Re°のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
王道青春スポーツ小説!陸上の4継を選手4人、1人1人の目線で描かれている。
一人称の書き方で読みやすい文体なので、小中学生にもおすすめできる。
さて、陸上小説が好きで色々読んでいるが今回は4人ともバラバラなチームで全くまとまりがない。しかも、それが大会当日までまとまらず試合をしてバトンを受け渡すことでまとまっていく。
だいたい部長というと、しっかりしているものだが今回の部長は頼れる所もあるが、挑戦ができない。高校最後の大会で負ける事に臆病になっていて、自分一人での練習はやるが、チームメイトのことまでみる余裕がなくなっている。頼れるはずの部長にも、悩みがあってチームのお陰で成長していく姿が良かっ -
Posted by ブクログ
「陸上×青春小説」を見るとついつい読みたくなる。
リレーのバトンを繋ぐ四人それぞれの視点で描かれ展開していきます。
視点が変わることで登場人物の内面を知り、見える景色が変わるのがおもしろかった。
実力はあるけど一人一人がコンプレックスや苦悩を抱え、チームワークなんてあったもんじゃない。
それが少しずつだけど関係性が変化して、結果にも好影響を及ぼしていく。
読みながらリレーのおもしろさというか醍醐味のようなものを感じた。わたしは陸上に詳しくないので、初めて知ったことが新鮮で興味深かったです。
「手応えを感じた時の高揚感」なんていつ以来だろう…って、ちょっと羨ましくなった。
今までに読んだ陸上 -
Posted by ブクログ
東京の離島・大島の高校陸上部を舞台に4人の高校生を中心とした4✖️100mリレー(四継)にかける戦いを描いています。初めはバラバラだった関係が、次第に団結力をもっていく様子は爽やかな青春さを感じさせてくれました。
物語の構成としては、各章ごとに4人それぞれが主人公となって、進行します。バトンを渡すかのように次の章へ気持ち良く受け渡している工夫がされていて、その構成が面白かったです。同じ場面でも登場人物の視点によって、解釈が異なっていくので、奥行き感がありましたし、異なった楽しみ方を味わえました。
4人それぞれには、何かしらの悩みを持っていますが、リレーを通して、最後には迷いを断ち切るかのよ -
購入済み
誰が糸を引いてるか気になる
香織と遥斗それぞれの視点から読めるようになっているので、時に時間を遡ったりする分、話の進行が少し遅い印象ですが、よりお互いの思惑を理解しながら読めます。
最終的に、一番後ろで仕掛けているのが誰か、読んで行くうちに怖さが募ります。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ受川星哉
東京都島嶼部の大島にある渚台高校二年生。400メートルリレーの第一走者。
雨夜莉推
高校二年生。400メートルリレーの第二走者。利島から100メートル走で全中陸上に出場。利島には中学校までしかなく、大島の高校に進学。
脊尾照
高校三年生。陸上の名門の秀川高校から大島の祖父の家に来て渚台高校に転入してきた。400メートルリレーの第三走者。
朝月渡
高校三年生。400メートルリレーの第四走者。
酒井春
高校一年生。同学年の男子の間では某モデルに似てるとかでちょっと有名。100メートルハードルの選手。女子。島では有名な食堂をやっている。
受川空斗
星哉の六歳年上の兄。本州の大学で