ヘンリー・S・ストークスのレビュー一覧

  • なぜアメリカは、対日戦争を仕掛けたのか

    Posted by ブクログ

     この作品が扱っている出来事は,とても地理的な範囲が広いとともに,時間軸でも長いものです。それだけ,いろんな見方ができると思います。それについて読んで,知り,考えることは大切だと思って読んでいました。

    0
    2014年11月12日
  • 英国人記者が見た連合国戦勝史観の虚妄

    Posted by ブクログ

    三島由紀夫の精神と安倍政権の関連性で結ぶ本著は、誤認されたかつての日本人を思い出させてくれる。GHQの呪い。外国からのプロパガンダ。これらを拭い、戦後レジームから脱却するには、圧倒的強さを得なければいけない。簡単にはいかない。

    本著にも記載があるが、思い出すたびに全ての象徴のような気がして嫌悪感を持つのが、原爆ドーム前の、二度と過ちを繰り返さないという、不思議な言葉。肉を食らう摂理を受容する視座に立てば、戦争は過ちではない。可能な限り避けたい人類の選択肢だ。

    0
    2014年10月04日
  • なぜアメリカは、対日戦争を仕掛けたのか

    Posted by ブクログ

    「それまで鎖国状態でほとんど農民漁民で温厚な日本人がなぜ明治維新後わずか30年ほどで西洋諸国にケンカをふっかけたのかの原因を知りたい」マニアな私にはとても参考になる一冊。日本が対英米開戦に踏み切った原因を、日米の公式記録をもとに分析したもの。今や東京裁判が茶番で国際法上も根拠の無い裁かれ方をしたことは理解されつつあるが、それでも行き過ぎた自虐史観は根強く、こういう事実もきちんと把握すべき。憲法解釈の問題が喧しい昨今だが、盲目的に護憲を唱えるのはいかがなものか。残念ながら世界はそれほど「誠意」に満ちた場所ではない。

    0
    2014年06月25日
  • 英国人記者が見た連合国戦勝史観の虚妄

    Posted by ブクログ

    1964年フィナンシャル・タイムズ東京支局長を皮切りに、ザ・タイムズ東京支局長、ニューヨーク・タイムズ東京支局長を歴任した英国人ジャーナリストH.S.ストークス氏が、米国を中心とした連合国戦勝史観によって作られた事実のように語られる日本の伝説について、ひとつひとつ丹念に根拠を示しながら虚構であることを証明している。

    本書で丹念にその虚構が指摘されているのは、東京裁判で積み上げられる戦争犯罪国家日本、南京大虐殺、慰安婦、さらに光州事件、金大中...そして、隠蔽され葬り去られている事実の例示としては、ドイツの迫害から逃れシベリア鉄道経由で満州国に入国を求めたユダヤ人2万人を、ドイツ外務省の強固な

    0
    2014年06月19日
  • 英国人記者が見た連合国戦勝史観の虚妄

    Posted by ブクログ

    改めて、国際社会での関係づくりの困難さがわかった気がする。1個人の意見ではあるが、歴史的見解として、客観性も十分にあると考える。

    0
    2014年04月20日
  • 英国人記者が見た連合国戦勝史観の虚妄

    Posted by ブクログ

    日本が正しかった事を、簡明に主張してくれている。英国人が著している事はある意味重要。ただ、日本の重鎮に会ったという自慢話は余計では。

    0
    2014年04月03日
  • なぜアメリカは、対日戦争を仕掛けたのか

    Posted by ブクログ

    むっ茶偏っている。
    アメリカがいかに日本を追い詰めて行ったかというのは面白いが、日本は誠の国とか、人種差別をしたことが無いとか、気持ち悪い描写も多い。

    0
    2012年12月22日
  • 英国人記者が見た連合国戦勝史観の虚妄

    Posted by ブクログ

    ヘンリーストークス氏、中立の立場で書かれている。三島由紀夫、石原慎太郎等の著名人との自慢話はもう少し少なくてもよかったのでは。

    0
    2019年08月12日
  • 外国特派員協会重鎮が反日中韓の詐偽を暴いた

    Posted by ブクログ

    本人がそうなのか訳者のせいなのか、ストークスさんの本は熱いですな。
    もともと、日本に滅ぼされた大英帝国の方だけに、入口は否定から入って、いろんなことを調べておられるようだ。
    鵜呑みにせず自分でももちろん調べないといけないことはあるんだろうけど、少なくとも後半、東京裁判に関わった人物たちの言葉は、嘘ではないだろう。

    日本人が知らないこと自体が、間違っていると思う。

    どこかで、この戦後体制が見直される日が来るんだろうか。平和的に。
    その時うちらはどうしてるんやろう。

    0
    2018年05月06日
  • 英国人記者が見た連合国戦勝史観の虚妄

    Posted by ブクログ

    第二次世界大戦の位置付け、その後のいわゆる平和、そこの人種戦争やら何やらの要素が絡んでいるのが現在の世界。
    日本がやや独特な立ち回りをしたことはおそらく間違いないが、この辺の本を読んでいて一番感じるのは、たかが数十年でこんなに見事に骨抜きになるのかってこと。
    それとも根は変わっていないのか。
    この先間違いなくなんらかの意味で日本は有事に巻き込まれるわけで、そのとき生き延びられるのか。

    東京裁判、慰安婦、日本国憲法等に関する主張は大凡同意。
    南京大虐殺も、事実はこっち寄りなんだと思うが、そもそもこの文章自体が著者の書いたのもんではないという情報もあってやや微妙。

    三島由紀夫の話も、一部だけだ

    0
    2018年05月06日
  • 英国人記者が見た連合国戦勝史観の虚妄

    Posted by ブクログ

    幼少期に見た王者のように振る舞う若い米軍人と戦車へのルサンチマンから書かれたような気のする本。
    いわゆる修正主義者の史観をイギリス人が言っているんだけど、なぜそうなるに至ったのかの丁寧な描写は好感。一時期もてはやされていた白洲次郎が尊大であるということでガッカリする。

    0
    2018年02月18日
  • 欧米の侵略を日本だけが撃破した

    Posted by ブクログ

    元ニューヨークタイムス東京支局長の英国人による。

    結果的に自分の力で独立できなかった半島と、唯我独尊、国ですらない近隣の大文明が西洋列強にボロボロにされる中、「自衛/自立」のために戦い抜いた日本。

    前半はそんな感じで、世界の流れとかをあまり深くはないが説明していて判りやすい。
    本のタイトル通りだ。

    が、後半その理由を日本人の精神性という、神の国と言い出す辺りからあらら、と感じた。
    別にそういう主張があっていいとは思うし、嫌な気はしないが、別の書に分けた方が良かったんじゃないかなあ。

    日本人の価値観が、正邪や、好悪、ではなく、美醜であるというんはなるほど。その美醜も、精神的な美醜をどう感

    0
    2017年11月25日
  • 英国人記者が見た連合国戦勝史観の虚妄

    Posted by ブクログ

    50年日本に在住する英国人ジャーナリストが、敗戦国の劣等感を持ち続ける必要はないと日本人を鼓舞し、彼が会った近代の有名人などの印象を記した本。
    前半書かれていることは、田中正明の「パール判事の日本無罪論」と同じで、東京裁判の不条理を厳しく追究するもの。白人が有色人種に初めて負けた日露戦争は、西洋世界にとって衝撃だったようで、その悔しさや有色人種への侮蔑が根に残っていると主張している。一方、日露戦争の結果は、アジア各国にとって別の意味で驚きを持って受け止められ、日本がアジアの手本とされるようになったという。欧米で太平洋戦争で日本はアジアを侵略しようとしたと思われているが、著者に言わせると、日本は

    0
    2017年11月20日
  • 欧米の侵略を日本だけが撃破した

    Posted by ブクログ

    このタイトルを冠した本が日本人によって書かれていれば、私の目に留まらなかったと思いますが、ニューヨークタイムズに勤務されていた英国人によるものであったので、思わず手に取りました。終戦記念日あたりに本屋さんで見つけました。

    幕末の頃の世界史を振り返ってみると、列強国によるアジア征服はほぼ完成状態にあり、残すは日本だけとなっていたのが良くわかります。そんな状況にある中で、なぜ日本だけが欧米の侵略を撃破できたのか、今までは地政学的に有利であったからと漠然に思っていましたが、この本を読むことで、独立を保てた要因がより分かることができました。

    今後もこのテーマについては他の著者が書かれたものも読んで

    0
    2017年09月10日
  • 英国人記者が見た連合国戦勝史観の虚妄

    Posted by ブクログ

    イギリス人である著者が主張する分説得力があるような気がするが、まあそれほど目新しい話ではない。「連合国戦勝史観」の方が「自虐的なんとか」よりは聞こえがよい。自虐的何とかは誰が言い始めたのか知らない。ステレオタイプとしては面白いと思うが、真剣にそれを信じている人がどれくらいいるのだろうか。
    友人だったという三島由紀夫のくだりが最も興味深かった。

    0
    2015年07月04日
  • なぜアメリカは、対日戦争を仕掛けたのか

    Posted by ブクログ

    白人だけが人間だと信じる、キリスト教徒

    アメリカが日本に対してしかけた戦争

    真珠湾攻撃 暗号解読 2隻の最新空母の避難

    0
    2014年10月08日
  • 英国人記者が見た連合国戦勝史観の虚妄

    Posted by ブクログ

    戦勝国の歴史観というより、それを声高く断罪する内容。コテコテの保守政治家のような主張にびっくり。ここに記されていることには多くの事実もあるのだろうけれど、希代の表現者である三島由紀夫との親交を通して「大和魂」を培養してしまった模様。僕のヒーローだった白州二郎の強欲ぶりはがっかり。それにしてもGive me gumっていうのは裸足のゲンの世界だと思っていたら、英国でも米軍兵は同じことをしていたなんて、驚き。聞いた話では不足していたストッキングをあげたりして英国女性をかどわかしていたと、英国人はご立腹でした。

    0
    2014年09月23日
  • 英国人記者が見た連合国戦勝史観の虚妄

    Posted by ブクログ

    「大東亜戦争(太平洋戦争)は、アジア諸国の西洋植民地からの解放が大義名分だった」と、日本人が言えば「戦争を美化している」、「軍国主義の復活」と誤解・歪曲されてしまうが、戦勝国側のイギリス人が言っていることに意味はあるだろう。

    0
    2014年08月06日
  • 英国人記者が見た連合国戦勝史観の虚妄

    Posted by ブクログ

    第2次世界大戦戦勝国が支配する国連。なかでも安保理の常任理事国に日本が加わることは当分のあいだ無いだろう。日本は敗戦国なのだから。しかしながら日本からの主張をもっと行うべきという著者の言葉には勇気づけられる。ただ著者も交友関係からもみられるように政財界の一部の見解に強く影響を受けていて、そのままでは受け入れられない引っ掛かりをかんじてしまう。
    ところで、白洲次郎はヤな奴だというくだりには、ああやっぱりなと . . . 。

    0
    2014年08月04日
  • 英国人記者が見た連合国戦勝史観の虚妄

    Posted by ブクログ

    三島由紀夫やアジアの指導者達との交流を書いたページの方が多く、タイトルから想像する内容を期待すると少し宛が外れます。
    東京裁判で日本を裁く側であった英国人であり、日本を知るまで、連語国の史観を信じていた作者の言葉には説得力があります。
    なるべく公平に太平洋戦争を見ようとしても、連合国の史観に縛られている自身に気がつき驚きました。

    0
    2014年07月31日