アリ・ブランドンのレビュー一覧
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ネタバレ書店猫ハムレットの第二弾。
ハムレットがなぜかふさぎ込んでいる中、
ガーラと従業員のロバートが通う、
空手の道場主が殺される。
倒れていた現場に居合わせた二人は、
飼い犬イタリアン・グレーハウンドを保護するが、
道場主の妻に取り上げられてしまう。
犯人は犬に愛情のない妻か、
義理の双子の息子か、
強いが態度が悪い高校生の生徒か、
はたまたその母親か。
今回は猫の”共感力者”が登場して、
ハムレットの通訳をしてくれたのが驚きだった。
しかもただの通訳ではなくテレパシー能力があるらしく、
リードを手に書店に現われたりする。
ハムレットとお散歩に行けてうらやましい。
すったもんだの末、
ロバ -
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ネタバレ猫が出てくるので。
ニューヨーク、ブルックリンの書店を大叔母から相続したダーラ。
相続したのは書店だけでなく、スタッフも含まれていた。
元教授の店長ジェイムズと、喧嘩っ早い黒猫ハムレット。
お客のひとりで「いい感じ」になっている建築業者と、
改装中の建物に行くと彼の同僚の死体を発見してしまい…。
店の地下に住むのが元警官の探偵で、
元同僚の刑事が出入りするという設定が無理がなくて良いし、
ハムレットが気に入らない従業員候補を追っ払うところとか、
でも新しい従業員ロバートと仲良くなるところとか、
そのロバートの住まいを見つける話は微笑ましくて良い。
そして、
ニューヨークの裏庭のついたブラ -
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ニューヨークの本屋が舞台。
猫と書店員が事件を解決?するシリーズ。
大きな黒猫のハムレットは賢く、書店のマスコットというより主(ぬし)。今日も気ままにうたた寝したり、ゆうゆうと街を行き来しています。
猫ごと遺産として受け継いだ書店を経営するダーラは、35歳。(初めて年齢が明記されてました。登場したときから30代後半かと思ってたけど、やや若い)
2階にカフェコーナーを作ったのも成功。
若い店員のロバートが美味しいコーヒーをいれ、なかなかハンサムなので女の子たちもよく来るように。
独立記念日の催しとして、商店街でお祭りを開催することになって大騒動。
ダーラは幹事サイドとなって、企画に力を入れて -
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書店猫ハムレットのシリーズ3作目。
キャット・ショーに招かれて、フロリダが舞台のお話。
ニューヨークの書店を受け継いだダーラがヒロイン。
書店とともに受け継いだのが、大きくて真っ黒なマスコット猫、いや真の主?のハムレット。
気むずかしい猫なのですが、前作でのハムレットの動きがネットにアップされて、一躍人気者に。
空手大会に出場したダーラの演じる型を猫がいちいち真似ていたのだから、想像するだけでも楽しいです。
ハムレットは、全米キャット・ショーに特別ゲストとして招かれます。
フロリダに飛んだダーラとハムレット。
ここが地元の下宿人ジェイクの母親が出迎えに来てくれます。
場所を移動しても、ただ -
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書店猫ハムレットのシリーズ、邦訳2作目。
賢い黒猫ハムレットが事件解決に一役買います。
ニューヨークで書店を経営することになったダーラは30代。
書店と一緒に受け継いだ店のマスコット猫がハムレット。
大きくて気難しいハムレットにようやく認められたよう?
そのハムレットがなんだか元気がない‥
猫の共感力者を名乗るセラピストに診てもらったところ、なんと前の事件のことで自分を出来損ないのように感じているという?
そんなとき、ダーラが通う近所の武術道場で事件が起こります。
そこには複雑な人間関係が‥?
若い店員のロバートも空手を習いに通っていたのですが、そこで飼い主を喪った犬を一時預かることに。
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本屋が舞台のコージー・ミステリの新シリーズ、翻訳1冊目。
ただし、原作では2冊目?
ダーラ・ベティストーンは大叔母から本屋を相続した。
黒い猫付きで。
大きな黒猫のハムレットは神出鬼没、頭が良くて気難しく、新しい店員を選ぶのにはっきり主張するほど。
ダーラは、30代後半かな?
バツイチで普通に仕事は出来て、平均より人がよさそう。
猫の扱いはそれほど巧みではなく、なかなか懐いてくれないハムレットに振り回されます。
気に入った店員のことは認めている様子なのを羨ましく思いつつ。
本屋の常連客が事件に遭い、ご近所の店では母娘の問題が‥?!
心配するダーラ。
建物の地下の部屋には、長身の元刑事の女 -
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アメリカの作家アリ・ブランドンの長篇ミステリ作品『書店猫ハムレットの挨拶(原題:A Novel Way to Die)』を読みました。
アリ・ブランドンの作品は、3年近く前に読んだ『書店猫ハムレットの挨拶』以来ですね。
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黒猫ハムレットが必殺技で犯人を告げる!
書店×黒猫のコージー・ミステリ第1弾。
ニューヨーク、ブルックリンの書店を大叔母から相続した、三十代半ばのダーラ。
堂々と書棚を徘徊し、緑色の目で冷たく客を睥睨する黒猫ハムレットが店のマスコットだ。
ある日、ダーラは近所の工事現場で常連客の死体を発見してしまう。
その脇には動物の足跡が。 -
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アメリカの作家「アリ・ブランドン」の長篇ミステリ作品『書店猫ハムレットの挨拶(原題:Twice Told Tail)』を読みました。
ここのところ、アメリカの作家の作品が続いています。
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さようなら「ハムレット」……。
大人気の黒猫の名探偵シリーズ完結編!
稀覯本のオンラインショップやコーヒー・バーが順調なニューヨークの書店。
オーナーの「ダーラ」は、書き入れどきの感謝祭を目のまえに張り切っていた。
片や書店のマスコットの黒猫「ハムレット」は、相変わらず気ままに店内で昼寝したり、シャーと威嚇したり。
充実した日々を送っていた「ダーラ」だが、近所 -
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最近ワールドカップに夢中で本読めてなかったので、姪っ子が帰ってから久しぶりに本を読むためにカフェに行ってきました。しばらく読書から離れてると、環境変えて読みたくなるこの感じ、何なんですかね…。
さて、本作。
書店に、猫に、ミステリー。
私のツボを遺憾なく押さえてきた作品であります。
装丁の絵も可愛い。
でも、某古典ミステリのネタバレをしてるのはよろしくないなぁ笑。
亡き大叔母の書店を相続したアラサー女子・ダーラ。彼女の飼い猫であり書店の真の(?)主・黒猫のハムレットや、気難しいけど頼れる雇われ店長、素行不良と思いきや爽やか好青年なバイト君、元警官で私立探偵の女友達などなど、個性的なキャラ達