歴史の謎を探る会のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
三大宗教の教科書。理解しやすいし、私情を含まずに書かれているので、私のような宗教の初心者には良い入門書である。
この本を読んで、宗教の重要な部分を全く理解してないことがわかった。例えば、ユダヤ教とキリスト教の違いを考えたこともなかったが、ユダヤ教は旧約聖書だけを聖典としていてイエス・キリストは認めているが、救い主としては認めていない。これはイエスが信じれば誰でも救うわれるという主義はユダヤ人の「選ばれた民」という自負には合わなかったし、又、律法を重んじるユダヤ教の安息日にイエスが人を治したりなどのはたらきを行ったことなどが、律法に反するといった理由からだ。
又、イスラム教についても知らない -
Posted by ブクログ
まず長所から挙げると、読みやすい文体ですらすら読める。細かい節立てと重要語句のふとゴシック化でポイントが分かりやすい。よくも悪くも高校生向け参考書っぽい。
問題点は、まず著者名が「歴史の謎を探る会」としかなく誰が書いているのか全く不明。巻末に参考文献が載っているが引用表記もなく、図版・文章ともに参考文献の引用なのかオリジナルなのか分からない。
もう1つの問題点は歴史に解釈が入っており、「~は~だ」の言い切り表現が多いこと。ある意味で予備校の先生っぽい書き方。解釈すること自体は問題ないとして、その解釈のみが真実のように読めてしまうのは危険ではないか。この本でイギリス史の流れを簡単に予習・復習して