秋月達郎のレビュー一覧

  • 海の翼 エルトゥールル号の奇蹟

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    日本とトルコの絆を描いた、史実を基にした小説。
    明治時代のエルトゥールル号事件(紀伊半島付近でトルコの軍艦が遭難し、地元住民が懸命に救助した)と、1985年のイラン・イラク戦争時に日本人のイランからの退避にあたってトルコ航空が臨時便を出した史実を絡めて描いたもの。

    題材選びの時点で、もう120%泣ける小説なんだよなぁ。。
    (そういう意味では、よくある病気モノの小説に近い)
    案の定メッチャ泣いたし、読後感も悪くなく、もし今度長めの休暇が取れたりしたらトルコ行ってみたい!とも思わせてくれました。

    では、史実自体を差っ引いて、小説としての本著はどうか。
    まず登場人物。実在・実名の人物と、名前が別

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    2019年08月09日
  • 海の翼 エルトゥールル号の奇蹟

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    トルコと日本の友好の絆を描いた実話。
    イラン・イラク戦争でイランのテヘランに住む日本人が国外退去の緊急避難の際にトルコが自国民より優先して日本人に救援機を手配した。その理由は明治時代にエルトゥルール号の紀伊半島沖での遭難救援に貢献した日本への恩返しであった。
    その当時の事件を臨場感をもたせて描かれている。

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    2018年02月25日
  • 京奉行 長谷川平蔵

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    鬼平犯科帳の長谷川平蔵宣以とは別人、父の平蔵宣雄の物語。京西町奉行として赴任早々、大きな捕物に取組む。個性的な配下の活躍も人情を絡めて大いに楽しめた。2017.9.8

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    2017年09月08日
  • 海の翼 エルトゥールル号の奇蹟

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    泣けました。イラン国民が100年前の恩に報いるため、戦火の真っただ中、日本人救出の為にイランへ飛行機を飛ばすことを決断する、感動物語である。だとすると一方、戦後70年経ても恨みを忘れない隣国にも多少共感できる。

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    2017年06月10日
  • 海の翼 エルトゥールル号の奇蹟

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    ネタバレ

    トルコが親日国というのは以前から聞いていたのですが、その所以がなんなのかは全く知りませんでした。なので、本作を読んでその理由に納得。由来を知ることができたのは良かったと思います。

    加えて湾岸戦争時に日本人がイラクから出国する際、はるか昔に同国の人が日本人に助けられたことを恩義に感じていたトルコ人が、その手助けをしてくれたということに驚嘆。

    国が違っても、育った環境が違っても「恩を返す」(あるいは「恩を送る」)ことを知っている人たちの姿に感動させられました。

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    2017年01月01日
  • 海の翼 エルトゥールル号の奇蹟

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    エルトゥールル号の話は知っていたけど、当時の状況が丁寧に描写されていて、良かった。トルコと日本の友好関係をどれだけの日本人が知っているんだろうか。語り継いでいかなければならない物語だと思った。

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    2016年05月12日
  • 海の翼 エルトゥールル号の奇蹟

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    エルトゥールル号の奇蹟、トルコの恩返しの物語。

    明治の難破船の乗組員を救った村民の救命活動と日本政府の支援の手厚さ。まさか、日露戦争の黒海艦隊の話まで繋がるとは、知らなかっただけに、驚きでした。

    その100年後、戦争突入直前のイランに日本人を助ける為の飛行機を飛ばしてくれていた史実。

    あの危機的状況の中、200名以上の邦人を救う決断を下してくれたことに、トルコ政府とトルコ人に、心から感謝したい気持ちでいっぱいになりました。正直、涙腺が刺激されました。

    当時の日本への恩を語り継いできたトルコ人々。

    もちろん、トルコの大震災時に、仮設住宅の提供などで、さらなる支援をした日本ですが、両国の

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    2016年03月24日
  • 海の翼 トルコ軍艦エルトゥールル号救難秘録

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    昨年映画にもなりました。
    100年前に和歌山沖で遭難したトルコ軍艦エルトゥールル号の悲劇、
    嵐の中、トルコ人乗組員を助け、異国の犠牲者を手厚く葬った紀伊大島漁村の人々、
    そしてそれから100年後、イランで路頭に迷った日本人達を国家を上げて救ってくれたトルコ国家と人々。。。

    ただ助けたい、何としても助けるんだ!と思う真摯な気持ちと行動は、100年経とうが千年経とうが、いつまでも忘れられることなく語り継がれていくのだろう。そのような行動を、私は今までにとったことがあっただろうか?

    気難しいノンフィクションかと思い読み始めれば、フィクション仕立てで読みやすく、あっという間に読み切った。日露戦争の

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    2016年02月20日
  • 海の翼 エルトゥールル号の奇蹟

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    史実に基づく物語。
    エルトゥールル号事件とトルコ航空による邦人救出について、初めて知った時には衝撃を受けた。
    もし自分がその場に居合わせたとして、彼らと同じように見ず知らずの他人を助けることができるだろうか?
    自分が受けたわけでもない、先人が受けた恩を、自分の命が危険に曝されるかもしれない状況下で、恩返ししようだなんて考えられるだろうか?
    人と人との繋がりが希薄になってしまった現代にこそ、多くの人に知ってもらいたい出来事。
    トルコと日本が、これからも良い関係を築いていけることを切に願う。

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    2015年12月16日
  • 海の翼 エルトゥールル号の奇蹟

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    新興国として紹介される機会が増えてきたトルコ。その時に「エルトゥールル号遭難事件」のことが必ずと言っていいほど取り上げられる。
    その詳細を知るのにいい本であった。

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    2015年09月14日
  • 海の翼 エルトゥールル号の奇蹟

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    久しぶりに電車の中で本を読んで涙を流してしまいました。トルコと日本の友好がより深まるきっかけとなった「エルトゥールル号遭難事件」。私たち日本人はほとんどの人は知らないが、トルコの人たちの間では長い間語り継がれていた。いつか日本に恩返しを、と。イランイラク戦争の時、テヘランから退去する日本人にはイラン退去する飛行機がなかった。トルコ政府は今こそ日本に恩返しをするとき、と危険を顧みず、飛行機を手配してくれた。しかも日本人と同じく帰国せねばならないトルコ人達も、「飛行機は日本人のために」と自分たちは車で国境へ向かった。トルコの人たちは100年も前の事に恩義を感じていたのだ。しかもほとんどのトルコの人

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    2015年06月07日
  • 海の翼 エルトゥールル号の奇蹟

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    話には聞いたことあるけど、詳しくは知らなかった事件。
    100年を超えた恩返しの物語に何度もじわっときた。
    こういう事って、今の世の中だからこそ、伝えていかなくちゃいけないね。

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    2015年05月14日
  • 海の翼 トルコ軍艦エルトゥールル号救難秘録

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    ネタバレ

    前々回は「翼をください」でしたが、今回は「海の翼」です。前々回と同様、実話をもとにした物語で、日本とトルコの話。イラン・イラク戦争の際、イランに取り残された日本人を、トルコ航空の飛行機が
    救出したという話と、100年前にトルコの船が紀州大島で難破した際、島民総出で乗組員を救出した話。
    両方とも知ってはいましたが、改めて物語として読んでみると、なかなか涙腺の緩む話でした。

    なお、偶然にも昨日「トリハダスクープ」とかいう番組でも同じ話の再現ドラマをやっておりました。役者がイマイチだったので、こちらは感動できませんでしたが、いずれにせよトルコとの絆を感じさせる史実でした。以下「ネタバレ」の内容です

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    2015年02月18日
  • 海の翼 トルコ軍艦エルトゥールル号救難秘録

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    ネタバレ

    100年以上の長きにわたって、日本人に受けた恩を忘れず、代々にわたって語り継いできたトルコ人。
    「いつか日本人に困ったことが起こったら、トルコ人は日本人を助けるんだ」って、親から子へ、子から孫へ、学校では先生からも、ずっと教えられてきた。
    そして100年の時を越えて、イラン・イラク戦争の時、トルコ人が日本人215名を命懸けで救出した感動のドラマ。

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    2012年07月06日
  • 海の翼 トルコ軍艦エルトゥールル号救難秘録

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    エルトゥールル号と言う軍艦をご存知だろうか? 最近は、クイズ番組や、様々な番組で時折名前が出るようになってきたので、少しずつ知られてきている気もします。かく言う私も、そんなテレビ番組でエルトゥールル号の名前を知った一人ですが。

    エルトゥールル号が和歌山県串本沖で遭難したのは、1890年の事。それから、100年の時を経た1985年。事実上日本政府から見放されていたイラク在住邦人の救出のために救援機を飛ばしたのは、100年前の事を忘れていなかったトルコの人たちでした。

    って言うか、救難機も飛ばせない日本て、何なんでしょうね? フラッグキャリアなのに、何もしない航空会社って、何なんでしょうね? 

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    2012年06月03日
  • 海の翼 トルコ軍艦エルトゥールル号救難秘録

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    もうじいさんな年頃になってきたというのに、恥ずかしいが、朝の通勤バスの中でこの本を読書中に落涙してしまった。小説としてはかなり下手くそなのだが、やはり、「受けた恩義を100年忘れなかったトルコの人々」という単純だが人としてうれしいストーリーに感動する。人間って捨てたもんやないなぁ、いや、日本人も捨てたもんやないと思ってもらえる行動ができているのだろうか。エルトゥールル号事件とテヘラン邦人救援機の話は、人情噺としておぼれてしまいそうになるが、時代背景や事実関係については、ちょっと調べてみたい。

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    2012年04月13日
  • 海の翼 トルコ軍艦エルトゥールル号救難秘録

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    ネタバレ

     トルコと日本の交流について。イランイラク戦争下において、邦人脱出についての顛末と、どうしてそうなったのかを紐解いていく。
     明治時代の日本がした事に、トルコがどんな気持ちで何を百余年も語り継いでいったのか。そして、それらは更にトルコ地震の際に日本とトルコを繋ぐ橋となる。

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    2011年09月09日
  • 海の翼 エルトゥールル号の奇蹟

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    友人から借りた本シリーズ

    前半は集中して読めなかったので、いまいちだっただけれど、

    後半はガッと読んだせいか、おもしろかった

    知らなかったトルコと日本のつながりが(現実でも)勉強になった

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    2025年03月18日
  • 小説 刀剣幻想曲 三日月宗近、山鳥毛、にっかり青江……刀をめぐる九つの物語

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    タイトルにある様に、歴史人物と彼等が手にした刀剣とを幻想的なストーリーで綴っている。
    短編集なので、どの項から読んでも楽しめる。

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    2022年03月23日
  • 火螢の城

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    関ヶ原の戦いでの大津城の攻防を題材にした作品。序盤は妻、妹のお陰で家を保っている蛍大名と揶揄される。優柔不断な性格で始め西軍として行動をとるが妻の初を思い東軍として大津城に籠城する。君主として優しい高次のため家臣達が一丸となり立花宗茂から城を守る。

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    2022年02月27日