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ベストセラー作家・佐々原(ささはら)と暮らし始めて一年──。相変わらず不機嫌な執筆中の顔も、濃やかなセックスも律(りつ)は惚れ直すばかり。ところがある日、佐々原の新作が批評家に「凡庸で駄作」と酷評されてしまう!! 担当編集者にも「作風が変わった」と告げられ、律は内心茫然自失。もしや自分の存在が悪影響を与えている!? 密かに責任を感じて、思い悩む律だけど!? 大人気シリーズ、ついに完結!!
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Posted by ブクログ
小説家は懺悔する、の3作目、完結編。 佐々原が有名な文学賞を取った。そのことで、佐々原と律の周りがにわかに騒がしくなる。 律はそれまで以上に自分が佐々原と合わないのではないか、と思ってしまう。そんな時、佐々原のデビュー時に支えてくれたという編集者・木崎が現れる。佐々原が今までの誰よりも懐いてる様子...続きを読むを見て、自分もその時代を知らなかった事が悲しいと思う。 そして木崎は律に対して恋愛感情があるといい、律も佐々原に対する気持ちとは違う部分で木崎が気になる。それは裏切りになるのではないのか?と思い悩み…。 最初の「〜懺悔する」の時は、トラウマを抱えた者 同士、二人だけで2人の世界に篭ってしまって閉ざしてしまうような印象が強かったのだけど、「〜束縛する」で二人の周りに目を向け出して、この「〜誓約する」で更に開かれていった。 佐々原の抱えているもの、それに焦点を当てて、そのどうしようもなかった小さい頃からの佐々原がそれを認めて、それを含めて全部自分という事を分かって、律も自分の埋められない喪失感が何物なのかをやっと分かって、二人で先を見ていけるようになった感じ。 開かれていく二人になって良かったな、と。 すごく幸せそうで、やっと幸せになるのね、と感慨深く読めました。
「小説家~」シリーズの最終巻。 今回、2人の邪魔をしてくれるのは佐々原の最初の担当だったという木崎でした。 設定的にはイイ男なのだけど、私もこの手の人はなんかイヤだな。 「土足で踏み込んでくる」って表現を律がしてたけど、本当にその通りな印象を受けたし。 そもそも、木崎は佐々原の大ファン→佐々原が...続きを読む大事にしてるから律が気になる→君の事が知りたいんだ!って事なんだけど、それは「律だから好き」なんじゃなくて「佐々原が大事にしてる人だから好き」じゃないのか!?と思ったわけで。 挙句、「バレたらダメだ」と思った律が良かれと思ってついた嘘が収集つかなくなるし、もう大丈夫この子!?とまたハラハラ…。 でも、律を逃がす気のない佐々原の言動が本当によかった。 このシリーズ、私のツボに入るのでお気に入りになるなぁ。
なかなか一筋縄では行かない
すごいエピソードが出てきます 個人的には好きなタイプの小説ではない とにかく互いに相手を必要としているけど 今まで生きてきた中で大事な人を亡くして来たから 不安なんですよね、きっと
小説家シリーズ3作目。で、完結かな? 溺愛すると誓約するの2話入り。 溺愛するはちょっと嫌味な批評家の電話で、修司の小説がつまらないと言われて律が自分は一緒に居ててもいいのか、と悩む話。 出来上がってるカップルによくある展開?で、好きだからこその自分の存在に悩む話というか…相手が大事だからこそこうい...続きを読むうの悩むのかしら? 修司は律の悩みを小説で賞を取ることで解決?w 律は修司に賞を取れるようになるぐらい、いい影響を与えたということで。 誓約するは、修司が昔お世話になった担当さんが出てきて、その担当さんと修司にナイショで会っちゃったり電話で話しちゃったり、それがちょっと楽しくて、好きなのは修司なのになんで楽しいの?みたいな話? 別に話してて楽しいぐらいいいじゃないか、とか思ったりするんだけど。修司と話してるのが楽しくなくて…とかじゃないし? まあ、でも、最後は担当さんに2人が付き合ってることを言ってラブラブ。
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菱沢九月
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