石川宏千花のレビュー一覧
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"二ノ丸くんはときどき、同じ小学五年生とは思えないようなことをいいだすのだけれど、そんなところがまた、今日太にとっては、二ノ丸くんっておもしれーよな!になる。
「いちおうきくけど」
机の上につぎの授業の教科書とノートを出しながら、二ノ丸くんがふたたび、視線を今日太に投げてくる。
「きみは、あのカードをばかばかしいと思ってるってことでいいんだよね?」
「ばかばかしいというか、高すぎじゃん?とは思ってるよ?」
「そ。ならいいんだけど」
それきり二ノ丸くんはもう、今日太のほうを見なくなってしまった。"[p.145]
都市伝説を調査している小学五年生の二ノ丸くんと、そんな二ノ丸く -
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思春期の感じやすさを描きながら、暗くなりすぎないのが、YAとして良い。主人公を否定せず、ありのままを受け入れてくれるまるちゃんって、理想の友達。彼がいなかったらもっと大変なことになってた。
二人とも家庭のどうしようもない事情をかかえながら、大人や社会に怒りを向けないのがちょっと不思議(特に生きる気力失っている主人公より、家族に気にかけられていない、男子のまるちゃんの方が暴れそうなもんだ)。でも、今の子どもって怒るより無気力になるのかも。そういう意味でも中高生向きの本。
大人としては親の苦しみももうちょっと書いて欲しい気がしたが、中高生はそんなこと別に知りたくないから、ちょうどいいのかもしれない -
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遊川迅(ゆかわじん)は小学5年生。
容姿端麗、成績優秀でなんでも完璧な兄,風春は1つ年上の自慢の兄だ。
ある日から、迅の所に次々と妖怪たちがが現れた。〝くしゃみすくい〝〝まつげひろい〝〝夢女子〝〝ヤミヨビ〝。妖怪たちの言う事には、春風は妖怪の大将の息子なのだと。人間の子と取り替えられて、今は遊川家にいるけど、いずれは妖怪の大将になるのだと。(ちなみに取り替えられた人間の赤ちゃんのほうはすぐに死んでしまってもういない)
春風は、妖怪たちの話を聞いたうえで、迅に聞いた。自分は遊川家にいて、迅の兄でいていいかと。もちろん迅の答えは決まってる。
迅の明るさもいいし、兄弟だけでなく、友だち も、この現 -
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小泉今日太には、ちょっと変わった友だちがいる。
二ノ丸瞑(にのまるめい)くん。普通の小5っぽくないのだ。
クラスのみんなからきょんたくんって呼ばれている今日太のことは小泉くん、としか言わないし、
二ノ丸くんのことは、ニックネームや呼び捨てにしたりしない。二ノ丸くんは二ノ丸くんだ。
二ノ丸くんは自分のことは「ぼく」っていうし、人のことを「きみ」っていうし、女子のこと「女性」っていうし、先生や一緒に暮らしているおじいちゃんのことを「あの人」っていう。
きょんたは、そんな二ノ丸くんから目がはなせないけど、二ノ丸くんはちょっと迷惑そうにする。
二ノ丸くんは1人で、都市伝説のような噂を調べている。