (P.81)

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    2009年10月04日
  • ロッカーズ

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    どことなくホモを感じる。暗くて乱れてて、同じ青春ものだけど、同作者の800読み終わった時の爽快感とかはない。何が伝えたかったのかもよくわからない。まあ、でも全体として悪くはない。

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    2009年10月04日
  • もういちど走り出そう

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    川島さんの本ということで買ったが、自分とかなり歳がはなれてるせいか感情移入が難しかった。ちょっとした勇気と希望をくれる本。

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    2009年10月04日
  • もういちど走り出そう

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    この著者にハマッタので、3冊続けて読んでみた。一応陸上経験者の私には陸上ネタは心地良かった。結末は意外と無難、というか、過激ではなく、韓国ドラマをしばしば見る私にとっては多少腑抜けしちゃったあ。

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    2009年10月04日
  • ロッカーズ

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    十四歳。雨上がりの街で、ぼくは十八歳のセージと出会った。セージは歌い、叫ぶ。細胞のひとつひとつ、魂までも揺さぶる圧倒的な声で。自分のために。その彼がぼくに向かって言った。微笑みを浮かべながら。「なあ、弾いてくれよ」街に、旋律が流れ始めた――。破滅的なカリスマ性をもつヴォーカルと独創的なギタリスト、日本中も席巻した伝説のロックバンドの誕生、成功、そして崩壊まで
    の激しい軌跡を描いた傑作長編。

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    2009年10月04日
  • もういちど走り出そう

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    たぶん初めは小さな穴だったのだ。歯医者として成功をおさめ、美しい妻とかわいい娘がいる。上品なアシスタントの働く清潔な職場。自分の美学で建てた城に住むちょっとした王様。だから、妻が小説を書いて新人賞を受賞したことなど、僕にとっては、意外な、けれども些細な事に過ぎないはずたった──。インターハイ三位の実力を持つ四〇〇メートルハードル選手だった主人公が、順調な人生の半ばで経験した、思いもかけない挫折と再生を、繊細にあるいはほろ苦く描いた感動作。

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    2009年10月04日