あらすじ
ゴールデンウイーク明けの5月7日、廻谷千瀬は久々に学校へ行こうとしていた。しかしふと気がつけば、今日は昨日過ごしたはずの5月6日だった。以来、千瀬は5月6日を繰り返すことに……。しかも、5月6日がリピートしていることに気づいているのは千瀬だけ。ほかの人たちはなにも知らず同じ日を過ごしていた。なかば自棄になりながら、何度目かもわからない今日を過ごしてた時、千瀬は新海百音に出会う。たまたま千瀬の話を聞いてくれた百音を頼りに、千瀬はこの奇怪な現象から抜け出そうとするが、百音もまた今日がリピートしていることを知らずに5月6日を繰り返していて……。
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Posted by ブクログ
書店でパステルカラーのカバーに一目惚れして購入しました。
中身は一日を繰り替えすループ物。途中の感想は主人公 廻谷千瀬くんの記憶力に素直に凄いな…と思いました。イヤでも覚えてしまう程ループしたんだろうな、と
ラストはまぁ予定調和といいますか、ご都合主義のような気もしますが私は好きな終わり方でした。
なにより主人公の二人の名前が可愛いなーと。由来を聞いてうーんと思いましたが…謎解きのヒントになってますし連想させる名前じゃないとね 個人的にはもう一人の名前の方が好きです
Posted by ブクログ
同じ日を何度もめぐる主人公の名前が廻谷。
協力してくれるヒロインとは繰り返しの今日で出会うから、次回の今日にはまたはじめましてから。
廻谷くん強い。
彼からの手紙には涙腺崩壊ものだったのに。
良い結末だったが、涙を返してくれ。
Posted by ブクログ
オチがぁ……ちょっと微妙だが、その直前までは素晴らしかったです。
同じ日を永遠とループして、自分一人だけが記憶を保持していて、毎回が初対面の人と、ループ脱出のために力を合わせる。でも彼女はその記憶を保持することは出来ない……。
無限ループに入った人間の、葛藤とか遣る瀬無い気持ちとかノイローゼになりそうな感じとか、孤独感とか途方も無い感じとか絶望感とか、よく書けていたと思う。 しかも視点がその協力者だっていうのがまた、いつもとは違った感覚で良かった。
ただまぁオチがちょっと……台無し感がひどいです。
オチを除けばとっても良い作品です。
Posted by ブクログ
最初この本を手に取ったのは、内容に惹かれたからです。
一日がリピートされていることに気づいた少年と、気づいていない少女が主人公です。
同じ会話が繰り返されたり別の会話がくり広げられたりするのですが、テンポがすごく良くて止まることなく当作品を読み終えました。
一言でいえば、面白い。
予想よりも少し斜め上の展開になり、シリアスかと思いきやまさかの最後にどんでん返し。ラブコメでした。
イラストも素敵で内容も満足のいくものだったので、評価は星5つ。
Posted by ブクログ
数あるループものと言われる作品がある中で、この作品は主人公以外のキャラクターがループ(リピート)していて、主人公はループに気づいていないという設定に惹かれて購入。
読み始めたら、止まらなくて一気に読み終えてしまった。いろんな行動によって、様々なところに影響があって面白かった。
序盤の大庭久太郎とか、ほむほむとか梨花ちゃんの名前が出てきた時はにやりとさせられたw
Posted by ブクログ
最初はなにがなんだかで。どう話を展開させるのかと思ったが、段々と引き込まれていった。
終盤のどんでんかえしに驚いていると最後にもういっかい返しが。。。
おもしろかった
Posted by ブクログ
・感想
廻谷千瀬は高校一年生。何事もなくGWを終えようとしたのに異変が起こります。朝、目が覚めたら5月6日になっていて、それからずっとずっと時は進まず「今日」のまま。「今日」と言う日をずっとリピートし続けてしまいます。
そんな中、百音さんだけは千瀬の話に耳をかたむけてくれます。どうやったら「今日」という日のループから抜け出せるのか、今回の「今日」をどうやって過ごすのか、結末はあるのか、先が気になって一気に読めます。面白かったです。
・作品紹介
「BOOK」データベースより
ゴールデンウイーク明けの5月7日、廻谷千瀬は久しぶりに学校へ行こうとしていた。しかしふと気がつけば、今日は昨日過ごしたはずの5月6日だった。以来、千瀬は5月6日を繰り返すことに…。しかも、ほかの人たちはなにも知らず同じ日を過ごしていた。なかば自棄になりながら、何度目かもわからない今日を過ごしてた時、千瀬は新海百音に出会う。たまたま千瀬の話を聞いてくれた百音を頼りに、千瀬はこの奇怪な現象から抜け出そうとするが…。
・著者紹介
静月 遠火(しづき とおか)さん
静岡県出身。
2008年第15回電撃小説大賞“金賞”受賞され、翌年受賞作『パララバ‐Parallel lovers‐』でデビューされました。
Posted by ブクログ
メディアワークスはなかなか…作家さんも作品も、………。ってなるものが多くてあらすじが面白そうでも買わなくなっていたのですがこの作品はラストまでちゃんとやり切られていて、すごく良かったです。またこの人の作品が読みたいと思いました。