豊田巧のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
東京のブラック居酒屋でパワハラ三昧だった美月が辞表を叩きつけて向かった先は北海道の比羅夫。駅舎で泊まれる日本で唯一の宿のオーナーとして、コックの亮ともり立てて行くことになる。
最初は物語の架空の設定かと思いましたが、本当に存在するお宿で、自分も泊まりたいと思いました。ドラム缶の上でBBQなんて考えただけでも美味しそうだし、羊蹄山も登ってみたいなと。
登場人物も、見た目ヤクザな訳ありの男性や、亡き夫を偲ぶ年配女性の人たち。おせっかいを焼きすぎる美月や亮のぶっきらぼうだけど優しい気持ちが旅人の心を溶かしていく。
決して大きく心揺さぶられるなんてことはありませんが、それでも続編が読みたいなと思え -
Posted by ブクログ
駅舎をこのままコテージにした宿が舞台のお話なんて、なんだか面白そうだなーと思って読んでみたら、思った以上だった!
北海道住みなので(しかもこの舞台に近い)地名も土地の広さももちろん知ってるからこその面白さももちろんあるとは思うけれど、風景が浮かぶような描写には、これは道外の方でも十分楽しめるのでは。
突然コテージのオーナーになった美月ちゃんの、なんとも無計画な北海道移住、道内での移動にも思わず笑ってしまうし、作中の「北海道をナメてんな」に大きく頷いた。いやほんとに。北海道はでっかいんだぜ。
コテージに来たお客さんとのエピソードはいくつかに分かれているので、このシリーズのこの後のお話もそんな