【感想・ネタバレ】ゾーンの入り方のレビュー

あらすじ

大事な舞台やプレゼンテーションで結果を出すための集中力はどうすれば身に付くのか? 集中状態である「ゾーン」とは何か? つねに自己と記録に向き合い、男子ハンマー投げ選手として活躍した著者が、良質な集中状態とはどんなものなのかを語り、集中するための方法論と哲学を満を持して公開する。アテネ・オリンピックでは金メダル、ロンドン・オリンピックでは銅メダルを獲得するなど、多くの大会で好成績を残し、2016年に引退後は学者、指導者として活躍する著者が今だからこそ語る、スポーツや仕事、人生にも役立つ究極の集中法をまとめた一冊。 【目次】はじめに/第一章 究極の集中力をつける/第二章 ゾーンに入る/第三章 限界の超え方/第四章 ゴールへのアプローチを最適化する/第五章 「自然体」が一番強い/第六章 体を整える/おわりに

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Posted by ブクログ

『目的と目標を定めて最短の軌道を描け』るように、常に自分の頭で考えて効率よく成果を出せるようにトレーニングに取り組もう。

一方で、トレーニングだけになって頭でっかちな考え方になるのではなく、ときには得意分野以外にも手を出して新しい刺激や考え方を取り入れることが必要。

今、成長するために自分は何をすべきか見極めること。
それが出来れば、想像を超えた自分になれる。

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2025年08月20日

Posted by ブクログ

室伏の持つ能力の高さは生来的なものに由来する部分もあるだろうが、大部分は後天的に獲得した、さまざまな物事の考え方に支えられているんだなと感じた。
彼の頭の良さは喋り方からして滲み出てるけど、文章を読んでみるとなおさら頭良いなと思わせられる。

相当有用な本だけど、書いてあることのほとんどがハイレベルなので内容がスッと腑に落ちてくる人は少なそう。

読むべき本、耳を傾けるべき言葉には段階があって、同じ内容でも年齢や経験の量によって理解可能な範囲や深度は全く異なる。
いつかまたこの本を読み返したときに、今よりもっと深く内容を了解できるよう、自分ももっと努力しなきゃいけないなと思った。

特に運動で秀でようと人に良いが、何かしらの分野で突出しようと試行錯誤している人にとってはとても価値のある本。

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2022年04月24日

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2017年10月22日第1刷  2018年2月24日第三刷。
静岡県沼津市生まれ。

ふと目につき読んでみた一冊。
トレーニング方法も、実に多種多様。
それは、自分自身で工夫をし、各方面のスポーツマン
または管理者など多くの人の話も聞き、
41歳というスポーツマンとしては長く投擲スポーツを
現役で続けて、数々の記録やメダルを受賞。

高校卒時180センチ70キロという、
そう大きくはない体で、父のコーチを受けながら
アジアのハンマー投げの頂点に存在し続け
アテネオリンピックでも金メダルを。

自分の体で経験し、創意工夫を重ねたばかりか
理論的にも科学的にも、心身全ての面からの
アプローチは、実に感動的。

競技に向かう姿勢は、どんなスポーツであっても
役に立つこと間違いない。
人の上に立つ人にも、どう導くかという、
数々のマーケティング哲学書などに引けを取らない。
かなりおすすめな一冊でした!
私としては非常に珍しい星5つ。

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2018年04月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

パワーフレーズ
「一度でも本気で全力を出したことがある人は、次にやるときは、「どこの力が必要で、どこの力を少し抜いたほうがいいか」を感覚的につかんでいます、」

ゾーンに入ることについての本ですが、生き方と向き合うとても壮大なテーマです。それこそ、ゾーンの作り方とは真剣に生きることと拡大解釈してもいいかと思います。

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2017年11月14日

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室伏さんかっこいい。闇雲に量だけを重視するトレーニングではなく、色んなことを試してみる、効率を考えてみる。アスリートってやはり老化との戦いの部分もあるので、いつまでもひたすらガムシャラにトレーニングする訳にはいかない。

また震災復興の為に訪れた被災地の子供達に金メダルを約束し見事に獲得して凱旋するのもめちゃくちゃかっこいい。有言実行。自分の為だけというより周囲の人の為にも知的に努力する。

なるほどなと思った。社会人として終盤に差し掛かりつつある自分にも大いに参考になる話だった。

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2025年09月06日

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誰もが羨むスピードとパワーを生まれながらに持っていると思われがちだが、本人曰くハンマー投げ選手にしては小さな体だったそう。
逆に言えばそれがゆえに創意工夫を積み重ね、結果を出したからこその理論があらゆるスポーツ、日常生活に役立つ一冊。

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2025年04月20日

Posted by ブクログ

アテネオリンピックのハンマー投げで金メダルを取った室伏広治さんの著書。

選手時代から、理論的に考え、常に効率的な練習法を探してきた室伏さんの解説なので、説得力げある。
選手として一流というだけでなく、指導者としても一流であろうことが伝わってくる。

○ゾーンとは、集中力が極限まで高まって、心技体が完全に調和して、ほとんど無意識な状態なのに最高のパフォーマンスが発揮できる状態。
そこに行き着くための集中状態の作り方は、スポーツ選手だけでなく、普通の人でも集中力を高めるのに使えそう。

○日常生活上のちょっとした動きも、その動きを丁寧に、かつ全身を意識して行うことで、トレーニングになるとのこと。

自分もストレッチつい惰性でやっていたが、1つ1つの動作を意識してやってみようと思う。


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2024年08月14日

Posted by ブクログ

日本最高のアスリートと言えば、
室伏さん!と自分は勝手に思っているのですが、
そんな室伏さんのゾーンに関する本。

ですが、内容はゾーンだけでなく、
トレーニングとか幅広いです。
しかも、考え方が独特というか一線を超えていて、
素人には良く理解できないものもあります。
しかし。これまでの運動系の本を読んできたおかげで、
室伏さんの意図が何となく理解できるものもあり、
おそらく彼の理論は正しいのでしょう。
例えば、筋トレをする錘の左右に
ハンマー投げのボールを付けて、
ブラブラさせたまま筋トレをするというトレーニング。
一見、何で?という感じですが、
ランダムに動く重りのおかげで、
体に色々な角度から負担をかけることができ、
脳や筋肉に刺激を与えているのでしょう。
新聞紙を片手でくちゃくちゃにするトレーニングも
一見、これトレーニング?という感じではありますが、
何らかの効果があるように思えてきます。
(というか、よく思いついたな、室伏さん!という感じ。)

プロのアスリートでないと、中々、完全共感とまでは
いかないでしょうが、「突き詰めると
(例えば)ここまで来るのか」ということを
知るための一冊と言えるかと思います。

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2023年05月23日

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私の尊敬する日本人No.1アスリートの思考に触れられた。結果が出すほどロジカルということを痛感した。考え方とモットーなど参考にしようと思う。
でも途中の室伏流エクササイズ?は正直要らないかな?とも思った(特に最後の章などにあったエクササイズ)
コーチとして自分以上のセンスを育てること、が将来コーチングをする上で意識すべきポイントだと感じた。

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2020年04月28日

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新聞ぐしゃぐしゃ!とかやってて、この人は面白いなぁと思ったけど、こういう人が出てくることで人間って進化していくのねと思いました。2004年アテネできんめだる、同年紫綬褒章貰ってるそうな。五輪委員会なれなくて残念だったね〜。足を引っ張る人がいるんだろうね。

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2018年01月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 あんな無骨な外見から想像できないほど、器用な人なんだなという印象を受けた。
本人が提唱するように、切り替えも上手い;

「ハンマーがうまくいかないときに、ハンマーだけをやり続けているから、ハンマーがうまくいかないのです。うまくいかないときは、いったんやめてしまえばいい。別のことを探して打ち込めばいいのです。」

「sport」の本来の意味は「気分転換」だそうだ(メモメモ)。
 拘りを上手に捨てた中から生み出される結果もあろうということか。極めた者だけが到達できる境地とも言えるが、”逃げてもいい”というイヂメに対するアドバイスにも似ていて、考えさせられるものがある。

 「集中」についての考え方も面白く、”ギュッと力を入れた状態とはまた違うもの”、”次々と変化させることができるのが集中力”と、こちらも考え方が柔軟だ。

 ふと、俵万智が息子さんの見事なひと言を綴ったTwitterを思い出していた;
 「集中は疲れるけど、夢中は疲れないんだよ!」
 次々と変化していくものには、夢中になれるよね!w

1992年バルセロナ五輪金メダリスト アンドレイ・アブドゥバリエフに言われた言葉、

「バリショイ・カラーブリ - バリショイ・プラバニエ(大きな船には大きな航海)」

アテネ五輪前のコーチからのひと言、

「Hay is in the barn (納屋には藁がある)」

などなど、著者が現役時代、糧にしていた金言も、なかなか心に響くものがあった。

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2018年01月12日

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「昨日の自分を今日は超えた」という経験をすることであり、「今日の自分を明日の自分を越えられる筈だ」という自信を持てるようになることです。 いかに無駄なく自分の全機能を覚醒させるか 昨日の自分より一歩前に進む為の一助になれば幸いです 武田信玄の「風林火山」 疾きこと風の如く徐かなること林の如く侵掠すること火の如く動かざること山の如し 明鏡止水の境地 五輪書 丹田 吐く時と同じ筋肉を締め息を吸う 一挙両得の方法 手を替え品を替え だいたいにおいて、直ぐに「もう限界だ」と言う人に限って、限界までやっていません。周りの人から見れば限界までやっている人のほうが、自分では「いや、まだまだ足りない」と言うものです。 万物自然を師として 投網とあみ お仕着せのトレーニングをするよりも ファンクショナルトレーニング 寄稿 目標設定をが曖昧な人は、たとえ目の前のことに真面目に取り組んでいるとしても、毎日漠然と過ごして漠然とした結果が現れるという繰り返しに終わってしまいます。 兼ねてから私の座右の銘の一つに、「目的と目標を定めて最短の軌道を描け」という言葉があります。 孫子の兵法「遠近の計」 石巻市いしのまきし 孔子曰く「過ち改めざる。これを過ちという」 不易流行 荘子「虚室生白」 正座 にじり 「型」と「イメージ」と「空気」を制するものは世界を制す

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2017年11月30日

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