Re°のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
面白かったデスッ!!
やっぱりスポーツ小説、好きだな☆
ヨンケイ=四継、4×100Mリレー
離島(東京都島嶼部大島町)の高校男子陸上部4人が、関東大会のヨンケイに挑むことになりました
4人とも本来力はあるのですが、性格も体格も持ち味も違い、全く気が合いません
バトンを上手く繋ぐには、お互いに興味を持ち知り尽くし、息を合わせないといけません
陸上を続けていく上での苦悩や嫉妬、劣等感等、4人の胸の内がそれぞれの視点で4章に渡って描かれています
第一走者から第二走者へ、第二走者から第三走者へ、第三走者から第四走者へ、心のバトンを上手く渡していく事が出来るのでしょうか。。。
スポーツは、やって -
Posted by ブクログ
2023/08/12
ずーっと読みたいなと思ってた小説で、やっと読み終えることができました。
ザ、青春小説!って感じの王道を行く話で、とても読み応えがあると思います。
離島の高校の陸上部の話なのですが、陸上部のメンバーが100×4人揃ったことで400メートルリレー(ヨンケイ)での大会上位進出を目指すべく始まった陸上部のお話です。
まずスタートが、リレーメンバーの4人が全然仲良くないし、息が合わないというところから始まります。
物語の視点が、1走のメンバーから4走のメンバーに時系列と共に移り変わって物語が進んでいく過程で4人の仲がどう変化し、それがリレーにどう影響してくるのかというところも見どこ -
Posted by ブクログ
ヨンケイ(四継)とは,陸上競技の100×4リレーのこと。
100メートル走の記録を0.1秒縮めるのは,並大抵のことではないが,ヨンケイのリレーの技術次第ではもっと大きな秒差を縮めることができる。
ヨンケイはチームワークが重要な鍵を握っているのだ。
東京都島しょ部,伊豆諸島の大島にある,渚台高等学校。
高校の規模が小さく,慢性的な人数不足であった渚台高等学校に,転入生が。
陸上部に入り,短距離走の選手が4人となったので,顧問の佐藤先生からヨンケイをやらないかという提案があった。
だが,チームワークは最悪,タイムも当然遅いものだった。
小説は4つの章で構成され,それぞれヨンケイ -
購入済み
みんな幸せになって良かった
第2巻までは、2人を取り巻く状況がジェットコースターのようにアップダウンがあってハラハラしましたが、3巻くらいからラブストーリーらしい感じで落ち着いていき、周りの人間関係にも少し波乱はありましたが、最後はみんなハッピーになって本当に良かったなと素直に思えるお話でした。
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Posted by ブクログ
大島(東京都)の、男子がたった4人しかいない高校陸上部
その4人で"ヨンケイ" 100メートル×4リレー に挑む
一走、ニ走、三走、四走と1人ずつの紹介の様な短編が、それぞれリンクして1冊の物語に仕上がっている。
短距離とリレーとの違い、バトンパス1つをとっても分かりやすく描かれていて、ただ走るだけじゃない陸上の面白さが伝わります。
同じ時間を4人それぞれの視点で感じることで、それぞれの悩み、葛藤、抱えてきたものを昇華していく様子もわかりやすい
何より、このたった4人が能力に恵まれた4人である事が奇跡。
悩める青春時代、部活に賭ける思いがとても清々しい!
読んでいる -
Posted by ブクログ
私も高校で4kをやっていた。そして、この小説の受川と同じ100mのベストタイムで1走だった。そんな偶然の一致に驚きながら読み始める。
大島の部員も少ない弱小高校の話。4kメンバーの悩みと成長をリレー形式で繋いでいく。最後はもらうだけの部長の4走から渡すだけの新部長の1走に初めてのバトンリレーがされた。構成がリレーを意識した形で練られていて面白い。
タイム競技はやっていない人からは1位しか認知されないが、競技者には何位だろうと個々の目標があり、勝ち負けは自分の中にだけある。オリンピックは終わったが、金メダルだけに一喜一憂せず、終わった後の彼らの表情を見て欲しい。