岩本薫のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ前回からの続き。
シャムスでお約束の結婚話から始まり、強姦未遂に家族へ紹介と、
まぁ、なんとも、これでもかってほどの王道てんこもり。
てんこもりなのに何故か食あたりせずに読めてしまうのが、
岩本クオリティ……プラス挿絵のなせる業。
女装まで仕込んできたのには正直ひいてしまったんですが……
いや、だって冷静に考えてみて、180超えの男がですよ、
女装ですよ……BLは夢世界とわかってはいても、このシーン
だけはちょっといただけなかったので、★4つ。
兄王子CPに重点置きすぎて、弟王子CPの影とインパクトが
かなり薄いです。
この展開なら、最初から兄王子CPだけの話で上下巻組んだ
方が、よりじっく -
Posted by ブクログ
王族と日本人の恋シリーズ その後
第二王子・ラシードの公私共にパートナーとしてマラークに移り住んで1年の桂一の元へ、第一王子・アシュラフの帰国に合わせ弟・和輝も再訪することになり…。
二組のその後の話。アシュラフとラシードの妹が嫁いだ国へアシュラフと和輝が訪れるところで上巻は終わり。
久々のラシードのやんちゃな嫉妬に比べると兄・アシュラフは情事をラシードから見られても落ち着いた対処で大きさを感じました。これは年の差かな?あとラシードの恋人・桂一が年上というのも自信の無さに繋がるのかな。でもこうやって仲を深めていくわけですね。
蓮川先生の絵に悶えました(笑) -
Posted by ブクログ
ネタバレ前回主役、桂一の弟のお話。
家族を捨ててマラークに旅立ってしまった兄を取り戻すために、単身
マラークに乗り込んだ弟、和輝。
ミイラ取りがミイラになっちゃった典型的なお話でした(笑)
もの凄く侠気のある受です。
お相手は前回脇で出て来た、ラシードの兄のアシュラフ。
ふたりともガタイが良く、なよなよしい男が1人も出てこないので、
始終ニヤニヤしながら読んでました。
個人的に大好きな設定だったので、今回は大当たり。
岩本さんはとても勉強家でいらっしゃるので、アラブの空気というか
雰囲気までをも楽しむことが出来ます。
なんちゃってアラブではなく、ガチで砂漠ツアーをやってしまうところも素敵。
欲 -
Posted by ブクログ
攻め:海棠隆之
受け:ブラッドレイ悠里
祖父が創設した英国の執事学校で学んだ悠里は子供の頃お世話になった九条家の執事になるために18年ぶりに帰国した。しかしそこで仕えることになったのは不遜な態度に傲慢になっていた幼なじみ・海棠で…。
まあ、いわゆる花嫁物ですかね。岩本先生らしい王道というか、安心して先が読めるというか。
花嫁として認めてもらうために、九条の世話を住み込みでしていたのに、認めてもらった途端、いきなり帰る事にするとか、全てを告白したあとにもう悠里を解放するとか、今までの執着はなんだったの位あっさりしてる態度だったに違和感があると言えばあるけど、まあ、岩本先生だから許す(