秋月達郎のレビュー一覧

  • 海の翼 トルコ軍艦エルトゥールル号救難秘録

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    イラン・イラク戦争の最中、イラクのフセインはイラン上空を通る飛行機を全て撃ち落とすと宣言。イランに残された日本人はイランを脱出するすべを失くしていた。
    その残された日本人を脱出させる為に飛行機を飛ばしてくれた国がトルコであった。トルコに語り継がれた日本人への恩。日本の明治を生き抜かれた先祖の行動が現代の日本人の窮地に助けとなった。

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    2012年06月17日
  • 海の翼 トルコ軍艦エルトゥールル号救難秘録

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    『恩』と言うものが、どれだけ人の心を揺さぶるものかを感じました。

    エルトゥールル号遭難事件と日露戦争勝利の2つが、トルコ(オスマン)の人々に子々孫々まで大きな影響を与えていたんですね。秋山真之が絡んでいた事、野田正太郎や山田虎次郎と言う人物がいた事、そして95年後のイランイラク戦争での事は全く知りませんでした。作品には、都合の良い脚色も多いかと思いますが、真実を追求する意味はあまりなく、素直にトルコ人に感謝したいです。

    ただ、本書の「解説」で、日本人を過小評価している内容がありました。エルトゥールル号遭難事件で、最初に日本人がトルコ人を助けたのは、『恩』ではなく純粋な『人道的見地』からの行

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    2012年05月18日
  • 海の翼 トルコ軍艦エルトゥールル号救難秘録

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    トルコは日本人に優しい親日国家だなんて、歴史的背景とトルコ人のことを知らないで言っている自分が恥ずかしかった。
    その意味で出会えてよかった一冊です。後半は久々に感動して泣けてきました。

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    2012年03月07日
  • 海の翼 トルコ軍艦エルトゥールル号救難秘録

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    史実に基づく小説。日本人として知っておくべき歴史。次は日本人が恩返しする番だと思いますが、我々日本人はいざという時に行動出来るのでしょうか?
    事情・状況はわかりますが、当時の日本航空の労働組合!なんとかしろよ、とつい思ってしまいました。
    また、小説内で都合によりトルコからの救援機を実際と違う727に変更したとありますが、たぶん搭乗可能な乗客数を少なく見せる事が理由かと推測しますが、必要な事なのか疑問です。

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    2012年01月23日
  • 海の翼 トルコ軍艦エルトゥールル号救難秘録

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    これは是非皆さんに読んでほしい作品。
    現在、トルコと日本が友好関係にあることは知られていますが、そのきっかけとなったのが紀伊沖で起きたエルトゥールル号事件です。
    この作品はエルトゥールル号事件でトルコ人を命がけで助けた紀伊の人々の姿や、その恩返しにイラン・イラク戦争で孤立した日本人を救出するトルコ人の姿が、実際に関わった人達の伝承や証言をもとに活き活きと描かれています。
    私自身が和歌山県民ということもあってこの事件には思い入れが深いのですが、本当に感動できる物語でした。エルトゥールル号事件と日本‐トルコ交流が後世に語り継がれることを願って。

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    2011年10月23日
  • 海の翼 トルコ軍艦エルトゥールル号救難秘録

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    以前、テレビで見たことのあるトルコ軍艦の事故と、遭難者を助けた明治の人達の話。トルコが100年前のその恩返しに、イラン・イラク戦争の際、日本人救出のために飛行機を出してくれた。当時の世界情勢が分かりやすく描かれており、興味深く読むことができた。トルコの方は親日家だ、ということはなんとなく知っていたが、こんなことがあったとは知らなかった。はたして、自分は100年前に受けた恩を返そうと思えるだろうか。とても考えさせられた。
    友達から借りた1冊。

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    2011年09月24日
  • 海の翼 トルコ軍艦エルトゥールル号救難秘録

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    人の心は言葉も国境も超える。
    どんなに時が経っても人から受けた恩恵は忘れることなく語り継がれ連鎖するって本当にすばらしい。
    殺伐としたこの世の中、もっともっと多くの人に読み継がれてもらいたい作品です。

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    2011年03月13日
  • 海の翼 トルコ軍艦エルトゥールル号救難秘録

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    「歴史」とは何かについての本質を伝える本。
    ・アプローチ→実話×歴史×人が伝え続ける
    ・特筆点→人間の恩が時代を超えて歴史作られている点

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    2011年02月01日
  • 海の翼 トルコ軍艦エルトゥールル号救難秘録

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    教科書に載るべき物語だと思います。浜田省吾さんの詩人の鐘を思い出してしまいました。名もなき人々の行動が日本人の心を伝えているのにそれを知らない私達。日本は、近代国家になり忘れてはいけない、義や信という古来から大事にしてきた物を失いました。国として後に何が残るのだろう。

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    2010年09月05日
  • 海の翼 トルコ軍艦エルトゥールル号救難秘録

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    特に文章がうまいとか、見せる場面があるとかと云うわけでは決してないのだけど、泣けました。
    エルトゥールル号なんて名前、初めて聞いたし、イランイラク戦争なんて学校で聞いただけだった。
    それがこんなにも素敵な出来事だったとは……。
    人間って素晴らしいよね!
    とくにトルコのひとたちは凄いと思います。日本人も見習うべきだ。
    たった25年前の出来事を風化してしまうなんてありえない。
    後世に語り継ぐべきお話でした。

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    2010年06月11日
  • 海の翼 トルコ軍艦エルトゥールル号救難秘録

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    「忘れない」の言葉ひとつとっても涙が止まりませなんだ。
    国を越えて、命を賭けた恩義を知る。
    そして、知らなかった自分に恥を知る・・・orz

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    2010年03月15日
  • 海の翼 エルトゥールル号の奇蹟

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    イラン・イラク戦争時、イランの首都テヘランに取り残された二百人以上の日本人を、イラン軍の攻撃が迫る中、トルコは日本人の為に特別機を出し救出してくれた。エルトゥールル号の恩返しだと。
    そういう出来事は知っていたが、本書を読むことで、紀伊大島での救出の過酷さや、テヘランでのミサイルが撃ち込まれる中での脱出までの切羽詰まった状況をより知ることができた。
    台湾有事が現実味を帯びてきている今、政治家の多くが自分の政治家生命しか考えていないような気がして不安を感じる。
    またこういう日本を誇れる出来事を、より多くの国民は知るべきだと思う。

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    2025年04月20日
  • 海の翼 エルトゥールル号の奇蹟

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    エルトゥールル号の事故、日露戦争、そしてイランイラク戦争時の日本人救出機の派遣。世紀を越えて恩に報いるトルコ人の姿勢に感服。

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    2024年10月19日
  • 海の翼 エルトゥールル号の奇蹟

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    面白かったと思う
    序章のイランイラク戦争から
    明治時代の話になり
    それが本編と思いきや
    元の話に戻り、ちゃんとしたあらすじで
    物語りを締めくくっている
    双方、よい話であった

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    2023年11月14日
  • 海の翼 エルトゥールル号の奇蹟

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    日本とトルコの絆をドラマチックに書いたエンタメ本だが、かなりリアルに実際の事実に沿って書かれていてあっという間に読めた。自身もインドやボスニアなどの国で感じた、異国の人間への感謝と嫌悪感を改めて消化できるように思った。どこの国の人間も、美しい心で接しなければいけないことを思い出した。嫌な側面もあれば、良い側面もあり、どっちを見出してどっちに自分を染めるかは自分次第だと。

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    2023年06月25日
  • 疫神の国

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    古代からの疫病の流行を物語として描いている。
    日本人が疫病とどう付き合ってきたか、改めて理解することができた。
    最終章の「疫神の国」の記述は、その通りと感じた。

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    2022年09月16日
  • 小説 刀剣幻想曲 三日月宗近、山鳥毛、にっかり青江……刀をめぐる九つの物語

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    今朝の3枚おろしで知りました。刀に関するそれぞれのエピソードは非常に興味深いものがあります。刀それ自体がもう物語なんですね。

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    2022年09月07日
  • 小説 刀剣幻想曲 三日月宗近、山鳥毛、にっかり青江……刀をめぐる九つの物語

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    ネタバレ

    ●一の箱 末之青江×真柄直隆
     面白い。真柄直隆の最期の言葉(フレーズに記載)、
     時代小説はこうでなくっちゃあ。
    ●二の箱 こぶ屋藤四郎×千利休
     語らずに伝える。聞こえない声を聴く。見事。
    ●三の箱 山鳥毛×上杉景勝
     山鳥毛の刃毀れにまつわる景勝の記憶。
     養父を慕っていたからこその裏返しの行動だったのだろう。
    ●四の箱 へし切長谷部×黒田官兵衛
     これだけの才覚がありながら取れなかった天下。
     辞世の句、潔さのどこかに、悔しさも感じてしまう。
     ツキがなかった、その一言に尽きる人生。
    ●五の箱 泛塵×真田幸村
     現世から失せている…幸村の寂しい最期と相まって戦国のロマンを感じるとか稚拙

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    2022年07月30日
  • 海の翼 エルトゥールル号の奇蹟

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    泣ける。
    いい話しすぎる。
    トルコにこんなに好かれているとは知らなんだ。

    重厚濃厚なストーリーかと思っていたら、
    余分な部分を削ぎ落とした、ややこぢんまりとした話になっている。
    そのせいか、重くならない分読みやすくで、スルスルと読める。
    暗くならずに娯楽性の高い一冊。

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    2021年06月01日
  • 海の翼 エルトゥールル号の奇蹟

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    今となっては少し有名になった歴史かもしれない。他にも色んな歴史が埋もれてるんだろうな。本や映画を通して知っていきたい。

    それにしても、このような事実をもっと歴史の時間に習いたかった。

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    2021年03月06日