あらすじ
大学の後輩・倉島(くらしま)に、突然会社から拉致されてしまったサラリーマンの覚(さとる)。行く先も告げずに会社を欠勤させられ、逃避行のように旅立つけれど、倉島は何も教えてくれない。しかも夜になると、「先輩が好きだった俺はこういう俺じゃない?」と縋るように求めてくる。密かに倉島に想いを寄せていた覚は、心が見えないまま繰り返し抱かれてしまうが…!? アダルト・スリリングLOVE。 ※電子版には、紙版に収録されている挿絵は収録されていません。
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Posted by ブクログ
菱沢さんのお話は、どうしようもない切実さが常にあって、私はそれが大好きです。そうやって縋られちゃうとダメなんだよねーというのも大変に好き。(20051101購入)
Posted by ブクログ
攻め:倉島
受け:森野覚
ある日いきなり大学時代の後輩から拉致されるように旅先に連れてこられた。後輩とは卒業以来の再会で、彼は逃げてる、という。それの道連れに覚を選んだというのを良く分からないまま付いてきてしまった。なぜなら覚は彼のことをずっと好きだったから。
奥深い痛みがあって辛かったな。最後は幸せになったけど。菱沢さんは、過去に痛みを伴う…。
ユギさんの挿し絵が、着ている服のトーン貼りが裁断に沿って貼ってあって嬉しかった。最近は裁断無視してベタ貼りする作家さんばかりなのよね。確かユギさんも今はベタ貼りだった記憶がある。以前は丁寧な仕事してたんだなぁと、ちょっと苦く思っちゃった。
Posted by ブクログ
結構なまわりくどさで、感情移入ができなかった。受けの性格も平凡というかどういったのか良くつかめないしきゅんきゅんする場面がなく、淡々と読み進めてしまった作品だったかと思う。
ぬるま湯っぽい。
何となく釈然としない読後感。大学時代に好きだった後輩・倉島が2年くらい交流もなかったのに突如現れ連れ出される覚。明確な意図の説明なく数日連れ回され体まで繋げても曖昧なまま何考えてるんだー?状態の倉島にイラッ。さらにあることで自分の感情を持て余し豹変して無体な事を覚にしちゃうんですが、、事情があるとはいえねぇ君、それはブブーNGだろって感じですよ。はぐらかすばっかで覚に愛情も感じられなかったし随分とお子様で自己中のマザコン、、あ、個人的に倉島が気に入らなかったっんですね(笑)対峙するべきことから逃げてる理由もねー、何か幼稚な発想だし。幼稚と言えば倉島のお父さんもね、社長ってあり得ない。締めも都合良くまとまっちゃったし、うう〜ん、ないな(笑)「小説家〜」が良かったんで期待しましたが残念な結果でした。