橘みれいのレビュー一覧

  • 鏡花あやかし秘帖 完全版 上

    購入済み

    明治ロマン

    作品全体に耽美的なムードが漂っていて、泉鏡花先生がめちゃめちゃカッコいいです。美青年、美少年好きな方は是非。

    1
    2019年11月26日
  • 鏡花あやかし秘帖 完全版 下

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    乱れる花の吐息にも似て
    震える家
    水底の視線
    帝都の銀狼
    通り雨
    妖の色が濃い下巻。
    恋情も家族愛も、愛があるからこそ執着する。
    鏡花や香月をはじめとしてキャラクターたちがとても良い。
    絵の美しさは言わずもがな。
    だからこそ世界観に浸れる幻想怪奇譚。

    0
    2022年08月21日
  • 鏡花あやかし秘帖 完全版 上

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    琥珀の記憶
    まれびとの鱗
    霧の一丁倫敦
    しのだ
    鳥は空に、魚は水に
    仙果亭異聞
    明治末期の帝都・東京。作家の泉鏡花と幻想倶楽部という雑誌の編集者・香月が出会う怪奇。
    幻想的で美しく、どれも想いの強さが現れた話。
    近代化が進む世にあって、どれだけの怪奇が残されているのか。
    鏡花が金沢の出身とのことで、食文化の違いの話が出てくる。
    金沢のたぬきそばは、刻んだ油揚げにあんかけ。
    きつねは刻んだ揚げだけのあっさりしたもの。
    天気雨は狐の嫁入り、天気雪は狸の嫁入りというそうだ。

    0
    2022年08月21日
  • 鏡花あやかし秘帖 月

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    泉鏡花にはまり、普通にはまっていたところにこの原作や漫画を知り、嗚呼なんか良い時代になったなぁ、書店に行ったらまだこんな新刊が買えるんだもんなぁ、とか思っていたのです。
    が、存知あげませんで、悲しかったです。
    こんな素晴らしい原作を作って頂いて、ありがとうございました。

    0
    2016年10月09日
  • 鏡花あやかし秘帖 幽冥の館

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    ネタバレ

    「強き風の吹く地に、屍の山を築け」
    ――「神託」に従って風鳴村を人間地獄にした桂木融
    「あなたは誰も愛さない、愛せないんだ」
    ――十五歳までに女の子として育っていた少年・茜
    「四方の柱に屍四つ 強き風が吹き 良き鉄が 良き鉄が」
    ――左目をたたらの火を受け継ぐ者の証として失い、桂木製鉄と桂木一族の「未来」を一心に築こうとしていた桂木契
    比良坂藍・比良坂翠姉妹
    本書で出てきたキャラはそれぞれの執着を抱い、華やかな火葬で終焉を迎えた。
    シリーズにおいて一番気に入れた一冊かもしれない。

    0
    2011年04月24日
  • 鏡花あやかし秘帖 幽冥の館

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    だんだんこのシリーズ表紙が怪しくなっていってる気がするのは気のせいなのでしょうか・・・・


    待望のシリーズ最新作、おいしくいただきました♪

    鏡花さんがうさぎのステッキを持ってた・・・・・!!かわええ〜

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    2009年10月04日
  • 鏡花あやかし秘帖 完全版 上

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    香月くんと卯辰が可愛い。
    鏡花先生がかなりデキる男ですが、湯島の白梅関連はどう処理するのかな。
    原作が読みたくなりました。
    私の好きな天守物語が出てきてにっこり。

    香月くん言うところの耽美と退廃の違いが良かった。退廃は身体に悪い。

    0
    2025年05月06日
  • 鏡花あやかし秘帖 聖なる代償

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    ネタバレ

    今市子先生が原作でなくて、原作のコミック化だったんですね。
    鏡花の不思議な作品好きなので、どう描かれるのかなぁと思ったのですが、今先生の「百鬼夜行抄」の世界観と似ているのに、今先生の作品の印象より、ちょっとあやかし色は薄く、鏡花先生一人舞台で、ちょっと耽美よりな印象でした。それでも香月君は、鏡花先生が大好きなんだろうな。すのたった豆腐はまずそうだよ、鏡花先生。偏屈な作家先生、しかもまれ人の供物にしちゃったり、どエスっぽい鏡花先生は好きです。原作の二人の関係や雰囲気も知りたいので、原作にもチャレンジしたいです。でも、民俗学のベースがかなりあって、加えてあやかしの世界の理のある、今先生世界観のが好

    0
    2013年11月07日
  • 鏡花あやかし秘帖

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    ネタバレ

    今市子先生が原作でなくて、原作のコミック化だったんですね。
    鏡花の不思議な作品好きなので、どう描かれるのかなぁと思ったのですが、今先生の「百鬼夜行抄」の世界観と似ているのに、今先生の作品の印象より、ちょっとあやかし色は薄く、鏡花先生一人舞台で、ちょっと耽美よりな印象でした。それでも香月君は、鏡花先生が大好きなんだろうな。すのたった豆腐はまずそうだよ、鏡花先生。偏屈な作家先生、しかもまれ人の供物にしちゃったり、どエスっぽい鏡花先生は好きです。原作の二人の関係や雰囲気も知りたいので、原作にもチャレンジしたいです。でも、民俗学のベースがかなりあって、加えてあやかしの世界の理のある、今先生世界観のが好

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    2013年11月07日
  • 鏡花あやかし秘帖 からくり仕掛けの蝶々

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    ライトノベルなのが勿体無い。もう少し詳しくというかディープに一般書籍ぐらいにしてくれるともっと楽しいのにな、なんだか勿体無い。でも、泉鏡花調べたいぐらい楽しかったです。

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    2010年07月16日
  • 鏡花あやかし秘帖 からくり仕掛けの蝶々

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    霊が見えて式神をつかう作家泉鏡花先生が担当編集香月くんのまきこまれる心霊トラブルを解決してくれる話。ラノベだから当たり前だけど妙に軽くまとめているのが残念。もうちょっとおどろおどろしていた方が好みです。

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    2009年10月07日
  • 鏡花あやかし秘帖 からくり仕掛けの蝶々

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     以前別の出版社から刊行されていた「鏡花あやかし秘帖」シリーズの新作が、もえぎ文庫で読めるなんてー!かなり嬉しいぞ。 幽霊、妖怪、魑魅魍魎が入り乱れる摩訶不思議な鏡花の作品世界。その作者は、兎辰という式神を操り、幽霊、妖怪と交感することができる人物だった!このシリーズは、鏡花に心酔する雑誌「幻想倶楽部」の編集者香月真澄を語り手に、帝都東京で囁かれる奇妙な噂や怪談の数々について、香月と鏡花が真相を突き止め、解決する物語なのだ。 イラストが今市子さんなので、まるで今さんの大人気シリーズに登場する蝸牛さんの活躍を見ているかのように思えてしまうのが難点だけど、鏡花の実話エピソードが盛り込まれているので

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    2011年09月07日