室伏広治のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
本を読むまでのイメージとは異なり、様々な分野に挑戦されている方なんだと知りました。スポーツの超一流であることは有名ですが、研究者、オリンピック委員、福祉活動など、幅広く活動されていることを初めて知りました。
人への感謝が強い事。自己の目標を明確にして疑問、解決。自分の決めたことに対して貪欲であること。更に、忙しい中でも研究をしながらアスリートもこなす、時間の作り方が非常にうまい。と、超人の異名に違わない完璧な人間であるような印象を受けました。ただ読み進めていくと、悩みながら一つ一つ解決していく事を継続されていること、挑戦し続けている事、明確な戦略のもとに動いている事などがわかってきます。社会人 -
Posted by ブクログ
室伏の持つ能力の高さは生来的なものに由来する部分もあるだろうが、大部分は後天的に獲得した、さまざまな物事の考え方に支えられているんだなと感じた。
彼の頭の良さは喋り方からして滲み出てるけど、文章を読んでみるとなおさら頭良いなと思わせられる。
相当有用な本だけど、書いてあることのほとんどがハイレベルなので内容がスッと腑に落ちてくる人は少なそう。
読むべき本、耳を傾けるべき言葉には段階があって、同じ内容でも年齢や経験の量によって理解可能な範囲や深度は全く異なる。
いつかまたこの本を読み返したときに、今よりもっと深く内容を了解できるよう、自分ももっと努力しなきゃいけないなと思った。
特に運動で -
Posted by ブクログ
2017年10月22日第1刷 2018年2月24日第三刷。
静岡県沼津市生まれ。
ふと目につき読んでみた一冊。
トレーニング方法も、実に多種多様。
それは、自分自身で工夫をし、各方面のスポーツマン
または管理者など多くの人の話も聞き、
41歳というスポーツマンとしては長く投擲スポーツを
現役で続けて、数々の記録やメダルを受賞。
高校卒時180センチ70キロという、
そう大きくはない体で、父のコーチを受けながら
アジアのハンマー投げの頂点に存在し続け
アテネオリンピックでも金メダルを。
自分の体で経験し、創意工夫を重ねたばかりか
理論的にも科学的にも、心身全ての面からの
アプローチは、実 -
Posted by ブクログ
アテネオリンピックのハンマー投げで金メダルを取った室伏広治さんの著書。
選手時代から、理論的に考え、常に効率的な練習法を探してきた室伏さんの解説なので、説得力げある。
選手として一流というだけでなく、指導者としても一流であろうことが伝わってくる。
○ゾーンとは、集中力が極限まで高まって、心技体が完全に調和して、ほとんど無意識な状態なのに最高のパフォーマンスが発揮できる状態。
そこに行き着くための集中状態の作り方は、スポーツ選手だけでなく、普通の人でも集中力を高めるのに使えそう。
○日常生活上のちょっとした動きも、その動きを丁寧に、かつ全身を意識して行うことで、トレーニングになるとのこと。 -
Posted by ブクログ
室伏広治というアスリートを良く理解する為に、彼のハンマー投に対する考え方、研究、周りとの関わり方を読み解けました。
アジアの鉄人である父や、世界のライバル、異分野の専門家達に囲まれ、自らを磨き続けたことがわかります。
アンチドーピングを掲げ、選手のセカンドキャリア対策も考えるために、IOC委員になろうとする姿。
年々、表情も発言も異次元なレベルまで高まっているように感じます。でも、親しみやすい印象が変わらないのは、謙虚さゆえでしょう。
彼を高校2年のインターハイ南関東大会で見かけたことを思い出します。ここまで、凄いアスリートになるとは思いませんでした。 -
Posted by ブクログ
日本最高のアスリートと言えば、
室伏さん!と自分は勝手に思っているのですが、
そんな室伏さんのゾーンに関する本。
ですが、内容はゾーンだけでなく、
トレーニングとか幅広いです。
しかも、考え方が独特というか一線を超えていて、
素人には良く理解できないものもあります。
しかし。これまでの運動系の本を読んできたおかげで、
室伏さんの意図が何となく理解できるものもあり、
おそらく彼の理論は正しいのでしょう。
例えば、筋トレをする錘の左右に
ハンマー投げのボールを付けて、
ブラブラさせたまま筋トレをするというトレーニング。
一見、何で?という感じですが、
ランダムに動く重りのおかげで、
体に色々な角