歴史の謎を探る会のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
面白かった!世界史は高校2年生の時にダイジェストで習っただけで、範囲が広すぎて全く身にならなかった。本書はイギリスの歴史を分かりやすく説明する本。とてもよくまとまっていて、王室や欧州との領地の取り合いや戦い、政治家や産業がどう発展してきたかの流れが分かる。断片的な知識やいつごろ何が起こったかということは知っていても、その裏にある、どうしてそうなったのかという部分が欠落していたので、なるほどあれはここにつながるのか!と目からうろこを落としながら読んだ。
もちろん初めて知ることも多かった。インドや中国との関係、パレスチナ問題を引き起こしたのはイギリスだったこと、数々の陰謀など。
イギリスを中心とし -
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ネタバレ良書です。過不足なくコンパクトにまとまった三大宗教解説書の決定版。これ一冊あれば、世界の仕組みの基礎がわかる。
以下は、私の備忘録として記録。
⚫仏教
・キリスト教には聖書、イスラム教にはコーランのみだが、仏典は3000以上
・3つの基本原理(諸行無常、諸法無我、涅槃寂静)
・4つの真理(苦諦、集諦、滅諦、道諦)
・死後の世界(死後七日目に来世の行先が決まる→初七日法要、三途の川を渡ったあと第七法廷で最終判断となるがその期間は49日で、天道、人道、修羅道、畜生道、餓鬼道、地獄道の六道どれを行くかは生前の行いによる)
・線香は死者の食べ物、六文銭は三途の川の渡し賃
・輪廻転生(まず無色界、色界、 -
Posted by ブクログ
ネタバレ仏教、キリスト教、イスラム教を取り上げている。本書を読んで、強く感じたことは次の2点である。
そのひとつは、宗教というのは、より良く生き、より良く死ぬための先人達の知恵の集積であると思っているが、その宗教を、日本人はいかに簡略化し形や中身をを変えてきたか、ということである。8万4千もあるというブッダの教え、あるいは3千あるといわれる仏教の経典の内容は、一般の日本人は知らない。しかも、例えば浄土真宗では「戒律を守らなくても極楽へ行ける」「阿弥陀仏の力を信じるだけで救われる」と説く。同じ浄土系の時宗では「南無阿弥陀仏」と唱えるだけで極楽往生できるという。さらに真言宗は(秘密の教義や儀礼が師から弟子 -
Posted by ブクログ
世界の三大宗教について知りたくて読書。
多くの日本人は自分は無宗教だと思っている。しかし、世界的に見ると日本は仏教国か神道の国だと認識されている。サウジアラビアでは入国書類に宗教を書く欄があり、無宗教とすると入国拒否されるとか。それほど宗教と人は密接にかかわっている。
特に日本は戦後教育や近年のカルト問題で宗教についてのアレルギーが強いと言える。
身近な仏教ですら知らないことが多い。
タイとかかわることも多いので、上座部仏教については知識として知っておきたいところ。
仏教の三法印は、今回初めて知った。
諸行無常、諸法無我、涅槃寂静の3つ。
日本から心理的な距離が遠いイスラムについても