水沢秋生のレビュー一覧

  • わたしたちの、小さな家
    今まで普通に住み慣れていた家が・・・
    複雑過ぎる。この土地の呪い・・・
    希の母親はそれを覆そうとしたけど、結果どうだったのか。
    希はこの先普通に結婚出来るのか。
    とても不思議なお話でした。
  • 運び屋 一之瀬英二の事件簿
    ストイックなプロフェッショナルの話、好きです。
    伊坂幸太郎さんの死神や殺し屋とかに似たテイスト。

    すみれちゃんとか望月若頭とか、そそられる脇役も多くて楽しめる。

    長い話での続編希望。
  • 始発電車の彼女~『プラットホームの彼女』より~

    学園ミステリーもの

    よみがえりものというカテゴリーに入りそうな学園ミステリーもの。
    切ない最終シーンが印象的であるがそこへ持ってゆくまでのストーリー展開がやや冗長。
    もう少し話を切り詰めればストーリーの切なさ、いとおしさが際立ってくると思う。
  • プラットホームの彼女
    思ったより切なかった。
    もっと恋愛系かと思ってましたが、切なさのほうが勝ちましたね。
    静かな雰囲気の物語です。
  • 俺たちはそれを奇跡と呼ぶのかもしれない
    眠る度に意識が他人に乗り移る。
    自分は何者なのか?
    そんな葛藤と共に、連続殺人犯を探し出してどうしても阻止したい、そんな思いに至る。
    果たして、、、
  • 運び屋 一之瀬英二の事件簿
    水沢さん、初読みです。一之瀬は、ナマモノ以外は中身が何だろうと運ぶ「運び屋」。中にはヤバイ物もあったりするけど、何なく運ぶ。一之瀬の完璧なる仕事っぷりがプライドを感じた。中々強烈な相方がたまに居たりしても、スタンスを貫くのが格好良かった。
  • プラットホームの彼女
    小さな出会いが一日を、未来を変えることがある。それは振り返れば奇跡みたいなことで。
    何気ない一日から、変化が、そして未来が作られていくんだなぁ。もちろん、悲劇もあれば、後悔もあるけど、それでも、続いていく。
  • プラットホームの彼女
    誰にでもある「後悔の記憶」。あの日あの時の人生の選択を鋭く優しく包み込む六篇の連作短編集。
    生きていくことは後悔の毎日が続くことである。特に他者を傷つけた結果が記憶にあると、ずっと引きずる。駅のプラットホームに立つ少女の一言が、記憶を甦らせ、そしてひとつの結論を導く設定。抉るような厳しさがない分、物...続きを読む
  • プラットホームの彼女
    結末はちょっと意外だったが全体を通してみると斬新さは少し欠けるような気がする。
    あらすじ(背表紙より)
    駅のホームの端に立ち、風にスカートを翻す少女。彼女は、まっすぐにこちらを見ていた―。喧嘩した親友に転校を告げぬまま夏休みを迎えてしまった少年。地味な同級生がバンドをやっていると聞き、心がざわつく女...続きを読む
  • わたしたちの、小さな家
    小さな家に、祖母と二人で住んでいる。両親共幼い頃に亡くなってしまったが、住む家もあるし、大学にも行けて、親友もいて恋人もいる。平凡で幸せな毎日なのに、最近家の中に何かがいる気配がする……。

    ホラー風のファンタジー……全体的にぼんやりしていて、幼い感じ。確かに真相らしきものは全てわかってすっきりはし...続きを読む
  • ライオット・パーティーへようこそ
    読まなくても良かった。ゴールデンラッキービートルが大好きで、歳月を経た上での新刊だったので、期待し過ぎてしまったのかもしれない。
  • ゴールデンラッキービートルの伝説
    2011年第7回「新潮エンターテインメント大賞」受賞作。
    大人になってしばらく経つと、子供の日の輝かしい思い出も恥ずかしい記憶も、いつのまにか薄れていってしまうものだ。

    苦い記憶と甘美な記憶の二重奏。かつての子供の今の姿を描くことで得られるタイムマシン効果。この種の小説に不可欠な冒険と成長の物語が...続きを読む
  • ゴールデンラッキービートルの伝説
    第7回新潮エンターテインメント大賞受賞作品。現在と過去の二つの時系列が語り手を変えて交互に進んでいく友情の物語。結末では確かに心温まりはするのですが、拾いきれていない伏線や不必要と思われるエピソードが見受けられて、もうひとつこなれていない感じを受けました。
  • ゴールデンラッキービートルの伝説
    ジュンペイ、ヨータ、ヒナの3人で過ごした日々。それは「ゴールデンラッキービートル」の言葉に象徴されるように、キラキラと輝く一瞬だったことでしょう。

    その輝きが純粋であればあるほど、どこか切なさを感じてしまうのは、この作品が子供向けの単なる青春物語ではなく、大人のための青春想い出物語になっているから...続きを読む
  • ゴールデンラッキービートルの伝説
    最初のページに、「六年三組 クラスのなかまたち」と題して、「担任:要重吾朗」と生徒42人全員の氏名が列挙されてるのを見た時は、あー、ついていけない内容かも、と思ったが、読み進むにつれて、いい感じに引き込まれていった。ジュンペイ、ヨータ、ヒナ、の3人を中心に、35歳になった彼等の現状を3人称の記述で、...続きを読む