清水浩史のレビュー一覧

  • 海の変な生き物が教えてくれたこと

    Posted by ブクログ

    癒やしの良書。作者の生物への愛が感じられて暖かい気持ちで読み続けられた。内容も知らないことばかりで楽しかった。

    0
    2025年03月01日
  • 幻島図鑑【特別豪華カラー版】 不思議な島の物語

    Posted by ブクログ

    しょっぱなの「エサンベ鼻北小島」から地図にない、そもそも地図に登録されたときには既になくなっていたらしい島の紹介でグッとひきこまれます。
    その後もイントロや写真だけでとっても気になる島の紹介が続きます。

    とりわけ、かつて有人だった島(または今も数世帯だけ住んでいる島)はどこも興味深く、文献にもその歴史がほぼ残っていない鵜渡根島(東京都新島)、Uターンして故郷を無人島にしないために奮闘されている方がいらっしゃる六島(長崎県小値賀島)、島民一人となった黒島(長崎県五島市)は強く印象に残りました。
    ずっと有人島であっても、離島の歴史は興味深いことが多い印象ですが、有人から無人になった(もしくはなりかけている)ところはその理由が様々で気になってしまいます。


    後半、沖縄県伊是名島・具志川島がでてきて、その昔に伊是名から船に乗って「こんがりここなつ島キャンプ」に参加したことをふと思い出して検索してみたら屋那覇島という島だったと知りました。
    今さらになって島の本名(?)を知り、写真検索したりして懐かしさに胸いっぱいになりました。
    思いがけずこんな形で昔の想い出にひたれるきっかけを得て、(超個人的だけど)読んで良かったと思いました。

    0
    2022年06月06日
  • 不思議な島旅 千年残したい日本の離島の風景

    Posted by ブクログ

    「不思議な島」を巡る旅ではありません。
    「島旅」は不思議な感傷を呼び起こさせること
    を意味しています。

    日本全国で過疎が進んでいるのですから、島で
    の過疎化は本土の比ではないと思います。

    しかも最後は「無人島化」してしまうのです。

    戦後に無人島化したのは138島です。2020年
    時点で日本の島は6852(この数値は根拠が不
    明で、諸説あるそうです)の内、有人島は何と
    418しかないのです。

    たったの6%の有人島率なのです。

    そんなはかない運命を持つ島を訪れることに
    よって感じる不思議な思いが本書には込められ
    ています。

    日本という島国に固有の文化が生まれたのと同
    様に、それぞれの島にも独自の文化、風習が残
    されています。

    そんな失われつつあるもう一つの日本を巡る一
    冊です。

    0
    2021年12月25日
  • 幻島図鑑【特別豪華カラー版】 不思議な島の物語

    Posted by ブクログ

    幻島とは…
    はかなげで
    希少性のある
    小さな島

    日本には数多くの島が存在している
    無人島の島、今は友人だけどいずれ無人島になるであろう島
    そんな島を筆者の清水浩史さんが自ら巡っている図鑑

    地図にあるけど消えた島
    東北唯一の楽園島
    世界遺産じゃない軍艦島
    やがて海に消える島
    人工的に作った島
    そして誰もいなくなった島
    鑑賞したくなる島
    困った人を助ける島
    などなど…

    この本のすごいところは、著者・清水さんの島愛。
    その写真や文章から島に対する敬意さえ感じます。
    そして、出会った島の人々に対する敬意。

    島には人々の歴史があり、大切にしてきた生活がある
    そして培われた文化がある。

    黒島の章を読んだ時にふと住民の山中さんの優しさにぐっときて涙ぐんでしまった。

    そしてマルマボンサンの西表炭鉱の話
    漫画のカイジを思わせるようなシステムと逃げられない労働者の話

    おわりに…で書かれていた
    「よくよく考えてみると。本当は小さな島でなくても、どこを旅しようが、どこで暮らそうが、周りのすべてのものは移ろいゆく。…そして私も含め誰もが気づけば泡のように、その一生を終えてしまう…きっと幻島を旅すればするほど日常の移ろいゆくものに気づきやすくなる…」

    なんでもない日々
    でもその日々が愛おしく感じることが大切…
    そんなことを読み終わって感じた。

    そして、コロナ禍が収まったら…
    いつか世界遺産じゃないほうの軍艦島に行こう…

    0
    2021年05月04日
  • 幻島図鑑【特別豪華カラー版】 不思議な島の物語

    Posted by ブクログ

    なんとも魅力的な書名と思いませんか?

    ここでいう幻島とは、実在はしますが住人
    が少なく、いずれは無人島になってしまう
    可能性がある島や、またはすでに人は住ん
    でいませんが海水の侵食などにより、本当
    に幻のように海の中に消えてしまう恐れの
    ある島などを指しています。

    ちなみに長い歴史の中で海水の侵食で消え
    てしまった島はいくつかあるそうです。

    限界集落を見るまでもなく、人口が減ると
    いうことは僻地から人が消えていくという
    ことです。

    そして島こそが、最初に人が消えていく
    僻地なのです。

    著者は最後に我々の住む都会の生活であっ
    ても、日々の移ろいの中では程度の差はあ
    れど「幻」のように過ぎていくと言います。

    ややもすると「幻」となりがちな日常を
    大切なものとして愛しく感じ直すことが
    できると、この幻島訪問記の別の力をアピ
    ールしている部分には非常に共感させられ
    ます。

    離島へ行きたくなる一冊です。

    0
    2021年01月15日
  • 海駅図鑑【特別豪華カラー版】 海の見える無人駅

    Posted by ブクログ

     何十年も昔に見た景色がそのままであったり、災害でずいぶんと変わっていたりして、若気の至りで昔あちこちを放浪した者にはじつに感慨深い写真集。

    0
    2017年06月25日
  • 海駅図鑑【特別豪華カラー版】 海の見える無人駅

    Posted by ブクログ

    近頃は旅行といっても観光地が苦手で、むしろ何もないところに行きたいと思う。最近は町おこしという名目で、少々の田舎でも何かしら売り込まれる感があって、そういったものと無縁のところに行きたいのだ。
    しかし、本当に何もないところは「自分はここに何をしに来たんだ?」で終わってしまうので、少なくとも、目的や目的地、目標を明確にしなければならない。そして現実には、交通手段の有無や時間や予算によって、行ける所は限らる。それでは、どこがいいのか?
    そんな私にこれはちょうどいい本だと思った。海の見える無人駅で海を眺めるのも悪くないが、それだけでなく、この本には近場のプラスアルファも載っている。観光客目当てではない何かがあるのだ。過疎化問題や、歴史的背景や政治的な諸々など現地特有の事情を含んでいるものが多いが、そもそも無人駅があるエリアというのはそういう場所なのだ。
    個人的には島根県の日本海側の駅がいくつか載っているのがうれしい。あとは長崎もいいと思う。行ってみたいところばかり。この著者の前作(?)『秘島図鑑』は行けない場所ばかりだったが、これは行こうと思えば行ける所ばかり。かなり毛色は違うが、旅行ガイドにもなる。
    最後になったが、本の構成は、最初に各駅の写真が見開きでまとめて載っており、その後で各駅についての説明文が載っている。写真もおそらく著者によるものであろう。夕方から夜にかけての時間帯の写真が意外と多く、あまり海が感じられない写真もある(笑)。悪くないけど。

    0
    2017年04月01日
  • 秘島図鑑【特別豪華カラー版】

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    離島はアホウドリと燐鉱石の収奪が集中的に行われていたことを知る。
    アホウドリが一人で1日に200羽も殺され、10年で20万匹にもなったということに驚いた。
    見たり上陸したりしたい島、多数。

    0
    2016年01月06日
  • 秘島図鑑【特別豪華カラー版】

    Posted by ブクログ

    知らない島が一杯。写真も多くてロマンスを掻き立てられる。

    こうやってみると日本は広い。南硫黄島、孀婦岩、沖ノ鳥島、もう行ってみたいところがたくさん。解説は少ない気もするが、コンパクトによくまとめられているし、出典もしっかりしているので、読む楽しみも増えました。

    改めて、悲惨な歴史もあったのも分かったし、中々いい本でした。少し装丁が地味かな。個人的には嫌いではないが。

    0
    2015年10月11日
  • 幻島図鑑【特別豪華カラー版】 不思議な島の物語

    Posted by ブクログ

    なかなか行きづらい島への紀行です。中には無くなってしまった島もあります。一部は有人島で、島の方へのインタビューも。干潮時に歩いて行ける島も有れば、岸からンkm離れている上に断崖絶壁で上陸できない島や、遠浅のため船が近づけない島等、いろいろな島へ行かれています。難易度の低そうな島へはちょっと行ってみたいと思いました。おしむらくは島の紹介が、だいぶ西日本に偏っているところでしょうか。

    0
    2026年06月21日
  • 海の変な生き物が教えてくれたこと

    Posted by ブクログ

    海の変な生き物について学術的な解説と著者の軽快なお話や経験などが綴られた書籍。カラー写真なので細かいところまでよく見ることができて楽しかった。著者がジャーナリストのためか文章も面白く楽しい一冊だった。

    0
    2026年03月02日
  • 海の変な生き物が教えてくれたこと

    Posted by ブクログ

    学者が素人向けに書いた本を読むのが好きだ。対象に愛を感じられるのが心地よい。本書もそういう本だと思いきや、ちょっと違った。全部で10の生き物が納められているが、文章の終わりに文学が引き合いに出されて〆られている。
    筆者の経歴をみたら、文系でドクターまでいってマスコミに就職、海の生き物は趣味みたい。
    私の中では、〆の評価は低いが、「変な生き物」の紹介は面白かった。

    0
    2026年01月09日
  • 海の変な生き物が教えてくれたこと

    Posted by ブクログ

    海の生物に全然興味を持っていなかったが、この本を読んでから「水族館に行きたい!」「海に行きたい!」という気持ちにさせられた。著者の熱量が伝わってきて凄く面白かった。生態だけでなく、食べることも書かれているのが面白い。

    0
    2025年08月16日
  • 海の変な生き物が教えてくれたこと

    Posted by ブクログ

    海の生き物たちの生態や人間との関わりが紹介されていて非常に興味深い。何回も見たことがある生物でも知らなかったことがたくさんあった。生物としては優劣とか評価とか全く意味がなくて、地球の歴史の中でこうやって存在していること、その存在そのものが尊いということを思い知る。

    0
    2025年06月25日
  • 海の変な生き物が教えてくれたこと

    Posted by ブクログ

    この1冊を読んでいなければ、きっと出会うことはなかった海のいろんな変な生き物を知ることができた。決してメジャーとは言えない、珍しいマイナーな生き物たちが持つ不格好さ、不気味さ、不思議さ、自由気ままさ。ヒトの私たちにはない魅力がそれぞれにあって、だからこそ生き物たちから学び、吸収したいと思う面がたくさんあって、とても興味深く読めた。ヒトとして毎日を生きる上で教訓にしたいと刺激を受けたことが次から次へと出てきた。
    著者清水さんの、海の生き物に対してここまでの深い考察ができるのも海と生き物への尊敬と愛情の深さ故なんだろうと感慨。
    あとカブトガニのオスとメスの体格の違いの理由を知り、思わずときめいてしまった。見た目が気持ち悪いと外見で判断してごめん、カブトガニ…!

    0
    2025年06月09日
  • 秘島図鑑【特別豪華カラー版】

    Posted by ブクログ

    それぞれの島に対する解説および筆者の思いが平易な表現で描かれておりドキュメンタリー的に読めます。それにしても戦前戦後の私企業の(規制もあってないレベルだったとはいえ)旺盛な開発欲は現代人からすると少し羨ましく感じるレベル。

    0
    2024年12月02日
  • 不思議な島旅 千年残したい日本の離島の風景

    Posted by ブクログ

    過疎化の最たる例が離島である。
    2023年の国土地理院測定により、日本には14000もの島(周囲100メートル以上の自然陸地)があることが判明した。このうち、有人島は400程度とのこと。

    石垣島を除いて、人口の減少率は本土よりも顕著であり、人が居なくなれば当然島は荒廃する。さらに、島のことを知る人が高齢化し少なくなるため、さらに記憶は失われていく。人の記憶が無くなれば、国土としての認識も薄れていく。歴史の共有が失われれば、外国に不法占拠されても抗えないのだろうか。北方領土に対する日本人の認識は、将来どうなるのだろうか?

    本書では、失われゆく離島各地に残る独特の風習を記されており、ノスタルジックな気持ちになる。この本を手に取った人が、どこかの島に1箇所でも訪れてみたいと思って頂ければ良い。移住はハードルが高いが、島の記憶を誰かに語り継ぐだけでも意義がある。

    沖縄の前島は、太平洋戦争末期に集団自決のあった慶良間諸島で唯一、集団自決を免れた。その理由は?
    多良間島では、親族以外の別世帯の子供が幼児の子育てをするという。
    こういった島の歴史と文化を風化させないために、まずは読んでみよう。

    0
    2024年07月31日
  • 秘島図鑑【特別豪華カラー版】

    Posted by ブクログ

    絶海の無人島31ヵ所が写真と地図つきで紹介されています。島の発見から現在までの歴史も紹介されていて楽しめます。
    鳥島(東京都)...吉村昭の「漂流」の島はこんなハゲ島だったのか。アホウドリが一時絶滅しかかるほど乱獲されてしまったのは残忍。
    沖大東島(沖縄県)...企業所有の無人島があるとは。
    続島(山口県)...戦艦陸奥爆沈の謎が気になった。
    ベヨネース列岩(東京都)...岩?

    0
    2022年11月26日
  • 不思議な島旅 千年残したい日本の離島の風景

    Posted by ブクログ

    日本列島に点在する小さな離島。
    無人島、有人島、ひとりだけの島に旅して、出会う人々。
    暮らす理由、生活、風習と、失われるものを見い出す記録。
    序章 離島の人口が減っていく
    第1章 人ー有人島と無人島のあいだ
    第2章 風習ー今も息づくもの
    第3章 歳月ー失われゆくもの
    終章 万物との対話
    大まかな離島地図、参考文献有り。
    日本には7000近い島がある。
    その多くは無人島だが、有人島もある。
    しかし、時代とともに人口が減り、無人化する島もあるし、
    人口がひとりだけの島、再有人化した島もある。
    そんな島々への旅行記&人との出会いのノンフィクションです。
    たったひとりでも島に人が暮らすことの貴重さ。
    その暮らしは、島とともに生きられる喜びが。
    島の歴史、独自の文化や風習、島の「個性」を継ぐ、者たち。
    子どもが子どもを呼ぶ、守姉の風習。
    船で島を離れる惜別の光景は、送る人&送られる人の思いの情。
    新島の流人墓地への「だんとう」の風習。
    失われてゆく北方領土の生活の記憶。
    無人島の電話ボックス、屋久島の温泉ではない瀬風呂跡。
    過疎化、想定外の災害、対外事情や歴史の変遷等、
    過去も現在も未来も、時の流れの移ろいはあれども、
    大いなる自然に抱かれる離島の風景は、ただ、そこにある。
    不思議な想いを抱かせる、心に響く何かを、秘めて。

    0
    2022年06月07日
  • 日本の絶景無人島 楽園図鑑【特別豪華カラー版】

    Posted by ブクログ

    自由で美しく、幻のような楽園の、日本の無人島37を紹介。
    I部 楽園の扉
      現れては消える島①純白の島
      現れては消える島②サンゴ礁・浅瀬
      砂浜だけの純白島   極上ビーチの島
      美しい砂浜と岩の島  実践編 楽園の準備
    II部 異彩の楽園
      実践編 楽園の余韻
    楽園地図、参考文献有り。
    4ページに、カラー写真とデータ、続いて紹介文と簡易な地図。
    または、モノクロ写真での構成。
    青い空の下の美しい風景は、楽園か、或いはあの世の如く。
    海原に浮かぶ白い浜。個性的な岩。
    地形や砂浜が素晴らしい小さな無人島。
    干潮時、又は年に数回現れる、幻のような浜や島。
    波の浸食により何時かは消える、真の幻になる場所もある。
    忘れてはいけない伝説や歴史を、秘めた島もある。
    サルで有名な幸島、シカとクジャクが暮らす島。
    驚いたのは、意外とアクセスがある場所が多いこと。
    青い空と輝く太陽の下で、永遠の感覚を味わってみよう。
    但し、行けるかどうか、素晴らしい景色に出会えるかどうかは、
    自然次第。海も空も気紛れだから。

    0
    2022年05月14日