アルボムッレ・スマナサーラのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
『ダンマパダ』お釈迦様のことばにいちばん近い経典
教えを実生活に活かすこと
【怒り】
・怒りによって最初に汚染されるのは自分自身。心がすさむ。
・自分の心に怒りの火をつけない
怒りはマッチの火が木から森に、森から山に燃え移るようにどんどん大きくなる
・自分のプライド(自我)が傷つけられたと思い込んで怒る
・怒りが怒る瞬間に気づく
【今、ここ、この瞬間】
・「今、ここ」をありのままに観る
・今なすべきことをよく知り、それをきちんとやる
【欲】
・仏道は「得る道」ではなく「捨てる道」
・安らぎに至る道はなにものにも執着しない、なにものにも依存しない生き方
・執着を捨てて軽やかに生きる
【間違いだらけの自分】
・「私はよく間違いをする」「私は大したことはない」と知っておく
・聖書「あなたたちの中で罪を犯したことのない者がまずこの女に石を投げなさい」
・欠点だらけの人間、相手の欠点を探すのではなく、仲良くできる点、共通する点を探す
【無常】
・世の中のあらゆる存在は瞬間瞬間に変化している
・「私」も同じように移ろいゆき死んでゆくもの
・世の中でたった一つ確かなこと「誰もが結局は死ぬ」
【自分の心を観る】
・人間にとって最も大切な勉強とは自分の心をきちんと育てること
・「無明」曇った鏡で自分を見ているようなもの
・人のことをとやかく言えるほど立派な人間ではない
・まずは自分
・「一旦停止」心は自動的に反応する
・自分の心の動きをよく観る
・呼吸を見つめる
【慈悲の心】
・相手の気持ちを理解しようと努力すること
・やさしい心を育てること
・慈悲の瞑想「生きとしし生けるものすべてが幸せでありますように」 -
Posted by ブクログ
シンプルでわかりやすい「ブッダの教え」入門書。「仏教」入門ではない、ところがポイント。いろいろ付け加えられてごたごたしてる仏教じゃなくて、お釈迦様というのはいいこと言うなぁ、と素直に頷ける。
たとえば「祈り」について「<あれはおねだりすることだから、品のない行為です><仏教は、「神様何とかしてくれ」でじゃなくて、「自分で何とかしなさい」という教えなのです>と、すっぱりと言ってくれる。「神様は存在するのでしょうか」という問いには<仏教では、「絶対存在しない。あり得ない」という態度、ああすっきり。
仏教を「正しく生きるための実践マニュアル」だと考える本書のスタンスは、たいへん魅力的だ。 -
Posted by ブクログ
人間の苦しみは「心の問題」であること、そして一切は因縁によって成り立っていることといった、ブッダの教えの基本的な部分をわかりやすく解説されていた。一方、キリスト教を始めとする一神教に対して、信仰に導くやり方がすごく強引であり、原罪という考え方は脅しであるといった批判は、これまで一神教というものに対して漠然と感じてきた違和感をすっきりとした表現で言い表されていて、納得のいくものである。生きことは「自己責任」であり、人間関係は「生きた道場」といった著者の言葉はとても力強く、小さなことでくよくよ悩まず、すべて自分の問題として捉えた上で前向きに取り組んでいかなければならないという思いにさせてくれる。
-
Posted by ブクログ
ネタバレ話の進め方がうまい。
「どうせやらなければならないのだから、楽しんでやろう」と言われたら、
「わかってはいるけれど・・・」と抵抗する気持ちが生じるものだ。
しかし、著者は、「人間は楽しいことしかやりたくないものだ」ということを、
「それでは無法地帯になるのではないか」とこちらが心配になるくらい、
とことん語る。
そして、別の切り口から、やらなければいけない3つのこと
(学ぶこと、働くこと、社会と関わること)について言及している。
結果としては、「どうせやるなら楽しまなければいけない」という話になるのだが、
なんの抵抗もなく頷けた。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ[ 内容 ]
ブッダが唱えた原始仏教の言葉は、合理的でとってもクール。
日常生活に役立つアドバイスがたくさん詰まっています。
今日から実践して充実した毎日を生きよう。
[ 目次 ]
第1章 ブッダ―大人になる道(仏教はカッコいいのだ 仏教は人が自由になる手助けをする ほか)
第2章 ブッダはなぜ出家したのか(ブッダが見つめた「苦しみ」 国民の期待を一身に集めて ほか)
第3章 ブッダ心理学、基礎の基礎―心とは何か?(仏教は「智慧を開発する道」 一人ひとり違うのにどうやって「一切を知る」の? ほか)
第4章 世界に居場所を見つける―地球サイズの人間になろう(自分と似た人は何処にいる? 自分という「種」を社会で花開かせる ほか)
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
Posted by ブクログ
中高生向けにブッダの知恵を紹介した人生論。スリランカ出身の著者は最近では、著作も多いベストセラー作家だが、読んでみて納得。とにかくシンプルでわかりやすい。
スリランカは、日本の大乗仏教とは異なるテーラワーダ仏教という宗派なのだそうで、これは、ブッダの教えを忠実に守ろうとするもの。これっていわゆる原理主義?と思って若干身構えたりしたのだけど、言っていることはきわめてシンプル。人は生まれ、老い、病み、死ぬ。同じ瞬間は二度と訪れないし、物事は決して留まらず、変化し続ける。その中でいかに一瞬を充実させて生きるか。そして因果応報。物事には原因があって結果がある。謙虚に、自分の感じ方を絶対と決して思わずに柔軟に多様性を受け入れる。
ブッダは、戒律のようなものを示してこれをすべし、ということはいっていない。自分自身が悩み、成長し、老い、死んでいく過程をそっとサポートしてくれるような教え。これってやはり、私たちにはとても自然で馴染みの深い考え方だなと実感しました。 -
Posted by ブクログ
----------------------------------------------
▼ 100文字感想 ▼
----------------------------------------------
あなたの生き方は正しいですか?「好き」なことよりも、
「できる」こと。「愛」よりも「慈しむ」。楽しいか楽しくない
かを判断基準にという人もいるが、できるから楽しいと
いう考えに納得。生きる道をシンプルに提示してくれる。
----------------------------------------------
▼ 5つの共感ポイント ▼
----------------------------------------------
■「好きなことを仕事に」は間違いです。「できるから楽
しくなる、好きになる」というのが本当です
■「生きる意味はなんでしょうか?」と問う必要はありま
せん。「あなたはしっかり生きているのか?」ということ
が、私たちの考えるべき問題です
■虎には牙と強い足があり、馬にも蹴る足があり、蛇に
は餌をとるための毒があります。人間には脳しかあり
ません。酒はその脳を壊します
■慈しみは人間に「本来ない」もの。人間は本来エゴイ
スト。そこで、いかなる生命でも幸福でいてほしいとい
う気持ちをあえて育ててみる
■食べ物の写真を観たって美味しいとは感じられませ
んし、テレビの料理番組を見たってお腹は膨らみませ
ん。自分で作って食べなければ、何の意味もありません