吉住渉のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレママレード・ボーイの続編。主人公は光希と遊の年の離れたきょうだい・立夏と朔。
懐かしい、ママレ!リアルタイムで読んでてコミックになるのを待ってました。
さらに複雑になった家族関係(笑)でも、変わらないママレの雰囲気で楽しく読めました。立夏も朔も可愛いし、めいこの息子・碧も出てきて立夏と朔の同級生だし、彼女らが通う学校に先生として銀太がいるし。そして勿論、光希と遊も登場します!
立夏の初恋の行方とか、朔の恋とか碧と会ってた女の子の正体とか気になることもいっぱ。ちなみに朔がお気に入り。可愛い~♪でも作者は「続編というよりはおまけ」と書いてあったのであまり長い間は続かないのかな?
しかし最近、昔の漫 -
Posted by ブクログ
面白さは普通。
けれど重要なのはこの作品の終わり方にあると思う。
この物語の終わり方はハッピーエンドではない。けれどバッドエンドでもない。
重要なのはハッピーエンドではないという点、つまり、ハッピーエンドじゃない物語も書けるという点。
漫画など物語全般に言えることだが、ハッピーエンド志向の日本の傾向は好きじゃない。
特に少女漫画はその傾向が強い。
ハッピーエンド自体は嫌いじゃない。むしろ好きだ。
だけど、バッドエンドを描くことで反感を買うなら、クリエイターはハッピーエンドしか書かなくなってしまう。
結末がわかっている物語ばかりじゃ、面白くない。
この作品は一冊で完結していることもあり、読者 -
Posted by ブクログ
漫画家の描く、職業漫画家のフィクション恋愛話!それだけで超タイプ。やっぱりね、要所要所に素っぽさって言うのかな、作者の自己投影も伺えてほくそ笑んでしまった。ベタな設定だけどね、それでいいんだよ。この漫画こそが話の途中に出てきたありふれた素材の例えの成功例だと思います。
20代後半の、恋愛なんてご無沙汰な少女漫画家のリアルも如実に描いてくれている一方できちんと王子様も登場するっていうのは非常に気持ちが良い。よっ、少女漫画家!!と叫びたくなる嬉しさ。
こういう少女漫画畑で長年描いてきた作家に関しては、王子様の格好よさとか甘やかしてくれる具合は少女漫画と一緒で良いのかも知れないなとこれを読んで思