静月遠火のレビュー一覧
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ネタバレ・感想
廻谷千瀬は高校一年生。何事もなくGWを終えようとしたのに異変が起こります。朝、目が覚めたら5月6日になっていて、それからずっとずっと時は進まず「今日」のまま。「今日」と言う日をずっとリピートし続けてしまいます。
そんな中、百音さんだけは千瀬の話に耳をかたむけてくれます。どうやったら「今日」という日のループから抜け出せるのか、今回の「今日」をどうやって過ごすのか、結末はあるのか、先が気になって一気に読めます。面白かったです。
・作品紹介
「BOOK」データベースより
ゴールデンウイーク明けの5月7日、廻谷千瀬は久しぶりに学校へ行こうとしていた。しかしふと気がつけば、今日は昨日過ごしたは -
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平凡な高校生・綾は友人以上の存在である一哉を事故で突然失う。しかし死んだはずの彼から電話がかかってきて――みたいな話です。電話で繋がる恋人未満の男女――という設定から乙一の某作品を連想し、てっきりめちゃくちゃ切ない系の話かと思ってたのですが、この話のメインはミステリーでした。一哉は殺されたのではないか、アヒルの人形の呪い、級友の不可解な言動…と気になる謎が散りばめられてます。この話は果たしてミステリー?ホラー?それともファンタジー?とどういう結末がくるのか途中まで予測できませんでした。しかし結末はいたって現実的。ハッピーエンドにならないであろうことは設定からいってわかっていたことでしたが、電車
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哲学の次はどっからどう見ても、一分の隙もなくライトノベルです
我ながら振り幅のエグい本棚ですな( ゚Д゚)y─┛~~
本作は山本弘さんの『BISビブリオバトル部』シリーズで主人公が激推ししていたので読んでみましたよ
いやー電撃文庫やなー
いわゆるパラレルワールドものなんですな
高校生の女の子綾の楽しみは、別の高校に通う一哉との毎日の電話
恋人未満のふたりですが、ある日一哉は事故で亡くなってしまいます
一哉の通夜から帰ってきた綾に、なんと一哉から電話が!
その一哉はパラレルワールドの一哉で、しかもあちらの世界では綾が殺されていると言うのです
こっちの世界では男の子が死んでいて、あっちの -
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ホラーなのかミステリーなのかパズルなのか。
家に入りかくれんぼをすると、入ってきた人に成り代われる不思議な家。
中身も外見も変わるのに、周りから別の人と認識される。書き換えられるというのだろうか。個人が変わるだけならばと思ったけれど、自分を全く別の人ととして接せられることが怖いのか、自分ではない人を自分として接している周囲が怖いのか、何が怖いのかはよくわからない。
ただ○○の家と作中で出る単語が、人が入れ替わった途端名前が変わり、主人公も含めそれを当たり前のように会話で使うことにゾクリとする。
最後のパズルのような展開は目まぐるしすぎて理解するまでに時間がかかり、最後も感動的な展開を匂わせそう