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Posted by ブクログ
プラットホームに現れる"彼女"と出会う人々のストーリーが描かれた短編小説。短編ごとの登場人物が少しずつ関係性があって楽しかった。
自殺したお母さんの話だけ少し後味が悪い感じしたけど、その話が1番印象的だった。自分自身がどれだけフラットに捉えようとしても、それは主観だし、結局自分が正しいと思う世界線で生きてしまう。せめて人の言うことを受け入れられる器は持っておきたい。
あと、謝らなくちゃなと思った瞬間が、謝るベストタイミング。後になると謝りにくくもなるし、謝れないと後悔はおおきくなるばかり。
プラットホームの彼女の正体は薄々察して読み進めたが、最後におどろきの種明かしがあり、展開が面白かった。
Posted by ブクログ
情念が形となり、その形が人格を持つものと考えられた時、それはしばしば幽霊と考えられてきた。この小説はそのことをモチーフにおいて、郊外の駅に現れる謎の少女が軸となった小話をつないだ短編集であり、それらが一貫したストーリにもなっている。
少女は高校2年生である。読者はそれがかつてこの駅で殺害された美少女であると考えさせられるが終末になってそれが裏切られる。多くの伏線を張りながら話が進み、それが少しずつ解かれていくという話である。
少女の在籍した学校をめぐる人間関係や時間を超えた人と人のつながりを書いているの面白い。やや趣向に凝り過ぎた感じがするのはファンタジーの部類にはいる作品としては仕方ないのかもしれない。
小説の描写が丁寧で嫌味がないのはよい。他の作品も読んでみたい。
Posted by ブクログ
山間にある、時計塔のある高校の最寄りの駅。高校の時計塔の裏の部屋で幽霊を見たものは、願いがかなうという。そんな高校近くの駅に、高校2年だというが、同級生にはいない、オレンジのリボンをつけた少女が話しかけてくる。彼女に友人との悩みを、亡くなった娘の話を聞いてもらううちに、真実に出会う。
幽霊ネタのほのぼのファンタジーアンソロジー小説。プロローグで事件性をほのめかして来るので追加まえてしまうものの、1本目から普通の青春小説という感じで、あれ?ダッシュボードのナイフとは?と思ってしまう。
数本読んだところで、なるほど、駅に現れる少女はそうなんだな、と悟るが、なかなかこれという話にもならないので、特に何も考えずに短編を楽しむのがこの作品の楽しみ方だろう。
終盤でいろいろとネタばらしをしていくのだが、読み終わったあとには、そういう設定必要だったかなあ?というのも正直なところだ。
幽霊は幽霊であっても全然問題なかったし、悩みを作るために別の子も死なせてしまうあたりはちょっと安易だったかなと思わせられる部分がある。また、もう少し情景を描くところも必要だった。ほとんどが2つのシーンしか出てこないが「とある駅」「とある高校」で、周りの情景だとかが全く想像できなかった。
「時計塔のある高校」というあたりも、アニメっぽい雰囲気である。実際にそんな高校ないでしょ?
ゆるい青春小説短編集という感じ。悪い印象は特に持たないが、インパクトも少なめ。電子書籍でも良かったかな。
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小説・文芸
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