あらすじ
過去を取り戻すことは誰にもできない――。俺、高橋進。日本でも指折りの素質を持ったランナーで、あらゆる科学の天才だった……らしいが、交通事故で記憶を無くしてしまった。病人だっていうのに、変わり者の中国人が病室におしかけてくるし、コーチは陸上界の未来を背負って立てとか言うし、15歳の叔母さんは妙にかわいいし。で、あげくの果てに救世主? もう、ほっといてよ! 永遠の青春小説「800」の著者が贈る、とびきり奇想天外でハッピーなパルプストーリー!
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
主人公がカッコイイです。語りに注目w
ドクターや眉子叔母さん、個性的なキャラが沢山出てきます。
わけの分からなさ面白いです。正直暗い話だと思っていました。
Posted by ブクログ
疾走感があり、ストーリーは馬鹿馬鹿しく、それでいてどんでん返しが待っている、なんとも明るい雰囲気の肩の力が抜けた1作。
未だ彼の力は全く衰えていません!
Posted by ブクログ
いや〜、おもしろかった。
というか、めちゃくちゃね。この小説(笑)
悪い意味でのめちゃくちゃ、ではなく、いい意味でのめちゃくちゃ、ではあるんですが。
いろいろつっこみどころも満載だし、二日酔いの頭ではなにがどうなっているのか展開についていけなくなるところもあるのですが、そこを読み進ませる筆力はすごい、と思います。
この人の、話しかけるような文体が、好きなんですよね、私。
『800』とか、『もう一度走り出そう』とか、既刊の本に比べたら、ちょっと方向が変わってきていると思うけれど、すんなり読めたのは、あの語り口のせいだと思います。
Posted by ブクログ
記憶喪失でエロで陸上競技でマフィアでメシアでって何でもありな感じ。油断ならなくて楽しい。主人公のその後が気になります(とくに叔母さんとの関係)。
Posted by ブクログ
この作家さんの本は好きなのですが、、、
現実的なのか非現実的なのか中途半端。日本のどこかで実際に起こってそうっと思わせるような、若者の生と性の話を期待していたのだが、
ちょっと違いました。