はらだみずきのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
70年代に中学時代を過ごした少年たちのノスタルジー青春小説
物語の設定として部活動が描かれがちだけど、帰宅部にも青春要素や仲間とのつながりやいざこざがあって何ら変わることがないというのを感じる
帰宅部も決して地味ではないし、そうなった理由も存在するということ
部活の理不尽さや非論理的な面に関しては、今は昔よりずっと改善されているけどまだまだ残っているし
ましてや「水を飲むな」とかって今や危険とされる事が根性とかって意味不明な根拠によりまかり通っていた時代だものねぇ
監督だけでなく周囲も同じ雰囲気だったら、そりゃぁ部活を辞めてしまうのも仕方がないと思う
主人公のナオキ
事情を抱えた家庭のカナブン、おじいちゃんと暮らしている勉強のできるテツガク
ウメは帰宅部ではないかな?
なので、主に3人による青春模様
恋もあったり、楽しい事を見つけたり、こんな青春もありだよな
ってか、将来の夢ってそんなに大事かね?
まぁ、あの年頃は自分の将来なんて漠然としていて何も決めようがないと思うけど、大人はそういったものがある事を素晴らしいものとしてとらえるよね
実際に自分がどうだったかとか考えずに……
あまりよくない点を挙げるとすれば、暴力的なところはいただけないな
それとも、昔はこれがスタンダードだったのかしら?
荒れて暴れる若者なんて、今や絶滅したようなものだしね
あと、終盤のボウリング坂の撮影のあれこれ
なんかちょっとケチがついた感じだよね
他の作家さんならこんな展開にはしないだろうなぁとちょっと残念に思うところもあるわけだけれども
その後のラストの展開も含めるとこんな展開もありなのかとも思う
奥さんねぇ……
バーのマスター? -
Posted by ブクログ
裏表紙には「大人のための青春小説」とあるけれど、イヤミスかもしれないと訝ってしまう進み具合。
数年に一度の頻度で開かれる中学校の同窓会。幹事に引き入れられてしまった男性を中心に物語は進行します。
幹事あるある、てんこ盛り。そうです、返事すらくれない人って多い。でもそれは、ここに書かれているとおり、「行く価値が相対的に低いという判断」なのでしょう。
幹事を務める身としては、本作の幹事の気持ちもよくわかるものの、ちょっと人のことに首を突っ込みすぎな気もします。そこまでして同窓会の出席者を増やそうとしなくても。それにそんなに誰も彼もに会いたいか!?
お節介が過ぎると思いつつも、読みながらいろんなことを考える。小中高大学いずれの時代も、当時はほとんど話したことのなかった同級生と同窓会で会うと、タメというだけですごくいろんな話ができる。なんだ当時からもっと話せばよかったと思うこともしょっちゅうで。
「会いたい人というのは簡単には会えない人のことで、だからこそ思いは募るのでは」という一文に、そうかもしれないと思う。「結局そのとき行きたい人は行くし、行かない人は行かない、でも行かない人でもいつか行くかも」にもうんうんとうなずく。いくら案内を送っても何の返信もない人にもう連絡するのはやめようかなと思っていたまさに今年、こんなのを読むと、もうちょっと続けて送るかと思い直すのでした。 -
Posted by ブクログ
帰宅部にだって青春はあるし楽しいんだ!そんな中学生男子たちの物語。
なのですが、うーん、イマイチその楽しさが私には伝わってきませんでした。
物語の中にも描かれているけど、何かしら部活をしている人(特に運動部)は
帰宅部を軽蔑する傾向にあるよね。正直私もそうだった。
だからこそ、この一冊で帰宅部を謳歌した人達のその頃の気持ちが分かる
かもしれないと、できるだけ先入観を無くして読み始めたんだけどなぁ。
小学生の子を持つ父が自分の中学時代を回想して語るかたちとなっていて
時代が古いのもあまり楽しめなかった理由のひとつかも。
あとは、喧嘩ね。特別に美化も正当化もされてはいないけれど、
「物語が動く」部分が全部喧嘩絡みというのも共感できない理由だな。
帰宅部だけど、自分の好きなことをまっすぐ思い切り楽しんでいる姿が
描かれている小説があったらぜひ読んでみたい。