菱沢九月のレビュー一覧
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攻め:倉島
受け:森野覚
ある日いきなり大学時代の後輩から拉致されるように旅先に連れてこられた。後輩とは卒業以来の再会で、彼は逃げてる、という。それの道連れに覚を選んだというのを良く分からないまま付いてきてしまった。なぜなら覚は彼のことをずっと好きだったから。
奥深い痛みがあって辛かったな。最後は幸せになったけど。菱沢さんは、過去に痛みを伴う…。
ユギさんの挿し絵が、着ている服のトーン貼りが裁断に沿って貼ってあって嬉しかった。最近は裁断無視してベタ貼りする作家さんばかりなのよね。確かユギさんも今はベタ貼りだった記憶がある。以前は丁寧な仕事してたんだなぁと、ちょっと苦く思っちゃった。 -
Posted by ブクログ
小説家は懺悔する、の続編。
恋人同士になった律と佐々原。
佐々原が小説を書いている間、律は甲斐甲斐しく世話を焼く。
機嫌が悪いときは静かに過ごす。そして合間に佐々原に呼ばれて寝るーーそういう生活が甘くて悪くはないのだけれど、なんとなく何かが足りないと思う。
外で働いてみようかと様子を見に行った小さな洋食屋で、過去に寝ていた男と再会し、流されてしまうであろう自分を感じて後ずさりする…。
昔の男出現!
でも、これによって二人の仲をちゃんと考える機会が出来て良かったと思う。
佐々原も律も、それまで二人の世界だけで完結して共依存なような二人だったから、閉鎖的だった。それが少しお互いの周りにも目 -
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Posted by ブクログ
ゆっくりってそっちか!ゆっくり愛を育むか!と読み終わってから気づきましたw 主人公がたまのイン/アウトラインをウロウロしてて、危なかったですw 主人公の妹の菜桜が怒るのはもっともだと思う。
全体的にストーリーの流れも丁寧でゆっくり。はっとさせられる部分もあったりして面白かったです。なんか時々言葉が堅かったり、古さを感じるところがあったりしてなんとなくひっかかる部分があったりしましたけど、面白かった。
楓は27にしては老けすぎだなとw まあそれは過去の経験があって、自分で決めた枠を抜け出せなかったからだというのはわかるんですけど。という意味で、鴻島みたいな人に会えてよかったね!と思います。鴻島 -
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Posted by ブクログ
小説家シリーズ3作目。で、完結かな?
溺愛すると誓約するの2話入り。
溺愛するはちょっと嫌味な批評家の電話で、修司の小説がつまらないと言われて律が自分は一緒に居ててもいいのか、と悩む話。
出来上がってるカップルによくある展開?で、好きだからこその自分の存在に悩む話というか…相手が大事だからこそこういうの悩むのかしら?
修司は律の悩みを小説で賞を取ることで解決?w 律は修司に賞を取れるようになるぐらい、いい影響を与えたということで。
誓約するは、修司が昔お世話になった担当さんが出てきて、その担当さんと修司にナイショで会っちゃったり電話で話しちゃったり、それがちょっと楽しくて、好きなのは修司なのに -
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ネタバレ 購入済み
んー…
大好物の兄弟ものだぁ!で購入
中盤まで楽しく ふむふむと読んでいたら どなたかの指摘があった通り ほぼ同じ文章を繰り返し使われていたり、後半は愛してる兄を脅迫した子との話し合いが和気藹々的だったり…
個人的に ん? 何で? と感じてしまいました。
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購入済み
ぬるま湯っぽい。
何となく釈然としない読後感。大学時代に好きだった後輩・倉島が2年くらい交流もなかったのに突如現れ連れ出される覚。明確な意図の説明なく数日連れ回され体まで繋げても曖昧なまま何考えてるんだー?状態の倉島にイラッ。さらにあることで自分の感情を持て余し豹変して無体な事を覚にしちゃうんですが、、事情があるとはいえねぇ君、それはブブーNGだろって感じですよ。はぐらかすばっかで覚に愛情も感じられなかったし随分とお子様で自己中のマザコン、、あ、個人的に倉島が気に入らなかったっんですね(笑)対峙するべきことから逃げてる理由もねー、何か幼稚な発想だし。幼稚と言えば倉島のお父さんもね、社長ってあり得ない。締めも都合