菱沢九月のレビュー一覧
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ネタバレ塾講師の石田楓は、幼い頃に両親を亡くし、育ててくれた祖父母は他界し、唯一の肉親である妹は外国へ嫁いでしまっていて、広い自宅に一人暮らしをしていた。
そんな楓が唯一楽しみにしているものは、七つ年下の大学生、同じ塾にバイトで入っていて、今はカナダに留学している鴻島涼平からのメール。
カナダから送られてくる写真付きのメールは、楓の心を和ませてくれていた。
そんな涼平が留学してから一年。
予告もなく、涼平が帰って来た。
急に自宅を訪ねてきた涼平に、楓は戸惑いながらも嬉しく思っていた。
けれど、決して自分の気持ちを知られまいと考えている楓は、涼平に自分の気持ちを打ち明けずにいた。
そ -
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Posted by ブクログ
分厚い菱沢さんの年下攻め入りましたー!
綺麗な文章だなあ。引っかかりが少なくて、ずっと読んでてもストレスがない。いいなあ。
トラウマ持ちだけど克服して大人っぽい高校生×だめ大人な人間嫌いで不思議なものが見えちゃうオーラ星人の受けさん かな?
たぶんだいたいあってる。
攻めくんが理想的すぎて本投げそうになった(歓喜の表現)
受けさんは、だめな人なんだけどすごい愛嬌があると思う。素直さがもたらす愛嬌というか。そっと眺めていたい……
ドライのエピソードつらい。トラウマ受けさん大好きです。ああかわいい。
菊池くんの話も読みたいなあ。なんか、嫌いなんだけど完全には嫌えない人だった。ちょっと期待してるよ! -
Posted by ブクログ
「小説家~」シリーズの最終巻。
今回、2人の邪魔をしてくれるのは佐々原の最初の担当だったという木崎でした。
設定的にはイイ男なのだけど、私もこの手の人はなんかイヤだな。
「土足で踏み込んでくる」って表現を律がしてたけど、本当にその通りな印象を受けたし。
そもそも、木崎は佐々原の大ファン→佐々原が大事にしてるから律が気になる→君の事が知りたいんだ!って事なんだけど、それは「律だから好き」なんじゃなくて「佐々原が大事にしてる人だから好き」じゃないのか!?と思ったわけで。
挙句、「バレたらダメだ」と思った律が良かれと思ってついた嘘が収集つかなくなるし、もう大丈夫この子!?とまたハラハラ…。
で -
Posted by ブクログ
1巻すっとばして2巻買ったけど、これ、昔に読んだことあるなぁ…とうっすら思い出した。
高久 尚子さんの絵がピタッとハマって大好きな表紙。
佐々原の口の悪さやら、行儀の悪さが、この絵によって脳内でイメージされると、それだけでカッコヨイ。
どうやら1巻で両想いになって、この2巻はその後のお話なのだけど
律がグダグダ悩むところは共感できたなぁ。
幸せなはずなのに、ちゃんと向き合えていない気がする。
一緒に住んでるのに、離れている気がする。
でも、だからって前に関係のあった相手に関わったらいかんて。
しかも「流されやすいんだった…」とか言うなやー(驚)と、ハラハラしながら読んでしまった。
あ、そ -
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購入済み
かなりシュール
続編ですが、ここもかなりシュールなエピソードが出てきます
個人的には明るく気持ち良く読み進めて行ける小説が好きなんです
でもあまりな過去が出てくるのでそちらが重すぎて
読み手の自分の気持ちが沈む -
購入済み
エピソードがすごい
壮絶な過去をもつ有名小説家×妻子ある恋人夜逃げされた若きコックの話し
互いに一目で惹かれるものがありながら相手を信じきれない
好きになるほど不安になる
好き過ぎて暴走する
個人的には好きなタイプじゃないのでちょっと残念 -
購入済み
なかなか一筋縄では行かない
すごいエピソードが出てきます
個人的には好きなタイプの小説ではない
とにかく互いに相手を必要としているけど
今まで生きてきた中で大事な人を亡くして来たから
不安なんですよね、きっと -
購入済み
こういうのはあんまり
年下の大学生×年上の塾講師
お互い好きだから片思いだと思っていた
高校生のとき先輩と付き合うが好きだからじゃなかった
はじめて自分が好きになった人
はじめてだからこそ不安なんですよね -
購入済み
ストーカーの女まで出てきても
もうちょっとせつなくなる話かと思ってましたけど
はじめて会った時からお互いを好きになってしまった義理の兄弟
二人でいるときしかキスも出来ず誰にも知られないように
気持ちを抑えて来た二人なのになんか軽い乗りに途中からなって
さらにストーカー女に脅されても最後はアドレス交換?
有り得ない -
ネタバレ 購入済み
長かった
なかなか長かった。
家庭環境から、始まりには終わりがあると諦めの様な楓が、恋をしていろいろ思い悩むお話です。
変化を恐れ、閉じた世界で生きて来た楓の葛藤や気持ちの変化がゆっくり描かれています。