清水浩史のレビュー一覧

  • 幻島図鑑【特別豪華カラー版】 不思議な島の物語

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    幻島・・・はかなげで、稀少性のある、小さな島。
    日本の海に点在する島々の中から選んだ17の幻島の紹介と物語。
    I部 ガイド編・・・17の幻島を各々4ページに、見開きで島の
           カラー画像とデータ、島の歴史、自然、現状を掲載。
    II部 紀行編・・・17の幻島を各々8~16ページに、成り立ちや歴史等、
           深く取材した紀行文。画像はモノクロ。
    参考文献有り。
    幻島には様々な物語があります。
    それは、ミステリー、ファンタジー、伝承、歴史等々。
    波に、虫(!)に浸食されて消えつつある島。
    存在したという伝承だけが残るまさしく幻の島。
    存在を巡って国が腰を上げた島。
    人工島、信仰の島

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    2019年09月04日
  • 幻島図鑑【特別豪華カラー版】 不思議な島の物語

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    なかなか無い、こんな本。
    幻島。それは本当に消滅した島、これから消滅するであろう島、無人島となった島、無人島になろうとしている島…
    人は島に魅力を感じてしまう。
    島国の人間ですら、小さな島に魅力を感じてしまうのだ。
    島の何が人にそう感じさせてしまうのだろうか。
    それはどの島もがもっている物語と、儚さなのだろうか。

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    2019年08月15日
  • 秘島図鑑【特別豪華カラー版】

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    ほぼ無人島、更に絶海の孤島で上陸は不可能。
    それらに伝説の島や奇岩も含め、「秘島」として紹介。
    I部 秘島 ガイド編・・・31の秘島を各々4ページに、
        見開きで島の画像とデータ、島の歴史、自然、現状を掲載。
        北方四島・竹島・尖閣諸島はまとめて7ページ。
    II部 秘島 実践編・・・秘島を身近に感じる手立てを思いはせる。
    秘島には、行けなくなる歴史と理由が存在します。
    それは、単に遠いだけではありません。
    瀬戸内海や鹿児島、沖縄に近い島だってあります。
    自然の脅威、戦争、獲り尽くされた資源、政治・・・様々な
    経過により秘島となってしまった状況が綴られます。
    沖ノ島のような信仰の島も

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    2018年10月31日
  • 秘島図鑑【特別豪華カラー版】

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    単なる無人島ではない、行きたくても行くことができない無人島。それらを秘島として紹介している本。
    二部構成で1部は秘島ガイド編。見開きで島の上空からの写真と、その次の見開きでその島の概略や歴史など。2部は秘島ガイド実践編。無人島でも本籍地を置くことはできる、領土問題などなど。岩を島へアップグレードの話は知らなかった。
    Google Mapで見て何となく離島萌え~だったのが、その島の背景も併せて読むことで、単なる離島ではなく日本の歴史や領土問題がかなり関係しているという認識になる。そして離島開発は日本の開拓史でもある。資源の枯渇→放置、放棄になってしまった島が結構あるが、現存の離島とその周辺の資源

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    2017年03月27日
  • 秘島図鑑【特別豪華カラー版】

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    普段生活している範囲とは違う非日常感。日本にこんな場所があるんだなと面白く思った。普通に生活していると、考えることすらない場所。「行くことのできない島」が日本にはたくさんあって、それぞれに歴史がある。どこかセンチメンタルな気分になる。

    ざっと印象に残ったものを箇条書きする。
    ・島の開拓の歴史。
    ・アホウドリの乱獲、自然破壊。「◯◯鳥島」という名前が多いが、昔はアホウドリが多くいた。
    ・海底火山の活動により、20世紀だけでも小笠原諸島で新しい島が3回出現している(どれも波の侵食で消えた)。
    ・島の過疎化、島民の離島による無人化の歴史。
    ・大野原島は、リポビタンDのCMのロケ地になっている。

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    2016年12月26日
  • 秘島図鑑【特別豪華カラー版】

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    無人島など日本国内にある「行けない島」のガイドブック。とても興味深い島の数々なのだが、読んでいると旅情を通り越して、無力感や寂寞感といったものを感じてくる。

    孤島。無人島。もし実際そこに行ってしまったら、飢えや孤独や恐怖で頭がおかしくなってしまうかもしれない。「島」というものには常にどこか旅情を掻き立てられるものがあるが、都会人が簡単に「憧れる」とは言ってはいけないものがあるような気がする。

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    2016年11月20日
  • 秘島図鑑【特別豪華カラー版】

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    現在無住である、あるいは無住に近い島を取り上げた本。ただ取り上げるだけではなく、その歴史を通して、日本人のたくましさ、あるいは昔の熱病のような時代を振り返る。

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    2015年11月21日
  • 日本の絶景無人島 楽園図鑑【特別豪華カラー版】

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    <目次>
    第1部  楽園の扉
    第2部  異彩の楽園

    <内容>
    第1、2部で都合37の無人島(大潮や干潮でしか陸にならないところを含む)が紹介されている。もっと写真が当てもいいと思う(しかもカラー)が、何となくもの悲しい文章ともに、「楽園」が紹介されている。なかに「実践編」も書かれているので、どうしても行きたくなった人(読んでいると意外と行きたくなる)は行動あるのみ!

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    2023年08月10日
  • 海駅図鑑【特別豪華カラー版】 海の見える無人駅

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    行ったことのある駅はあれこれ懐かしがりながら、そうでないところは駅から見える様々な海の景色を文章から想像を膨らませて楽しみました。

    特に駅から見える小島についての話はどれも面白く、とりわけ折居駅からみえる高島の話は読んだあとにネットでちょっと調べてしまいました。

    下灘駅もいったけど、海の向こうに島があった記憶がないししかもそこ(青島)が猫島と知って、駅とセットで行きたくなりました。

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    2023年03月01日
  • 秘島図鑑【特別豪華カラー版】

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    今まで存在すら知らなかった日本の秘島。普通は行くことさえもなかなかできない絶海の孤島たち。中には実在しない島すらある。

    純粋にどんな風景が広がっている島々なんだろう?とワクワクして手に取ってみたが、想像していたよりも重い内容の本だった。

    発見されていながら無人である島にはそれなりの理由がある。そのほとんどは悲しい歴史によるものだ。

    戦時中に激戦地となり人が住めなくなった島、政治的理由で立ち入りが許されない島、土地開発・鳥や天然資源の乱獲で元の自然の回復は望めない島…
    最初に述べた実在しない島も、資源獲得競争が激化した時代に開発権先取りのために捏造されたものだ。

    秘島は人間の愚かな歴史を

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    2020年10月11日
  • 秘島図鑑【特別豪華カラー版】

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    日本周辺に存在する「秘島」のガイドブック(ほとんどの島がカラーで紹介されている)。北海道から沖縄までの秘島を中心に、他国との領土問題で近年話題の北方四島・竹島・尖閣諸島まで日本近辺のあらゆる秘島が紹介される。「硫黄島」「鳥島」の2つは同じ名称の島がたくさんあるそうだ(硫黄が取れる島は硫黄島、鳥が多い島は鳥島と名付けられることが多かったそう)。歴史的に第二次世界大戦の影響を受けた島が多い(大戦中の疎開により無人島化した等)のも興味深い。

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    2020年03月27日
  • 秘島図鑑【特別豪華カラー版】

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    島、島、島。エラくニッチな内容だった。本書に出会わなければ、沖ノ島が神聖な島なのだと知ることができなかっただろう。端々から著者の秘島へのパワーを感じる。

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    2018年05月12日
  • 秘島図鑑【特別豪華カラー版】

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    これまでもいくつか日本の島々を紹介する本は読んできましたが、初めて「幻の島」を紹介するものに出会いました。
    歴史書に記録があるもののその存在事実が曖昧な「南波照間島」、戦前の無人島探検ブームによって作り上げられたであろう「中ノ鳥島」。
    それぞれの生い立ち(?)の違いに時代や思想の背景がみえて面白かったです。

    かつては有人だったところもあれば、記録のある限り無人が続いているところもあり、それぞれの島の歴史は端的であれど読んでいて興味深いものでした。

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    2018年03月24日
  • 秘島図鑑【特別豪華カラー版】

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    聞いたことのない島がたくさん。しかし、どの島にも歴史があり、日本史や世界史にも引けを取らない。大体は侵略、生物の絶滅など悲しい過去ばかりで、その傷跡生々しい写真には目を覆いたくなる。人間のエゴで島を壊していいのか?

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    2017年01月31日
  • 秘島図鑑【特別豪華カラー版】

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    何でこの人は島を旅したいと思ったのかと思いながらパラっとめくり。

    「何でやりたいかなんて、理由なんてない」と誰かが言ったのを読んでるうちに思い出した。

    面白い事やってる人だな。

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    2016年10月06日
  • 秘島図鑑【特別豪華カラー版】

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    秘島って、ほんとに有人島ですらなかった。射爆撃場の島の写真とか、なかなか見る機会ないから興味ぶかかった。名称がどんどん岩→島に変わってるとか、最新の情報がいくつか分かって面白かった。

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    2016年07月18日
  • 秘島図鑑【特別豪華カラー版】

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    〈目次〉
    第1部 秘島 ガイド編
    忘れられた島
    "いちばん"の島
    忘れられない歴史の島
    行けないけど無理すれば行ける?島
    もう一つの「秘島」
    夢の秘島
    番外編
    第2部 秘島 実践編

    〈内容〉
    図鑑とは銘打っているが、網羅してあるわけではない。著者の目に叶った島だけが紹介されている。架空の島を含めて31。著者が上陸できた島はとても少なく、そういう意味では物足りない。が、かなりの文献に目を通したようで、その点では信頼のおける作品である。

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    2016年01月29日