タアモのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ帯のとおりではありませんでしたが笑
でも、計画してきた仙台旅行でそれぞれの家庭の引っ掛かりが段々と解けてきました。
両親との死別理由を自分のわがままのせいだと思ってしまい、買える資格がないとずっと考えていた陽菜。でも、それは勘違いだけど、基や大樹が声をかけてもたぶんダメだったんでしょう。
真魚の父親だからこそ説得力があり、陽菜の本音を聞けたし、言わせることができたんだと思います。父親も一緒ですが・・・。
父親は真魚と母親を重ねちゃって、悪い意味でトラウマで、真魚のせいというよりは、母親なんだけどそこにしか自分が逃げる場所もなかったんでしょうね。気を使わずに真魚も素直に父親に伝えたとしても、最初 -
Posted by ブクログ
ネタバレとりあえず大樹ーー!な巻。
大樹が夏休みの間だけ基の元に帰ってくる。
真魚は大樹とゲームしたり同じバイト先になったり、花火にいったり(もちろん随所に基も絡んでいますが)、仲良くしているだけじゃなくて、助けてももらっている、そんな真魚と大樹がたくさんいる巻だなーと思いました。
その中で、真魚の父親の心の奥が見える場面があったり、真魚が杉本さんに真実を離したり、三女の子の家の気持ちが分かったり、いろいろと見どころがありました。
真魚と基の関係の進行がもちろん楽しみだし、じわじわ関係が深まってお互いが距離に悩んだりしているのを読むのもいいのですが、たいようのいえは、真魚と基に絡む他の人物が魅力的でと -
Posted by ブクログ
ネタバレ自分の家族(親)に必要とされずに、どこにも居場所がないと思っている主人公の真魚。
そんな真魚の救いだったのが中村家。中村家は両親を亡くし、今は長男の基が一人で住んでいる。そこへ、家に居場所がなく帰りたくなかった真魚が居候するお話。
真魚が、いろいろ我慢する子で感情表現も豊かじゃない。でも、そんな真魚のことをよく見て、知って支えになっている基との関係がすごくいい。真魚は、自分の存在に自信が無くて基にとっても邪魔なんじゃないかと思っているけれど、基は基で家族を求めて一人を寂しがっているから、それを知らず知らずに真魚が埋めているっていうのがまたいい。他人だけど、家族に近い存在。本当の家族よりも家族ら