岸本斉史のレビュー一覧
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総力戦
過去の難敵との、智を結集した総力戦。実力差を能力の組み合わせで埋める。目まぐるしく入れ替わる局地戦のシーンは、映画の見せ方を研究したこの作者の真骨頂。
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人の心
善と悪。陰と陽。人の中にある二律背反がこのマンガのテーマか。人の内面に踏み込み、対立と対話を通じて、真理に迫ろうとする哲学的なマンガだな。陰陽二つ巴が象徴的に使われるが、その巴とは、元々うずまきのこと。主人公の名前、うずまきナルトは冗談みたいなネーミングと思っていたが、そういう隠喩が潜んでいたとは。本当に深いマンガ。
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深淵
この作品はまるで深淵を覗くような感覚を覚えさせる。複雑に絡みあった物語を構築した作者の思考の深さと、創り上げた作品全体を見透す作者の透徹した視線を感じさせる。
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決着
愛が憎しみを生む。憎しみが憎しみを増幅する。それは今世界で起きている紛争の姿そのもの。人が殺し合うことの根源、そしてそれをどう解決するかを、作者はこの作品で愚直に突き詰めようとしている。
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とんでもない
もうここまで来ると、本当にレベルが違う。とんでもない作品。とんでもない作家。マンガと言え、ここまでの創作物を生み出したとは
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深い深い物語
人の情に深く踏み込み、人と人の深い関わり合いを見事に描写している。作者の思索の深さを感じさせる。浅はかな某バトルマンガとは大違い。
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とんでもない闘い
とんでもないレベルのアイデアを出し惜しみせず次々投入して描く兄弟の死闘。肉親の愛情、師弟の情。そういう深い部分もなく、ダラダラ闘いを続けているだけの馬鹿マンガとは大違い。
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謎が謎を呼ぶ
ここまで複雑な物語なのに、ユーモアもきちんと盛り込んで、物語の設計図が下敷きにある。途轍もなく懐が深く、緻密な思考ができる作家。
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相手の深掘り
闇に堕ちたサスケ。堕ちてはいても、無闇な殺生はしない。そこら辺は抑えている。そしてサスケも新たな仲間を増やす。これだけ新しいキャラクターを創造し個性を作り込むことができるのは本当に凄い。