山本一郎のレビュー一覧
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最近フォローし始めて、やまもとさんのツイッターの感じをみていると勝手にもっとコミカルかと思ってましたが、真面目でびっくり。無知でした。
日本のダメなところを延々と書くだけだとつまらないなーと思ってたら、ちゃんといいところ、海外でもダメなものはダメなところも書いてあり、説得力あり。太平洋戦争の例えは非常にわかりやすい。あと、「誰かをリーダーにしたてて、最終的にそのリーダーのせいにする」というのは自分もそうだなーとか。最近中間管理職についた身としてはギクッとする記述が多く、読む前には啓蒙される気はなかったんだけど、結果的に啓蒙された感が強い。面白かった。 -
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ただの連載の寄せ集めで、タイトルと中身はずれているが、普通におもしろい。さすがやまもといちろうという感じ。
P38 よくあるケースが、経営者の思い付きでPrjが始まったケース。いきなり仕事が降ってきてプレイボールとなるわけですが、なにが嫌だって、意思決定者である経営者がなんとなく漠然と思いついたことを部下に「やれ」と言い出すことが出発点で、その経営者がどんなイメージで「やれ」と言っているのかさっぱりわからないままPrjがスタートしてしまうのが本当にいやです。
P76 実際には、美人でも美男子でもない大多数が、若さすらも失い、たいしたことのない人生を送る。人生はその暇つぶしとして過ぎていくの -
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30-40代が世の中の課題を引き受ける構図になっている中、女性には働き方の、オッサンには社会的地位の低下、という難問が押し寄せているわけでありまして、その中で自分の軸をどう据えて行くかを、独特の言い回しで提起しておられます。
実際10年前に今が想像できたかというと、全然そんなことはないのですが、休日に子連れでバスに乗ると同じく子連れ、又はシルバーパスの恩恵を受けているであろうお年寄りがほとんどを占めているのが実態でありまして、子連れも両親が30代半ばの私よりも結構上なのでは?という光景も目にするんですよね。
このまま10年みんな歳をとると、どうなってしまうのかなんてのは僕も結構日頃から頭に -
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人口減少の局面にあって、日本経済がバブルを再びなどという経済環境には二度とならないのがわかっている現状で、やはり求められているのは、「右肩下がり」という下り坂に見合った立ち居振る舞いのできる社会人であると思います。
技術的には、解説書は入門書が書店に並んでベストセラーになるころには、すでにそういう手法は時代遅れになってしまっている、というこそすらありえるのです
想定外のことはありつつも、最初に可能な限り仕事の見積もりを立てておき、誰にどのくらいの仕事量が振られれば相応の品質で完成するのか見極める、というのがリーダーの大事な作業だというわけです
死んだ魚のような目になっている
ちょっとし -
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首相官邸が主催する有識者会議である「パーソナルデータに関する検討会」構成員であり個人情報保護・プライバシー問題の学者である鈴木氏、電凸により数多の企業のコールセンターを恐れ上がらせてきた高木氏、某やほお社の「プライバシーフリーク」論争等ネット上の炎上事件の解説には定評のある山本氏の3氏が、個人情報保護・プライバシー問題について自由に語った鼎談「プライバシーフリークカフェ」の模様をまとめた一冊。
自由な議論ではありながら、個人情報に関して勘違いしやすい問題(代表例は、氏名や住所等を削除すれば個人情報ではない、というもの)や、JR東日本/日立製作所によるSuicaデータ販売問題、ベネッセの名簿流 -
Posted by ブクログ
自分が弱い部分苦手な部分、分かってるけどキライなことなんかをいつも書いてくださるので、ありがたいことこの上ないのですが、最近じわじわ抵抗感がゼロになりつつあって、それが気になっていたりします…
現在の自分(起業練習中)にとってこれ以上ないほど、とても参考になる教科書でした。ビジネス書として、それから表題および政治家について示唆に富む視点をいただきました。いただいただけじゃだめなのでががががんばるます。
で、これはいいと仕事関係者に勧めてるんですが、なかなか難解だと言われて、思っているよりずっと山本氏の語り口に慣れ親しんでいるのだな、と気づかされました。するっと入ってくるんです。言い回しとか